くにたち*Garden

日本の近現代音楽と本学のあゆみを知る、大学院 テーマ別演習「近現代日本の音楽」がはじまりました
日本が西洋音楽を受け入れて約150年。私たちは当たり前のように西洋音楽を聴き、演奏し、そして西洋音楽を中心に学ぶ現場の最前線に存在しています。
しかし、私たちはこの約150年の日本(人)の音楽、音楽文化について、どれくらいのことを「知っている」と言えるのでしょうか。
本学の創立から間もなく100年。近現代の日本の音楽を知ること、それは実は本学のあゆみを知ることでもあります。
この授業では、近現代の音楽の諸相を俯瞰しつつ、本学がいかにしてこの時代の音楽文化の形成に関わり、時代をリードしてきたか、創作音楽、実用音楽、電子音楽をはじめ、通俗的な音楽、ジャズ、音楽研究、音楽教育までを含み、1年間に渡り理解を深めていきます。
毎回、多様なテーマでそれぞれの専門分野の先生方から授業を受けるオムニバス授業。実演の様子などを含めレポートしていきます。どうぞお楽しみに。
- 第2回:日本歌曲の誕生と変遷ー独自性を追求した作曲家たちの情熱(小泉惠子先生)
- 第3回:日本歌曲を歌うこととは?ー実践を中心に(小泉惠子先生)
- 第4回:洋楽受容期、揺籃期を巡って(花岡千春先生)
- 第5回:洋楽受容揺籃期から発展期(花岡千春先生)
- 第6回:ピアノ音楽の流れと音を読む〜湯浅譲二、武満徹、萊孝之を中心に、演奏を交えて(渋谷淑子先生)
- 第7回:現代音楽部門その1「戦前世代の前衛の系譜」(川島素晴先生)
- 第8回:現代音楽部門その2「実験工房から大阪万博まで」(川島素晴先生)
- 第9回:現代音楽部門その3「1970年代以降の諸傾向」(川島素晴先生)
- 第10回:現代音楽部門その4「続・1970年代以降の諸傾向〜中堅世代-1」(川島素晴先生)
- 第11回:現代音楽部門その5「中堅世代2」(川島素晴先生)
- 第12回:くにたち発の「実用音楽」(1)ー概説と久石譲以前ー(吉成順先生)
- 第13回:くにたち発の「実用音楽」(2)ー久石譲以降ー(吉成順先生)
- 第14回:丸山和範の音楽体験と仕事(丸山和範先生)
- 第15回:日本の電子音楽〜シンセサイザーの広まり(大矢素子先生)
- 第16回:日本のコンピュータ音楽(今井慎太郎先生)
- 第17回:国立音楽大学 シンフォニックウインドの歩み(雲井雅人先生)
- 第18回:国立音楽大学 シンフォニックウインドの歩み(雲井雅人先生)
- 第19回:日本のジャズとくにたち(吉成順先生)
- 第20回:くにたちと「日本人の音楽」研究(1)〜音の科(しぐさ)、むすんでひらいて、歌謡曲、歌唱〜(吉成順先生)
- 第21回:雅楽の姿ー近現代(宮田まゆみ先生)
- 第22回:継承と革新〜近世邦楽の近現代〜(前島美保先生)
- 第23回:くにたちと「日本人の音楽」研究(2)〜日本の楽器とその音楽をめぐる研究(横井雅子先生)
- 第24回:岡本敏明、小山章三の音楽教育論と合唱行脚の展開(1)(津田正之先生)
- 第25回:岡本敏明、小山章三の音楽教育論と合唱行脚の展開(2)(津田正之先生)
- 第26回:日本におけるリトミック教育の普及〜小林宗作を中心に〜(伊藤仁美先生)
- 第27回:日本におけるリトミック教育の普及〜板野平を中心に〜(伊藤仁美先生)