附属高等学校
教育
自らの意欲にもとづいて個性を伸ばす
1949年(昭和24年)わが国最初の音楽高校として、附属中学校と同時に創立されました。創立当初は、現在の音楽科だけでしたが、1963年(昭和38年)に文教地区指定都市「国立」で唯一の女子のみの普通科が併設されました。高校は、長く国立音楽大学附属音楽高等学校の名称と「音高」の愛称で知られてきましたが、2004年(平成16年)からは現在の校名に変更されました。
普通科
普通科は、2004年度より共学となり、内容を一新しました。1学年は60名で2クラス。少人数制のメリットを活かし、生徒一人ひとりの多種多様な進路希望を最大限に尊重し、国公私立大学などへの進学にも十分に応えることができるように、新たなカリキュラムを構成しました。特に2年次からは、文系・理系に応じてさらに少人数での授業を展開します。また、文系・理系ともに、進路に適した多彩な選択授業を用意。夏期・冬期講習会や随時行われる放課後の臨時補講などと合わせ、きめ細かい指導で学力の向上を目指します。
音楽科
音楽科は、音楽の基礎教育をより若い世代に行い、感覚的、知的、芸術的に音楽を体得させることを目的としており、学校法人国立音楽大学の幼稚園から大学までの一環教育の中で、基礎教育から専門教育への橋渡しの場として重要な位置を占めています。自主性を重んじ、豊かな人間性を持った良識ある社会人、音楽家を育てることを目標として、明るいのびやかな校風のもとで、生徒が自由に呼吸し、自らの学習意欲にもとづいて自然に音楽を身につけて才能が伸ばされていくよう幅広い教育を行っています。専門としている音楽だけに片寄ることなく、高校生として必要な知識や判断力を身につけるよう一般教科と音楽の両面からその基礎を作り上げることを教育方針としています。