くにたち*Garden
【芸術祭実行委員長インタビュー】
芸術祭2023 Tutti!開幕!
学生主体のイベント「芸術祭」が11/3(金・祝)〜5(日)に本学キャンパスで開催されます。2023年は4年ぶりに模擬店が復活。コロナ禍を経て、新しい形態の模擬店も出店するなど、芸術祭の歴史が紡がれていきます。「お祭りが好きで、人との交流の場を大切にしたい」と話す芸術祭実行委員長の三橋 さくらさん(音楽教育専修 3年)に2023年の聴きどころ、見どころをお聞きしました。
今回のテーマ「Tutti!」に込められた思い
ーーいよいよ芸術祭の開催まで間近となりました。今回のテーマ「Tutti!」について、お話を聞かせていただけますか。
三橋 さくらさん(以下、三橋):“Tutti” はイタリア語で「みんなで一斉に演奏する」という意味があって、コロナ禍を経てようやくみんなで一つの音楽を演奏できる、みんなでやろう、という意味が込められています。「!」は「やっと!」という切実な思いを表現できたらと思い、つけています。
ーー模擬店も4年ぶりに再開しますし、本当にようやく、やっと!というお気持ちはよくわかります。三橋さんご自身はどのようなきっかけで芸術祭実行委員になろうと思われたのでしょうか。
三橋:2021年に入学した当時、新型コロナウイルスの影響でまだリモートでの授業も一部行われていました。大学に行ったらたくさんの人と交流したり、みんなで一緒にアンサンブルをしたり、同じ授業に出てその空気感を味わったり、おしゃべりがしたい…そんな思いを持って青森から上京しました。なかなか思うように学生生活を送れない中、芸術祭実行委員という活動があるよと友人に聞いて「これだ!」と思い参加しました。
ーー大学生活の楽しみの一つは「交流」ですよね。三橋さんの強い思いを感じます。
三橋:私は2022年から実行委員会の活動に参加し、3年ぶりの対面開催を経験しました。演奏企画のゾリステンコンサートの担当として、チラシやパンフレットの作成を行い、心強い先輩、後輩と仲間たちのおかげで楽しく活動することができました。
元々お祭りが大好きで、みんなで一つのものを作り上げていくことが好きなんですよね。入学当時から人とのつながり、交流ができる場所を大切にしたいと思っていたので、実行委員会の活動は理想的なものだと思っています。
ーー自由な雰囲気を大切にする芸術祭は、お祭り好きでさまざまな人と交流したいという三橋さんにピッタリの活動です。実行委員長に就任していかがでしたか。
三橋:いざ委員長として活動するとなると、もうそこからは頭の中が芸術祭一色になりました(笑)お祭りに行っても、お店のテントの張り方、飲食ブースのセッティング、宣伝方法など芸術祭の参考にできそうなものはないか、運営する側の視点で見てしまっていて…。不安もありましたが、アイデアが豊富なメンバー、デザインが得意なメンバーなど、多才な仲間たちの存在が私の心の支えになっています。
4年ぶりの模擬店復活!音楽も食も楽しめる「お祭り」に参加してほしい
ーー三橋さんがこだわった今回の芸術祭の聴きどころ、見どころはどんなところでしょう。
三橋:吹奏楽フェスティバル、ゾリステンコンサートはやはり目玉のイベントです。11/4(土)の吹奏楽フェスティバルは専攻生、専攻外の学生の演奏に加え、OBブラスと言って本学出身の卒業生が演奏に参加します。特にOBブラスは4年ぶりの開催のため、卒業生のみなさまも楽しみにされていると思います。
11/5(日)のゾリステンコンサートでは、学内のオーディションで選ばれた声楽、ピアノ、フルート、ホルンアンサンブルの学生がオーケストラと共演してさまざまな曲を演奏します。どちらも講堂大ホールでの演奏ですので、大迫力の演奏をお聴きいただけると思います。
芸術祭期間中は特設の野外ステージをはじめ、至るところに音楽が溢れています。ミュージカル、ジャズ喫茶、ハンドベルなど音楽大学ならではのあらゆるジャンルの演奏を楽しめます。
また、11/3(金・祝)は「幸運を掴む者は!!〜じゃんけんの頂点は誰の手に〜」という企画も開催します。勝ち抜いた方には豪華賞品をプレゼントするほか、参加賞も用意していますので、当日、じゃんけんの神様が振り向いてくれるのは私かもしれない…!という気持ちで楽しんで参加いただきたいですね(笑)
それから、11/3(金・祝)〜5(日)に「フードバンク立川」とのコラボ企画としてフードドライブという活動も行います。詳細は「フードバンク立川」のWebサイトでご確認いただけますが、もしご家庭で消費しきれない食料品がありましたら、ぜひご協力をお願いしたいです。
ーー多種多様な催しが楽しめますね。4年ぶりに飲食を販売する模擬店も復活します。
三橋:そうなんです!コロナ禍を経て新メニューも増えましたし、あの伝統の味も復活します。飲食だけでなく、輪なげや射的など、まさにお祭りの雰囲気を感じられるお店もあります。ちなみに、「ここは台湾?!」と思うほど台湾尽くしのメニューを提供するお店もあるんですよ。どのお店も魅力的なメニューを用意していますので、お気に入りの一品を探してみてください。
2023年は4年ぶりの模擬店復活ではありますが、講堂を含む大学敷地内での飲酒、酒類の販売やお持ち込みは全面禁止としています。どなたも安全安心にご来場できるよう、ご理解のほどお願いしたいと思います。
ーー音楽も食も楽しく味わっていただきたいですね。改めて今回の芸術祭の参加方法について教えてください。
三橋:今回は事前申し込みは行わず、どなたでも自由にお気軽にお越しいただけるようにしています。ちょうど3連休ですから、どこへ行こうかな…とお考えのみなさまにはぜひ芸術祭へ!と声を大にしてお伝えしたいです。短い時間でも楽しめる催しがたくさんありますので、お気軽に足を運んでいただきたいです。
ーー最後に芸術祭の開催に向けてPRをお願いします。
三橋:11/3(金・祝)〜5(日)に開催する芸術祭、ご来場の方も一緒に楽しめる企画から本格的な演奏会までさまざまな催しを用意しています。地域の方も、遠方からお越しの方も音楽を通して一緒に楽しむきっかけになればいいなと思っています。普段交流の少ない専修の学生同士も、一緒に活動できるのが芸術祭のいいところだと思っていますので、その一体感も感じていただけたら嬉しいです。
企業の方も含めて本当に多くの方にご協力いただいています。その感謝の気持ちも込めて開催したいですね。
ーー三橋さん、本日はありがとうございました。楽しみにしています!
公式Webサイト:国立音楽大学 2023年度芸術祭 専用We bサイト
Instagram:@kuniongeisai
X(旧Twitter):@kunion_geisai
Gmail:geisai.iincho2023@gmail.com
芸術祭期間中、受付にて1部100円でパンフレットを販売します。
開催プログラムが一目で見られますので、ぜひお手に取ってご覧ください。