音楽研究所
音楽に関わる専門分野を共同研究する機関として1976年に設置され、我が国の音楽文化を牽引する様々な活動を展開し、高度な専門的研究を行っています。
「ベートーヴェン」や「音楽療法」「バッハ演奏研究」などいくつかの部門を設け、特定の領域ごとに学内外の専門家によるプロジェクトを立ち上げて探求しています。2011年度終了のバッハ演奏研究プロジェクトでは、本学が80年前に果敢にも初演に挑戦した「ロ短調ミサ曲」を再演し、2014年度終了のオペラ演奏研究部門では、N.ロータ「フィレンツェの麦わら帽子」全4幕完全上演を行いました。これらの演奏は外部の演奏評において取り上げられるなど、大いなる成果を挙げました。
2015年度より「20世紀前半アメリカ音楽 研究部門(通称 ガーシュイン・プロジェクト)」で活動し、20世紀前半の音楽文化を「現代のはじまり」として尊重し、その実態を把握するために文献・録音・映像等の資料や楽譜の調査を行いました。「アメリカ音楽」を中心に、ガーシュイン、バーンスタイン、ミュージカル、映画音楽等をテーマに研究し、成果発表として公開講座や演奏会も開催しました。