くにおん*Garden
芸術祭2025 「ENJOY MUSIC FESTIVAL!」開幕!
毎年1万人以上が訪れる芸術祭。今年度は11月1日(土)〜3日(月・祝)の3日間、「ENJOY MUSIC FESTIVAL!」というテーマのもとで開催されます。今年の芸術祭は、来年度に国立音楽大学が創立100周年を迎えることから芸術祭歴史展示会を行うなど、これまでの芸術祭をさらに彩る企画も用意しているといいます。その企画運営の中心を担う芸術祭実行委員長・印山智仁さん(演奏・創作学科鍵盤楽器専修(ピアノ)3年生)に、2025年の芸術祭にかける思いをお聞きしました。
「ENJOY MUSIC FESTIVAL!」に込められた思い
ーーいよいよ芸術祭の開催まで1ヶ月を切りました。今回のテーマ「ENJOY MUSIC FESTIVAL!」について、お話を聞かせていただけますか。
印山:今年のテーマは「ENJOY MUSIC FESTIVAL!」です。“音楽を楽しむ”という原点に立ち返り、演奏する人も聴く人も、関わるすべての方が音楽を通して笑顔になれる芸術祭にしたいという思いを込めて決めました。音楽を学ぶ大学として、純粋に音を楽しむ時間を共有することを大切にしたいと思っています。
ーー「音を通じて笑顔を」という想いが詰まったテーマのもとで、準備が進んでいるのですね。今年の芸術祭で大切にしていることを教えてください。
印山:芸術祭を「みんなでつくる場」にすることを大切にしています。当日は合唱やバンド、吹奏楽、ミュージカル、箏、ジャズ、オーケストラまで、音楽大学ならではの幅広いジャンルのステージがあります。それらに加えて、企画展示や模擬店など盛りだくさんの内容です。
演奏や展示を行う学生だけでなく、運営に携わる学生、観に来てくださる方など、「当日集う全員が楽しめる空間をつくること」を目指しています。音楽を通じた交流や、一体感が生まれる瞬間を大切にしたいです。
ーー印山さんご自身はどのようなきっかけで芸術祭実行委員長になろうと思われたのでしょうか。
印山:昨年の芸術祭でも実行委員として携わりました。実行委員の先輩方が本気で頑張る姿を間近で見て、心が動きました。どんなに大変なことがあっても、笑い合いながら乗り越えていくチームワークとその姿勢がとても記憶に残っています。次は私が「この想いを次に繋げたい」と強く思いました。あのとき感じた感動や熱意を、今度は自分が誰かに届ける番だと思い、実行委員長になりました。
実行委員長になってみて、全体に目を配り、まとめながら方向性を決めていくことは簡単ではないことを実感しています。実行委員会には52名が所属しており、7ヶ月の準備期間を経て当日を迎えます。広報、野外ステージ、出版美術などすべて学生が担当しています。今年の出演団体は80団体以上も参加予定で、毎年出演する団体もありますし、今回限りの団体もあります。一大イベントを運営していくことを大変だと思うこともありますが、その過程こそが芸祭づくりの醍醐味でもあると思っています。
100周年を目の前に 先輩から後輩へ繋ぎ、熱量ある空間を届けたい想い
ーーまさにアンサンブルのくにおんらしい、繋がりを大切に活動されているのですね。今回の芸術祭の聴きどころ、見どころはどんなところでしょう。
印山:今年は会場演出や新規企画に力を入れています。芸術祭は1948年から続いている国立音大の歴史ある行事です。その歴史も掘り起こして皆さんに知ってもらいたいとの思いから、芸術祭歴史展示会を行います。また、SNSなどを活用し、より多くの方に情報を届けるとともに、来場者が“体験できる芸祭”を目指して、音楽を肌で感じられる空間づくりを進めています。
なかでも、今回のこだわりは「音楽を楽しむ空気」を会場全体に広げることです。学生それぞれの個性が光るコンサートや、自由な発想で企画された展示・演出など、見どころがたくさんあります。普段の授業では見られない学生の新たな一面を感じていただけると思います。また、音楽演奏だけではなく、数多くの模擬店も出店します。音を楽しんでもらいながら、食も楽しんでいただけたら嬉しいですね。
ーー芸術祭はステージ以外にも模擬店も醍醐味ですよね。音も食もみんなで楽しく味わっていただきたいですね。改めて今回の芸術祭の参加方法について教えてください。
印山:事前申し込みは行いませんので、どなたでも自由にお気軽にお越しいただけます。毎年、地域住民の方をはじめ多くの方々にご来場いただいています。老若男女問わず、ご家族でお越しいただく方が多いのも、芸術祭の特徴のひとつです。過ごしやすい秋晴れのもとで、大勢の方にご来場いただきたいと思っています。
ーー最後に芸術祭の開催に向けてPRをお願いします。
印山:11/1(土)〜3(月・祝)に開催する芸術祭「ENJOY MUSIC FESTIVAL!」は、音楽を愛するすべての人に楽しんでいただけるイベントです。学生たちの情熱と創意工夫が詰まった3日間になります。ぜひ国立音楽大学に足を運んでいただき、音楽の魅力と楽しさを一緒に体感してください。
ーー印山さん、本日はありがとうございました。当日を楽しみにしています!
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