附属中学校
教育
音楽と共に豊かな人間性を育む
全方向的な視野を養うバランス教育
音楽教育の特殊性から、早期基礎教育をめざして、1949年(昭和24年)に創立された男女共学の中学校です。創立当時の正式名称は「国立中学校」ですが、通称は「国立(音楽)中学校」「音中」と呼ばれて親しまれてきました。1975年(昭和50年)に国立音楽大学附属中学校と改称され現在に至っています。
生徒たちは、自らの個性を活かし、自主性をもって、自らの力で考え判断し、正しく行動することを基本としています。そして社会生活の基本的なルールをしっかり守ったうえで、自由に、明るくのびのびした学校生活を送っていきます。
中学校の義務教育課程に則って、すべての教科を学びながら、音楽の基礎を学びます。音楽の早期基礎教育については、義務教育としての教育課程の中に、音楽の基礎教育を配しています。そして、豊かな音楽的環境の中で、楽しく自然に音楽を身につけると同時に、学科とのバランスをとりながら、情操豊かで、円満な人となることを目的しています。
生徒の大部分は、内部推薦によって高等学校音楽科へ入学していくので、厳しい進学競争に巻き込まれることなく、落ち着いて学習することができます。
音楽の勉強では、一般の音楽と共に、将来音楽高校、大学へ進むための基礎的な教育を行っています。また、音楽のいずれの分野にも進むことができるよう、基礎技術の習得のために、各々個別指導を行っています。また生徒のほとんどは将来何らかの形で音楽とかかわる生き方を望んでいます。本校の義務教育と音楽の基礎教育を重視し豊かな人間性を育てる教育方針は、着実にその成果をあげています。