附属高等学校
教育
自らの意欲にもとづいて個性を伸ばす
1949年(昭和24年)わが国最初の音楽高校として、附属中学校と同時に創立されました。創立当初は、現在の音楽科だけでしたが、1963年(昭和38年)に文教地区指定都市「国立」で唯一の女子のみの普通科が併設されました。高校は、長く国立音楽大学附属音楽高等学校の名称と「音高」の愛称で知られてきましたが、2004年(平成16年)からは現在の校名に変更されました。
普通科
普通科は、1学年80人程度、3クラス編成です。生徒の進路希望に応じた特別進学コースと総合進学コースの2コース制です。2年次からは文系・理系、それぞれの進路希望に応じた授業を展開し、多彩な選択授業を用意しています。また、2023年度より「KUNIONミライ探究(Kゼミ)」の授業を開始しました。各分野の専門家を招いた授業で、表現力や主体性、思考力などの向上を目指します。一般大学への進学を希望している生徒が大半のため、進路指導にも力を入れています。大学見学、大学の先生方による学部学科ガイダンス・模擬授業、模試、各種入試ガイダンスなどを実施し、生徒の進路実現を力強くサポートします。
音楽科
音楽科は、国立音楽大学の教員からも直接指導を受けられる恵まれた環境で、ハイレベルな音楽教育をおこなっています。
生徒の多様な進路希望とニーズに応えるため、実技レッスンを重視した【演奏・創作コース】と、音楽を軸に幅広く学ぶ【総合音楽コース】の2コース制を取り入れています。習熟度別に基礎から学べるカリキュラムで、生徒はそれぞれのペースで音楽科目を確実に習得できます。専門としている音楽だけに片寄ることなく、高校生として必要な知識や判断力を身につけるよう、一般教科と音楽の両面からその基礎を作り上げることを大切にしています。
国立音楽大学と連携したプログラムが充実しており、高校在学中から大学での個人レッスンや授業を通じて、一貫した音楽教育のもとで成長できます。総合音楽コースの生徒は、一年を通して、国立音楽大学の音楽・幼児教育、音楽療法、音楽情報などの各分野の教員から直接講義を受けています。
音楽科は、世界で活躍できる演奏家を育てるだけでなく、「自分の音楽を奏でる・語れる音楽家」、そして「音楽を軸に社会で活躍できる豊かな人材」の育成をしています。
