国立音楽大学

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【100周年記念事業】滋賀大学とのイベント第1弾「音楽×データサイエンスの創発セッション」を開催しました

国立音楽大学100周年記念事業および滋賀大学との連携協定事業として、6月1日(土)に「音楽×データサイエンスの創発セッション」を本学にて開催しました。このセッションは、音楽とデータサイエンスという異なる分野の融合により、新たな知の領域が広がることを目指して、多様なプログラムが展開されました。

挨拶と第1部

冒頭では、国立音楽大学濵野峻行准教授による司会のもと、同大学の梅本実学長より開会の挨拶が行われ、滋賀大学との連携、音楽データサイエンス・コースの発足や、両大学の取り組みの意義が述べられました。

第1部前半では、国立音楽大学の学びについて説明を行いました。本学コンピュータ音楽専修の取り組みは、30年以上の歴史を持ち、プログラミングや音響の実習、アプリケーション開発など、テクノロジーを音楽へ結びつける学びの場を提供し続けています。

また、音楽データサイエンス・コースについても説明を行いました。本学には、コース選抜試験を経て3年次より履修できる独自のコース制があり、31のコースを設置しています。学生のおおよそ2/3が、いずれかのコースに所属しています。その中の1つである音楽データサイエンス・コースは2023年度に新しく設置しました。同コースでは主に音楽から得られるデータを用いて、演奏科学の視点から専門的な研究を行っています。

2023年の連携協定締結を機に、滋賀大学との連携による音楽データサイエンスの新たな取り組みが開始されました。両大学はそれぞれの専門知識やプログラムを共有し、新たな教育方法や研究の展開に取り組んでいます。

また、両大学の学生による取り組みの成果として、くにおん生と滋賀大生のコラボレーションの場を設け、「バッハとボカロ風音楽のミックスをAIが生成したら?」、「バッハとボーカロイド曲のミックスをAIが生成したら」、「個人のプレイリスト内における状況推薦」、「テーマがあるプレイリストに基づく楽曲推薦」の4つのテーマについて発表されました。
今後も両大学の連携を深め、新たな知見やアイデアを生み出し、社会に貢献する活動を展開していくことが期待されます。

第2部

第2部では、本学から3名、滋賀大から2名の学生によるポスター発表が行われ、活発な意見交換や、質問などが飛び交いました。

第3部

第3部では、基調講演がなされ、演奏科学の研究を行っているヤマハ株式会社の小幡哲史氏や、AI作曲について理化学研究所の浜中雅俊氏、音楽家の立場から見たデータサイエンスについて東京都立大学の安藤大地氏よりお話をいただきました。講演内容は100周年記念サイトにてオンデマンド配信していますので、是非ご覧ください。

最後に滋賀大学の竹村彰通学長による挨拶で締めくくり、閉会となりました。

懇親会

その後の懇親会は7号館の食堂で行われ、各大学の学長がピアノ演奏を披露したり、情報交換をしたりと、皆様思い思いの時間を過ごしました。今後の更なる連携に向け、大盛況な交流会となりました。

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