お祝いメッセージ
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- 加藤綾子
- フリーアナウンサー
- 創立100周年、誠におめでとうございます! 自由闊達な校風、温かく個性豊かな先生方に見守られかけがえのない友人達と過ごした4年間は今振り返ってみてもとても楽しく贅沢な時間でした。 素晴らしい環境のもと学べたことに改めて感謝申し上げます。 アナウンサーになってからも「くにおん」で学んだことにとても助けられ私の大きな支えとなっています。 国音出身で本当に良かった! 国立音楽大学の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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- 松井秀太郎
- トランペット奏者・作曲家
- 国立音楽大学創立100周年、心よりお祝い申し上げます。私はオーケストラプレイヤーを目指し音高に入学しましたが、国音でジャズに出会い、虜になり、現在はジャズを軸に置いた活動をしています。この自由な校風の中で学んだことは、音楽家としてはもちろん、人としての核となっています。素晴らしい先生方、仲間たちと出会えたことも大きな財産です。これからも国音卒業生の名に恥じぬよう、精進して参ります。国音の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
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- 兼松衆
- 作・編曲家、ピアニスト
- 創立100周年おめでとうございます。 けっして優秀でも勤勉でもない学生だった私ですが、見捨てることなくご指導くださった先生方、今でも一緒に仕事を出来ている仲間と出会えたことは、感謝に堪えません。 人生は選択の連続、とよく言われますが国立音楽大学を選んだことは私の最良の選択のひとつだったと心から思います。益々のご発展をお祈り申し上げます。
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- 大島ミチル
- 作曲家
- 私にとって国立音楽大学での4年間は、音楽の基礎を築き上げてくれた大切な時間でした。3年間にわたり受けた島岡譲先生の厳しいレッスンでは、前夜に夜中の3時まで課題に取り組むことも少なくありませんでした。しかし、その学びはすべて今の自分の糧となっていると実感しています。大学時代だからこそ得られた日々の学びは、音楽への向き合い方や考え方を育み、音楽的な力を養ううえで何よりも貴重な経験でした。このように素晴らしい時間を過ごすことができた国立音楽大学に深く感謝するとともに、そのさらなる発展を心よりお祈りいたします。
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- 川原大樹
- サウンドデザイナー
- 創立100周年おめでとうございます。 私は1999年に音楽デザイン科という新たな概念を冠する学科に出会いました。様々な着眼点や気づきを言葉と音楽で体現してくれた先生方、個性の違いを認め、寛容に熱量を持って接してくれた友人達、そこはお互いを表現し合える、自分が自分以上になっていく場所でした。 常にビハインドを感じなからも切磋琢磨できた4年間。音楽と作曲に夢中になれたその時間と環境には感謝しかありません。その後は KORGにて電子楽器の開発とサウンドデザインに携わっておりますが、今でも同窓生の活躍を拝見するたび、同じ学び舎だったことを誇らしく思います。 100年という時間に奏でられ育まれてきた音楽に思いを馳せつつ、愛する母校と音楽のさらなる発展を心より楽しみにしております。
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- 中村匡宏
- 作曲家
- 国立音楽大学創立100周年、心からお祝い申し上げます。憧れる先生方から学び、学ぶ喜びを仲間たちと共有、学んだことを現場で実験する。そんな夢のような生活サイクルを送らせていただきました。在学中の経験は、今の自分の音楽活動にも大変いかされております。空のスーツケースを転がしながら図書館へ向かい、パンパンに膨らませてワクワクしながら帰宅する幸せな日々、今でも大切な思い出です。国立音楽大学の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
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- 中村仁美
- 国立音楽大学講師(日本伝統音楽)
- 創立100周年、おめでとうございます。国立音楽大学は西洋音楽を学ぶ大学でありながらも、和室「三弄筵」があり、雅楽の諸楽器や三味線、箏が備え付けられていて、学生たちがじっくり日本音楽を学ぶことができる素晴らしい伝統があります。そこに関わってこられたことに感謝しつつ、これからの益々の発展を心からお祈り申し上げます。
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- かの香織
- 作詞作曲家、シンガー、酒蔵 第12代目当主
- 国立音楽大学 創立100周年、心よりお祝い申し上げます。 自由で個性を尊重する校風、世界に誇れるほどの貴重な資料が揃った図書館、そして音楽を通して人生の奥深さを語りかけてくださった先生方。その全てが、私の音楽観と人間観を形づくる大きな礎となりました。 在学中に味わった、あの胸躍る日々の延長線上に、のだめカンタービレ制作への協力もありました。あのユニークでクリエイティブな世界観は、まさにくにおんでの学生生活から生まれたものです。それほどまでに、キャンパスにはワクワクと発見に満ちた時間が流れていました。 100年という大きな節目を迎えた国立音楽大学が、これからも未来の音楽家やクリエイターたちの心に、自由な精神と豊かな感性の種をまき続けていかれることを、心から願っております。
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- 小曽根真
- ピアニスト・作曲家〔国立音楽大学客員教授(演奏・創作学科)〕
- 国立音楽大学創立100周年、心よりお祝い申し上げます。何故このクラシックの名門校から山下洋輔氏をはじめとする数々の素晴らしいジャズミュージシャン達が生まれたのか不思議でしたが、ジャズ専修の立ち上げから国立の教授陣やスタッフの皆様と共に音楽教育を進めていく中、その謎は解けました。それは音楽の「ジャンル」や「演奏方法」へのこだわりを超えた、「音楽の本質」を何よりも大切にしたいという皆さんの熱い思いでした。クオリティーの高い理解力や演奏能力や知識を学生たちとシェアしながら、「それぞれの若い才能達の表現したい何か」を探すお手伝いをする。それはデジタル化が急速に進み、人間の創造性が問われる今の社会においては極めて大切な事だと僕は確信しています。その土壌のお陰で国立音大独自のカリキュラムを持つジャズ専修が立ち上がりました。これからも個性に溢れる素晴らしいアーティストがこの国立から生まれてくると確信しています。
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- Akko (My Little Lover)
- ボーカリスト・音楽家
- 創立100周年、おめでとうございます! 国立音楽大学を受験する時から大学生活を送った日々まで、 素晴らしい先生方、友人、先輩たちがたくさんいる中で、 多くの刺激をもらいながらも圧倒されることの多い日々で、 何度もめげそうになった記憶がありますが、 その学びがあってこその今の自分、 その経験全てが私の大切な財産となっている、そう実感しています。 心からの感謝の気持ちとともにお祝い申し上げます。
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- 広瀬香美
- 音楽プロデューサー・作詞家・作曲家・編曲家
- 国立音楽大学創立100周年、心よりお慶び申し上げます。 私は作曲学科を卒業した者です。在学中は劣等生で、ギリギリの成績でなんとか単位を修得し、卒業に至りました。ですが、4年間、自由で明るい校風の中で、私の奇想天外な楽曲を温かく見守ってくださったこと、本当に感謝しております。 卒業後も音楽家として活動を続けられているのは、国音で得た学びと、先生方や職員の皆様、そして温かく接してくださった同級生、後輩のおかげです。 これからは、卒業生の一人として、母校の音楽の発展に少しでも貢献できるよう、精進してまいります。素晴らしい先輩方の背中を追いかけながら、音楽の発展のために力を尽くしたいと存じます。 国音のさらなるご発展を心からお祈り申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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- 松本淳一
- 作曲家・編曲家
- 祝・創立100周年でございます!!「くにおん」の4年間は、基礎を集中して学ばせて頂いた貴重な時間でした。恩師である故溝上日出夫先生、小河原美子先生、故三富二葉先生へは未だ御恩を感じてます。三富先生のピアノ奏法への理知的な態度、小河原先生の鋭敏な耳と知性による理論教示、溝上先生の父の如く俯瞰達観した指導姿勢など、自身の楚となり今も脈づいております。また気さくで大らかな校風が大好きです。そんな「くにおん」に2年前久々に訪れ驚嘆・・・あの校舎と設備で学ぶ皆さんが羨ましい!環境、講師陣、益々充実する国立音楽大学の未来が楽しみです。この度は誠におめでとうございます。皆様方の今後のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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- 萊孝之
- 元国立音楽大学教授(音楽文化デザイン学科)
- 国立音楽大学100周年、心よりお祝い申し上げます。1991年、オランダ在住中に日本へ帰国し、吉田泰輔先生、庄野先生、郡司先生、白砂先生方と共に、国立音楽大学音楽デザイン学科の創設に関わらせていただきました。「実時間」音声信号処理技術を中心に、日本で初めて本格的にコンピュータ音楽を学べる大学環境の構築に携わりました。 今日では、国立音楽大学で研鑽を積んだ多くの仲間が、芸術音楽からポピュラー音楽に至る幅広い分野で、作曲家、演奏家、メディア・アーティスト、大学教職員・研究者として、さらには音響、ゲーム、エンターテイメントやICT関連企業など多方面で活躍されています。その姿を拝見し、皆さまが社会に大きく寄与されていることを大変嬉しく思っております。 今後も、国立音楽大学のさらなる発展と、皆さまの一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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- けいちゃん
- フリースタイルピアニスト
- 国立音楽大学 創立100周年、誠におめでとうございます!僕は、くにおんの自由で個性を尊重する校風が大好きでした。在学中には音楽を通して多くの貴重な経験をさせていただき、知識や技術を深めるだけでなく、生涯の仲間とも出会うことができました。この学びや出会いは、今の活動の大きな礎となっています!100年という節目を迎えられたくにおんの、さらなるご発展と音楽文化への貢献を、心よりお祈り申し上げます。
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- 海野和子(karu.)
- ゲーム音楽作曲家
- 国音時代、勉強熱心でもピアノがずば抜けて上手なわけでもない私が何よりも熱中したのがバンド活動。早大フュージョンマニアに所属しジャズ、プログレ等、渋い音楽をコピーし演奏する刺激的な四年間を送りました。 幼い頃から街中やテレビ、ラジオから流れるカジュアルで世俗的な音楽に惹かれる事もあってか、楽譜の存在しない難解な音楽を耳コピでメンバーと合わせライヴを重ねる事に熱中。 そんな国音四年生の時、日本中を騒がしたあるゲームとその音楽に大きく感銘を受け、直感的に「もしかしたら自分にもできるかもしれない!」と初作曲にも関わらず直ぐにデモテープを作り、ゲーム会社に送った事が私の音楽家の始まりでした。音楽という仕事に携わるには様々な入り口と形態がありますが、クラシックが根底にあり、かつ各ジャンルのエッセンスを取り入れ育みながら独自のスタイルを確立していける、そんな宝物のような時間を私に与えてくれたのが、国音で過ごした四年間だったと思います。 100周年おめでとうございます。国立音楽大学が母校であることを誇りに思うと同時に、今後もますますのご発展を祈念いたします。
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- 花柳妙千鶴
- 国立音楽大学大学院講師〔舞台表現技術演習(日本舞踊)〕
- 国立音楽大学100周年おめでとうございます。大学院で舞台表現技術演習(日本舞踊)を担当しております、花柳妙千鶴(はなやぎ たえちづ)です。新国立劇場でのオペラ「鹿鳴館」に所作指導に参加したご縁で、授業を担当する事になりました。歌舞伎舞踊の技術を使って、常に舞台に役立つ授業をしています。プロの音楽家を目指している国立の学生達と、卒業後にオペラの現場で再会する事が、私にとって何にも勝る喜びです。今後も、素晴らしい真の音楽家が輩出される事を願っております。
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- 伊澤一葉
- 鍵盤奏者、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー
- 創立100周年おめでとうございます。作曲を鵜崎庚一先生に指導して頂いていました。作曲は料理を作るのと同じだからと、身構える私をよくいなしてくださいました。言葉と音楽が繋がる、そのような経験を沢山させて頂きました。国立音大に感謝しております。益々のご発展をお祈り申し上げます。
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- 浅田裕
- 国立音楽大学教授(教職科目)
- 100周年おめでとうございます。私は学生時代に本学で学ばせていただき、2025年度に教職課程の教員として戻ってくることができました。久しぶりに味わう国立の雰囲気は、「大らか」という一語に尽きるように感じています。現在、学校教育を取り巻く課題は少なくありませんが、必要な教養や指導技術のみならず、新たな道を切り拓くことのできる対応力を備えた教員が求められています。国立の学生には、それを実現する力があると信じているので、ともに学び、新たな歴史を作っていきましょう。
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- 谷口昭弘
- 音楽学(アメリカ音楽・映画音楽)[国立音楽大学講師【担当】音楽学]
- 創立100周年おめでとうございます。記念の年に微力ながら関わることができ光栄に存じます。これまでも多くの音楽家を輩出されてきたと思いますが、私の専門である音楽学も優れた研究者を送り出してこられたと存じます。また私事で恐縮ですが、大学院が東京学芸大で「くにおん」の音楽専門図書館は身近な存在でした。いまその大学で非常勤講師ながら教員であることが、うれしくて仕方がありません。今後の発展を心から祈念いたします。
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- 井内舞子
- 作曲家、編曲家
- 創立100周年、誠におめでとうございます。周りは音楽を志す人ばかり。一流の先生方から学び、歌声が響くアプローチ、廊下のアンサンブル、楽譜と専門書にあふれた図書館、ピアノ練習室…魅力あふれる環境を、当たり前のように与えていただいたことに感謝しております。人生のなかのほんの4年間ですが、国音での経験は、音楽を仕事にする現在の自分の大きな土台となっています。庄野進先生、莱孝之先生、個性的すぎる先輩方、後輩のみんな、オリヴィエ・メシアン、現代美術、バンド、Max/MSP(最後まで使いこなせなかった!)、重たいフロアスピーカー、渦巻くケーブル!!!!国音で出会ったすべてが、今も大切な宝物です。百年の歩みに敬意を表し、音楽界へのさらなる貢献と発展を、心より楽しみにしております。
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- 酒井美恵子
- 元国立音楽大学教授(教職科目)
- 100周年おめでとうございます。20年間「学校の先生になりたい」という学部生や教員を目指す卒業生の皆さんのサポートに重点を置いてきました。「くにたち卒の教員が増えることは社会貢献!」という気持ちからでした。学校で活躍する卒業生に出会うことが多く、嬉しく思っています。
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- 米倉孝
- 国立音楽大学ニュータイドジャズオーケストラ初代代表、サックス奏者、元山陽学園短期大学教授(子ども育成学科)
- 国立音楽大学ニュータイドジャズオーケストラ初代メンバーを代表し申し上げます。1980年学園祭での呼びかけをきっかけに、1981 年、“ニュータイド”の名でスタートし、44年間、 現在も多くの仲間に支えられながら引き継がれています。命名は米倉孝、近藤和明、澤田秀浩。当時、学生課の支援により練習室は 3 号館 114 教室。毎週 2 回、放課後に練習を重ね、音楽を通じ互いに切磋琢磨し、自由な学生生活を送らさせていただきました。在学中、「クニタチ魂」という言葉が心に浮かびました。ニュータイドバンドメンバーや国音の同志は今でもこの言葉の響きが心の奥底で鳴り続けていると強く感じています。創立100周年、心よりおめでとうございます。
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- 津田正之
- 国立音楽大学教授(音楽教育学)
- 創立100周年、心からお祝い申し上げます。くにたちとの出会いは、今から三十数年前の大学院生時代、毎週のように図書館に通った日々にさかのぼります。音楽教育分野の豊かな資料が所蔵されており、研究することの楽しさを教えてくれました。本学には、2018年に赴任し、音楽教育学の科目を担当しています。くにたちには、豊かな向学心をもった学生・院生がたくさんいます。多くの優れた研究者・実践者を育ててきた歴史があります。次の100年に向けて、微力ながら、私自身が学び続けるとともに、優れた人材の育成に努めていきたいと思います。
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- 水落裕幸
- ピアノ調律師(国立音楽大学講師【担当】調律実習)
- 祝・国立音楽大学創立100周年!無数の功績を心よりお祝い申し上げます!!日々「くにおん」出身者関係者皆様の多岐に渡るご活躍に遭遇します。「くにおん新世紀」も原点や積み重ねて来られた100年を礎に一歩二歩三歩、一層二層三層と益々力強く世界に飛躍・貢献する人材育成・輩出されますことを心より祈念しております!!!Congratulations on the Many Achievements!By the Centennial Kunitachi College of Music!!Celebrating a Century of Excellence!!!
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- 八重田美衣
- 音楽療法士、臨床心理士(国立音楽大学講師 【担当】音楽療法)
- 国立音楽大学創立100周年おめでとうございます。1983年3月に竣工されたばかりの講堂にて、翌月の4月に入学式が執り行われ、美しいカリヨンの響きに包まれながら私の国立音大生活が始まりました。在学中には人生を決定づけるたくさんの出会いがありました。親元を離れての生活の中、カルチャーショックで深い悲しみと葛藤に直面し、先生方や友人に支えられて乗り越えたことも今となれば宝物です。私にとって国立音楽大学は『人間に本来備わっている創造性』を自律的に縦横無尽に探求させてくれた場で、その4年間がなかったら今の私は存在していないと言い切れます。2000年より26年間音楽療法専修にて教鞭をとらせていただいております。我が母校に感謝を込め、後進の育成に微力ながらも尽力し続ける所存です。国立音楽大学の益々の御発展を心より祈念いたします。
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- RINA
- ジャズピアニスト
- 創立100周年おめでとうございます!国立音楽大学で過ごした日々は、音楽に夢中になりながら人としても成長できた宝物のような時間でした。今の私を育ててくれた先生方、友人、後輩をはじめ、関わってくださった全ての皆さまに心から感謝しています。学生のみなさんが今という時間を大切にしつつ、さまざまなことに前向きに挑戦できる日々でありますように。これからの更なる発展を願っております。
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- 久保田早紀
- 国立音楽大学講師(ピアノ)
- 国立音楽大学100周年、おめでとうございます!私は中学から附属校でお世話になり、学生時代は自由な校風と自主性を尊重する「くにおん」で、のびのびと学びながら充実した青春時代を過ごすことができました。素敵な先生方に恵まれて、中学・高校・大学とこの素晴らしい環境で音楽を学べたことは私にとってかけがえのない時間です。これからは講師として多くの学生たちと関わりながら、指導を通して「くにおん」の伝統を受け継ぎ、少しでも恩返しができたら嬉しく思います。国立音楽大学の更なる発展を心よりお祈り申し上げます。
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- 三宅博子
- 国立音楽大学准教授(音楽療法)
- 創立100周年、おめでとうございます。キャンパスを歩きながらこれまでの100年に思いを馳せると、多くの方々によって紡がれてきた音の重なりが、今も静かに響いているように感じられます。これからの100年、社会にどのような響きを創り出していけるのか。私自身もその一端を担えるよう、挑戦を続けていきたいと思います。
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- 山田剛史
- 国立音楽大学講師(ピアノ)
- 創立100周年、心よりお慶び申し上げます。長い歴史と伝統の上にこの国立音楽大学があることを、何気ないふとした瞬間に感じます。音楽というものは、先人からの積み重ねの歴史が全て、と感じます。太古の昔からの変わらない人間の営み、そこに、その時々の人間の感覚、ひらめきが託され、共有されます。この大学の大好きなところは多様性です。2011年に着任当時、バッハに詳しい先生が何人もいらっしゃること、それと同時に現代音楽のスペシャリストも何人もいらっしゃり、ひいてはピアノデュオ、アンサンブル、アウトリーチ…など、ピアノ科だけでもあらゆる専門分野の先生方がいらっしゃることに衝撃を受けました。これだけの懐の深さから、きっと学生の自由な想像力も生まれてくるのだと思います。どの学生も、私の想像を超えた世界で羽ばたいています。今後も微力ながらそのお手伝いができればと思っております。
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- 小山和
- 国立音楽大学講師(作曲・音楽理論)
- 創立100周年、誠におめでとうございます。私は附属小学校から大学まで国立音楽大学で学び、2021年より非常勤講師としてご縁がありました事を嬉しく思います。自由でありながらもしっかりと自立を促し、素晴らしい講師の方に恵まれ、幅広く学んでいける環境に身を置くことができた事は、私にとって宝物といっても過言ではございません。今後とも多くの可能性に溢れる未来の音楽家たちが巣立ち、世界へ羽ばたいていくことを、かげながら応援しております。国立音楽大学のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
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- 田中理恵子
- 女子美術大学准教授(芸術人類学)[国立音楽大学講師【担当】人間と文化]
- 宝物の楽器を抱える親友、イイ声で呼びかけてくれる同級生、音に溢れるキャンパス⸺くにおん時代、沢山の音と友人に囲まれていました。音楽への夢、練習中の葛藤、音楽文化の渇望⸺同時に、音楽と向き合う様々な声もありました。これらは時間を超えて、今でもわたしの中に響いています。そんなとき思い出すのは、校庭の芝生に寝っころがって、大地とカラダと音楽が繋がっていたような感覚です。原点とも言えるくにおんでの経験。そのおかげで今も音と人に生かされています。創立100周年、変化しつづける母校の姿に思いを馳せながら。
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- 平子ひさえ
- パーカッショニスト(国立音楽大学講師【担当】打楽器)
- 創立100周年を心よりお祝い申し上げます。私が大学に入学したのは1986年。日本がまさにバブル絶頂期の華やかな時代に、活気溢れる学生時代を過ごしました。しかし卒業後にはバブルが崩壊し、それからの世の中は目まぐるしい変化を遂げながら不穏な時代へ突入し、今も尚その一途を辿っています。大学の中も様々な変化はあるものの、今も変わらぬ緑豊かな環境と自由な学風に安堵を覚える今日この頃。季節の移り変わりを彩り豊かに伝えてくれる木々たちを写真に収めながら、未知なる可能性を秘めた学生たちと音楽を通じてのびのび過ごせる時間と環境に感謝。国立音楽大学の益々の発展をお祈り申し上げます。
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- 国府弘子
- ジャズピアニスト、作曲家、編曲家
- 祝100年! 「ジャズ」や「バンド」の活動が長くなるほどに、国音でのクラシック修養への感謝は深まるばかりです。故三冨二葉教授から教わったピアノの技、歌わせ方、そして想いを伝える表現力はもはやジャンルを超え音楽を超え、最終的には「人間力」にもつながるように思います(修行は一生)。卒業して40年以上、今も国音時代の仲間たちとは親しくつながっていますし、私のジャンルの仕事現場でも同窓が多いのが国音のうれしい多様性。 「ジャズピアノ6連弾」という酔狂な企画に参加した数年間は、6人のうち4人が国音の先輩同輩で、嬉しく誇らしかったものです(山下洋輔、故佐山雅弘、小原孝、自分、敬称略)。穐吉敏子氏や故前田憲男氏、佐藤允彦氏、塩谷哲氏ともご一緒したピアノ天国の日々。今これを書きながら「そうだ、近い将来また(佐山先輩の想いを継いで)この企画をやらなくちゃ」と思う次第。編曲作業はフルオケ並の大仕事ですが、苦労を楽しむのも「くにおん精神」。2027年は私自身もデビュー40周年となります。ジャンルを飛び越え、音楽で自分も聴き手も幸せにしていく所存です。
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- 村松崇継
- 作曲家
- 国立音楽大学創立100周年を心よりお祝い申し上げます。 大学では、西洋音楽から民族音楽まで、本当に幅広く多くのことを学ぶことができました。 そしてそこで出逢うことが出来た、かけがえのない仲間達。今の自分の音楽活動でも、この大学4年間の経験が大変生きており、本当に感謝しております。 これからの国立音楽大学の更なる発展を心から願っております。
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- 高尾郁江
- 国立音楽大学講師(ピアノ)
- 創立100周年、誠におめでとうございます。私は音小より大学院まで国立音楽大学にお世話になりました。様々な自然体験、クニタチの伝統である合唱教育、お世話になった先生方や専攻の枠を超えた友人との出会い、音楽大学でしか味わえない様々な経験は、どれもかけがえのない財産です。100年という歴史の重みを感じながら、講師として母校に少しでも恩返しができたらと思っております。
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- 神谷百子
- マリンバ奏者(国立音楽大学講師 【担当】打楽器)
- 創立100周年おめでとうございます。国立音大に行くたび、メタセコイアの大樹を見上げては、そこから放たれるエネルギーを感じております。大きな木が歴史の中でその枝を広げ続けているように、「くにおん」もここからまた次の100年にも一層その幹の太さを増し、そこから育つ多くの若い芽が沢山の音を世界に届けてくれることと楽しみでなりません。大学のこれからのますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
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- 三村奈々恵
- マリンバ・ヴィブラフォン奏者、指導者
- 国立音楽大学創立100周年を心よりお祝い申し上げます。私は高校から大学までの7年間くにたちに通わせて頂き、西洋クラシックの基礎から近現代、また民族音楽などの多様な音楽に触れる機会を得ることができました。特に、音楽デザイン(コンピューター音楽)や作曲科の方々とのコラボレーションは、今となっても非常に貴重な体験として、その後の私の活動に大きな影響を与えてくれています。いま私は母国日本の音楽大学で次世代を指導・教育する立場になりましたが、私自身学生だった頃と現代では時代が大きく異なります。価値観や生き方、様々なテクノロジーや通信インフラ、世界情勢が刻々と変容し続けるなか、ヒトの本質はいつの時代も変わっておらず、日々社会(ヒト)と音楽の関係についても考えさせられます。次世代を担う若者の皆さんには、音楽を通して多角的に学び、気付き、感じ、その後の人生を豊かに生きて欲しいなと願っています。
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- 竹山悠紀子
- 元国立音楽大学助教授(ピアノ)
- 国立音楽大学の創立100周年、誠におめでとうございます。思い起こせば・・・バイエルからお世話になっていた尾高節子教授のお勧めもあって音中から私の国立生活は始まりました。中・高・大・専を経て教員となり4年間ドイツ留学を除き日に半世紀を国立のお世話になりました。教員としては37年を過ごしたと思います。国内外から届く年賀状で懐かしい生徒さんの活躍を知り、音楽を共有した大切な日々を思い、私でもお役に立てたことを心から感謝いたしております。国立音大の益々のご発展を心よりお祈りいたします。
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- 山脇一宏
- 元国立音楽大学講師(ピアノ)
- 国立音楽大学創立100周年 おめでとうございます。国立音楽大学・同大学院において私は音楽の奥深さと楽しさ、そして厳しい一面を勉強させていだたきました。私は、「くにおん」の仲間が背中を押してくれたおかげで今まで音楽の世界で活動を続けてこられたと思います。教員として大学に奉職した後も、諸先生方の暖かいご指導とご鞭撻によって大学教員としての自覚・あるべき姿を模索できたと思います。「くにおん」のみんなとの交流は私の一番大切な財産です。私も「くにおん」の一員として母校の為にできる事はお手伝いさせていただくつもりです。母校の更なる発展をお祈りしています。
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- 土屋圭子
- 元国立音楽大学講師(ピアノ)
- 創立100周年を心よりお慶び申し上げます。私は附属中学校から大学院まで学び、卒業後は教員として勤めました。春は桜が咲き秋は銀杏が金色に輝く、緑溢れるキャンパスで恩師のウラジーミル・竹の内先生をはじめ素晴らしい先生方にご教授頂き音楽に囲まれた幸せな時間を過ごしました。中学入学時の学長は有馬大五郎先生でした。有馬先生のご方針で制服は無く、皆自由な服装で通学しました。音楽を志すにあたり、自分で考えること、そして個性を大切にする為と中学校で聞いていました。これからも自由の精神は国立にずっと受け継がれていくことでしょう。国立の益々の発展をお祈り申し上げます。
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- 前田健治
- 国立音楽大学講師(ピアノ)
- 国立音楽大学創立100周年、心よりお祝い申し上げます。講師としてご縁をいただいてから、早いもので10年以上が経ちました。素晴らしい先生方とともに、多様な背景を持つ学生たちと向き合う中で、私自身も多くのことを学び、日々大きな力をもらっています。これからもくにおんの歩んできた歴史のバトンを、愛を持って未来へと繋いでいきたいと思います。国立音楽大学のさらなる進化発展、 輝かしい未来を祈念いたします。
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- 川﨑瑞穂
- 民族音楽学(国立音楽大学講師 【担当】音楽学)
- 100周年おめでとうございます。私は国立音楽大学の附属小学校から中学校、高校、学部、修士、博士後期課程まで、人生の半分以上の時間を「くにおん」で過ごしてきました。現在は大学において「音楽文化論」を担当しています。「回顧すれば、私の生涯は極めて簡単なものであった。その前半は黒板を前にして坐した、その後半は黒板を後にして立った。黒板に向って一回転をなしたといえば、それで私の伝記は尽きるのである」という哲学者・西田幾多郎の言葉が(畏れ多くも)思い出されます。これからの「くにおん」に少しでも貢献できるよう、精一杯努めたいと思います。
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- 大橋エリ
- グラスハープ奏者、日本グラスハープ協会会長
- 入学時、四方八方どこを見ても個性的な先生同窓生に圧倒されながら朝8時から夜8時までめいっぱい濃い時間を過ごさせて頂きました。あちこちでご活躍のくにおん皆様に卒業後も常に同じ源流を感じ刺激をいただき続けています。100周年おめでとうございます!100周年ありがとうございます!瑞々しい学生みなさんが宝の時間を紡ぎ、どんな未来をかたちづくるのか?!泉であり続けるくにおんの歴史をこれからも愛でながら共に生きて参ります。
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- 五十嵐稔
- 国立音楽大学附属中学校・高等学校 副校長(国立音楽大学講師 【担当】ピアノ)
- 国立音楽大学創立100周年、誠におめでとうございます。教職員ならびに卒業生として誇りに思います。本学は、社会に貢献する人材を数多く輩出してまいりました。それは「自由・自主・自律」を教育理念とした活動の賜物であると信じております。自身を律しつつ芸術を志すものとして自由に物事を考え、様々なものを生み出す力を養ってきたからこそ、現在も必要とされる大学であり続けています。今後、50年、100年と繁栄することを心から願っております。
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- 中西聡
- 国立音楽大学准教授 (ミュージカル・演劇)
- 創立100周年、誠におめでとうございます。100年前と言えば、まさに時代が大正から昭和へ変わろうとする節目でした。東京で初のラジオ放送が行われた頃でもありました。それから元号は平成を経て令和となりました。ラジオからテレビへ、今やSNSへとメディアの変遷も目まぐるしいです。されど普遍の真理は必ずあります。いかに時代が変わろうとも国立音楽大学の建学の精神は変わらないと信じております。この精神のバトンを次の時代へきちんと渡せるよう私も微力ながら精進して参ります。これからのさらなる100年を楽しみにしております。
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- 横山克
- 作曲家、編曲家
- 多くの学びを得た大学時代。その経験は、長くこの仕事をし続けるにあたって大切な基礎となっています。 100周年、おめでとうございます。
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- ヒダノ修一
- 太鼓奏者、イベントプロデューサー(国立音楽大学講師 【担当】表現教育)
- 創立100周年!!誠におめでとうございます。太鼓奏者として35年。共演してきた諸先輩方には国音卒も多く(久石譲様、武部聡志様、梅津和時様、佐山雅弘様ほか)、各界の巨匠が学んだ国立音楽大学の凄さは間接的に体験しておりました。ご縁があり国音で教鞭を取るようになり日は浅いですが、生き生きとした学生達の笑顔と躍動感溢れる教育、校門を入ると出迎えてくれる四季折々の豊かな景観は本当に素晴らしいです。最高です!
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- 与儀巧
- 国立音楽大学講師(声楽)
- 母校の100周年を心からお祝い申し上げます。卒業から23年が経ち、2015年から非常勤講師として関わることができたことを誇りに思っています。この10年間、学生たちの成長を見守り、知識や友情、貴重な経験を得られたことに感謝しています。母校での学びや校風は、私の心の中に息づいており、これからもその精神を大切に邁進していきたいと思います。100年の歴史の中で多くの素晴らしい卒業生を輩出してきた母校のさらなる繁栄を祈念いたします。おめでとうございます。
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- 小原孝
- 作曲家、編曲家、ピアニスト
- 音中入学から大学院までお世話になった「くにたち」 でも決して真面目で優秀な学生だったわけではなく、特に大学時代は学費を稼ぐためにアルバイト三昧。 出席カードを内緒で出してくれた友人たちと奨学金に救われましたが、大学院修了時まで6年分の奨学金をお返しするところから僕の演奏活動はスタートしました。 不器用な自分を本当に辛抱強く支えて下さった、菅野洋子・古代公子・小林道夫先生。 リサイタルの伴奏者に抜擢して下さった伊藤京子・阿部富美子・長井則文ほか多くの声楽の先生方。 小山章三先生のお陰で図書館の倉庫から発見された浜辺の歌変奏曲を初演。 人と音楽の繋がりに恵まれ、全ての経験が宝物です。 今は「くにたち」で得たことをより高めて伝えたい、そんな気持ちでピアノに向かっています。 100周年おめでとうございます、そして、沢山のありがとうを音楽でお贈り致します。
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- 武部聡志
- 作曲家・編曲家、音楽プロデューサー
- 創立100周年、おめでとうございます。 中学高校時代、ろくに勉強もせずアマチュアバンドに精を出し、なんとか音大に潜り込んだ僕にとって、学内で響き渡る楽器の音、玉川上水までの通学路、1年生の時に合唱で参加した年末の「第九」、全てが新しい景色を見せてくれた「くにおん」。 いつの日か本格的に音楽家として活動したいと考えていた僕にとって、「国立音楽大学卒業」というのは大切な肩書だったような気がする。 この度100周年を記念し、お祝いするコンサートを僕が演出することになった。参加して頂く卒業生ならびに在校生、ご覧頂く全てのお客様と共に、国立音大の次の100年へ想いを馳せて、楽しく賑やかなLIVEをお届けしたいと考えています。
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- 鷲見音右衛門文広
- 作曲家、ジュニア ミュージック・アトリエ講師
- 国立音楽大学創立100周年、誠におめでとうございます。自由と感性を大切にする校風の下、在学中は大切な恩師、偉大なる諸先輩方、そして才能溢れる友人との縁や出会いの下、多くの事を学びました。この貴重で大切な時間は、卒業後の自身の創作活動や演奏活動に多大な影響を及ぼしている事は間違いありません。現在では自ら得る事の出来た素晴らしき校風の一端を伝えるべく、付属校での若き才能の育成にも取り組みながら、自らの創作活動にも尽力しております。 これからも素晴らしい音楽家が輩出されます事を心よりお祈り申し上げます。
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- 日向萌
- 作曲家、編曲家
- 国立音楽大学 創立100周年、心よりお祝い申し上げます。 学生時代、音楽とじっくり向き合える豊かな環境のなかで、たくさんの学びや出会いをいただきました。卒業してから十数年が経った今も、あのときの経験は今の自分を支える大切な力となっており、感謝の気持ちでいっぱいです。 これからも、音楽を志す人にとって、あたたかく背中を押してくれるような場所でありますように。 心からの感謝とともに、ますますのご発展をお祈りいたします。
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- Alda Nannini
- 国立音楽大学名誉教授(イタリア語、ラテン語)
- 100周年おめでとうございます。私は33年間、イタリア語教員として勤めさせていただきました。その間、多くの思い出がございますが、なかでも私にとって特に深い意味を持つのは、学生たちの純粋な心です。イタリア語やラテン語の歌詞を一所懸命に理解しようとし、質問する学生の正直な気持ちは忘れられません。思いを表現したいとき、イタリア人は何を見て、何を感じ、どのようにその思いに歌という形を与えるのか。そこに魅了され、それを発見したときの喜びを表す学生たちの表情が、私にとって一番嬉しい思い出です。言葉の選び方や修辞法を理解し、翻訳を超えてメッセージが伝わることで、少しでも私の知るイタリアに近づくことができたようでした。国立音楽大学から、これからもますます素晴らしいアーティストが生まれますよう、お祈りしております!
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- 三木香代
- 国立音楽大学特任教授(ピアノ)
- 国立音楽大学が創立100周年を迎えられるにあたり、心よりお祝い申し上げます。自由、自主、自律の精神と、広々としたすばらしい環境のもと、それぞれの理想の音楽を求めて伸び伸びと学ぶ学生たちと永年関われたことは、私にとって大きな喜びであり、感謝の念に堪えません。この大学はこれからも、アカデミックな気風と何かやってくれそうなワクワクする魅力を両立させながら、どのような状況であろうと、ますます発展していくに違いないと確信しております。くにおんの未来にエールを送ります!
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- 渡辺俊哉
- 国立音楽大学准教授(作曲・音楽理論)
- 100周年おめでとうございます!無事100周年を迎えられたのも、これまで関わって頂いた教職員、そしてこの大学で学んだ多くの卒業生のおかげです。これまでの様々な方たちの想いを胸に抱きながら、次の100年に受け渡していきます!
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- 新谷祥子
- 打楽器奏者、マリンバ ソングライター(国立音楽大学講師【担当】打楽器)
- 100周年の記念すべき日まで、母校で打楽器授業、指導に関わることができましたこと、喜びと感謝ばかりです。かけがえのない場、年月、音楽、人、つながり、ありがとうございました。学びの礎、土壌作りの場として、さらなる発展を祈念いたします。
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- 吉田哲
- 作曲家、編曲家、音楽プロデューサー
- くにおん100周年、おめでとう!1970年、別科(調律)修了。くにおん時代からのジャズ・ピアニストとして歌い手のお手伝いをする中、自身がメジャーデビューする事に。音楽家の仲間達の要望を聞き当時、都内では珍しかった音楽スタジオを建てたところ、立て続けに映画・CMの制作依頼が舞い込む事に....そんな勢いのある時代でした。独立後もあらゆる現場で音楽を仕事とする中、様々な経験や出会い、試行錯誤を繰り返し、今も多くの仲間達と活動を続けてます。こうなったら死ぬ直前まで続けようと想う。いつも音楽と一緒に居たいから….その気持ちはくにおん在学中に育まれ、今も変わらないのです。
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- 篠原英和
- ヴァイオリン(国立音楽大学講師 【担当】オーケストラ・スタディ)
- わたくしが在学していた頃は、今やすっかり綺麗な新1号館の建っている所は庭で、池がありました。先輩から落とされた事もあるし、先生を落とした事もありました。オーケストラの本番やリハ終えた先輩が自由に出入り出来、奏法等教えて下さったものでした。今も自由さは息づいていますが、1番大切なモノを感じる学生の育つ大学であって欲しいと思います。
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- 山田寛(福原寛)
- 福原流笛方(国立音楽大学講師 【担当】日本伝統音楽)
- 国立音楽大学100周年おめでとうございます。 国立音楽大学は早くから日本伝統音楽の数々を取り上げてまいりました。そのため卒業生にも伝統芸能の世界に身を置く方が沢山いらっしゃいます。誇るべきことと存じます。 益々の繁栄発展をお祈り致します。
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- 雲井雅人
- 国立音楽大学特任教授(サクソフォーン)、理事
- 我が在職中に本学の創立100周年という節目を迎えられることは、誠に幸せなことです。50年前、音楽的素養が未熟だった私を、この大学に受け入れていただいたことに対し、今なお深い感謝の念を抱いています。また、当時気まぐれでムラのあった学生の私を、根気強くご指導くださった先生方にも御礼申し上げます。卒業後は教員として至らぬ私を、長年にわたり鍛えてくださったことにも、衷心より感謝申し上げます。この学び舎は、私にとって永遠の心の拠り所なのです。
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- 石上朋美
- オペラ歌手(国立音楽大学講師 【担当】声楽)
- 創立100周年おめでとうございます。100年、物凄い年月だと思います。そしてその間に素晴らしい方々を輩出されている国立音楽大学、そこで今自分が教鞭を取らせていただいているなんて、なんと光栄なことでしょう。柔らかくのびのびとした生徒たちに触れて、これまでの実績をさらに実感しております。さらに国立音楽大学の発展と次の150周年、200周年と続いていくように、微力ながら精一杯務めたいと思います。
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- 寺﨑秀臣
- ミュージカル演出(国立音楽大学講師 【担当】ミュージカル)
- この度は、創立100周年、誠におめでとうございます。長きにわたり、芸術・エンターテインメント界に優れた人材を輩出されてきた貴学のご功績に、深く敬意を表します。今後とも、音楽・芸術教育の中核を担う存在として、さらなるご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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- 堤博明
- 作曲家、編曲家、ギタリスト
- 創立100周年、誠におめでとうございます。この学校に入学したからこそ出会えた人たちや学べたことがたくさんありました。その全てに支えられて今の自分の音楽活動や生活そのものが成り立っていると、時間が経てば経つほど痛感しております。国立音楽大学の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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- 油井誠志
- 音楽・音プロデューサー[国立音楽大学講師【担当】音楽の仕事(音楽産業論)]
- 国音は、音楽プロデューサーとして、そして教育者としての自分の原点を育んでくれた場所。かけがえのない出会いは、学生時代だけでなく、今も日々続いています。母校の100周年に、心からの敬意と感謝を。これからも音楽の自由さと可能性を信じて、誰もが羽ばたける場であり続けてほしいと願っています♪ おめでとうございます!!
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- 笹井邦彦
- 東京家政大学教授、東京家政大学大学院児童学児童教育学専攻主任
- 創立100周年、心よりお喜び申し上げます。私は、昭和50年に教育音楽学科第II類、恩師板野平先生が立ち上げられた、当時としては画期的な音楽教育として注目されていたリトミック科に入学しました。もう50年も経っておりますが今でも鮮明に当時のことを覚えております。多くの学友と名門国立の校風に本当に幸せな学生時代を過ごしたことは印象的です。個人の思考をとても大切にされた大学でした。青春の大切なページです。今現在は国立音大のリトミック科で学んだ基礎をもとに、保育者養成、即興演奏、編曲、作曲の教鞭をとっております。我が母校の益々の発展を願っております。
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- 橋口佳奈
- 作曲家、編曲家
- 創立100周年、誠におめでとうございます。個性豊かな友人たちとの出会いにも恵まれ、先生方はいつも温かく見守り、時に励まし、時に導いてくださいました。私が過ごした4年間は、今の私の礎となり、その学びが活きていることを日々実感しています。これからも、ますますのご発展をお祈りしております。
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- 山本智子
- 国立音楽大学准教授(教職科目)
- 国立音楽大学創立100周年を心よりお祝い申し上げます。音楽と教育の理論、技術とその応用の指導および研究を目的とします本学では、良識ある教育家の養成にも貢献して参りました。学校等を訪問しますと、様々な地域において卒業生の先生方からお声を掛けていただくことが少なくありません。教育における課題には、社会状況やこどもの変化等を背景として、一層複雑・多様化する傾向がみられます。本学のこれからの100年への歩みにあたり、先人の先生方のご尽力をふまえながら、音楽科をはじめとする教科等の指導力の他、教育に対する使命感や教育的愛情、コミュニケーションや対人関係能力、さらに生涯にわたって学び続ける教員の養成等を目標として、学生や先生方、ご関係の皆様とともに今後も取り組んで参りたいと存じます。
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- 生島繁
- 元国立音楽大学准教授(クラリネット)
- 創立100年、御目出度う御座います。母校ですが、大学2年でフランス留学したので2年間しかいませんでした。フランスの音楽院卒業後、すぐにフランスのオーケストラに入ったので、26年間フランスで音楽活動をしていました。国音から呼ばれたのをきっかけに帰国し、その後21年間を国音で教えました。 日本で生徒を教えるにつれ、西洋と東洋との音楽的なギャップを常に感じていました。国民性や言語や環境が関係しますが、若い頃からの早期ソルフェージュ教育と、音楽を自分で作る創造性を養う事が大事だと思います。真面目な部分だけでなく、遊ぶ要素、感情的な要素、即興的な要素。あと自分の意見を言う、これも表現する事ですから。以上が僕が教えていて感じた事です、さらなる発展を期待しています。
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- 内山澄孝
- 元国立音楽大学教授(教職科目)
- 『国立音楽大学での 15 年』創立100周年、誠におめでとうございます。貴大学の今後の益々のご発展をお祈り致します。故今成睦夫先生と故繁下和雄先生の推薦により、私は1995年4月からの本学勤務でした。大変に幸せな15年間でした。藤沢章彦先生達と一緒に音楽科教育法などの教職科目を担当しました。学校教育専修のクラスを創設したり、週1回の教採受験対策の学習会を開催して、とても楽しい時間でした。今、その卒業生達が全国の教育現場で活躍している様子を見聞きすることが何よりの喜びです。
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- 吉田翠
- 元国立音楽大学附属中学校・音楽高等学校教諭(ピアノ)
- 創立100周年おめでとうございます。2026年、私も100歳を迎えます。在学時代の思い出を少し書かせていただきます。国立の富士見通り沿いにあった校舎は、林に囲まれていました。国立駅には1台の人力車が止まっており、先生方を乗せて校舎まで行ったり来たりしていたのを覚えています。台湾、韓国からの留学生も何人かいて、韓国の男子学生が林の中で歌っていた美声に聴きほれました。第2次世界対戦中には学徒動員。疎開をしていた学生、故郷に帰っていた学生以外で東京に残っていた学生達は、立川の工場へ行きました。その後、国立の校舎内の教室に工場ができ、そこで雲母をより分ける作業をしました。そんな中でもレッスンは続いていました。厳しくも楽しい学校生活でした。
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- 大石正治
- 元国立音楽大学助教授(声楽)
- 私、大石正治は佐賀県出身で、如何しても国立音楽大学声楽科へ入学したい!! 憧れの大学で授業が始まると、希望や探求心、思考力もない自惚れで、ただ表面的な考えだと厳しく反省させられました。それ故「田舎育ちの私は、粘り強い探求心を持ち、研鑚力を磨いて成長したい」現実を冷静に判断し、生活費や学費の一部を、私自身が出来るだけ働き「夢を叶える努力と覚悟」を堅く決意し、父の友人で、社長を勤める精密電気製作会社で勤務し、その後大学、大学院では、憧れの教授に素晴らしい御指導を賜り、充実した学業が出来、又・日々の声楽の練習に困っていますと、下宿先のお嬢様の練習ピアノの指導係りを賜り、空き時間は私の練習時間として頂き、感謝・感激で充実し田舎者の私には、夢の様な時間でした。 今日、私が在るのは国立音楽大学の素晴らしい先生方と学友の御陰と感謝しています。
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- 三浦徹
- 招聘教授(ユーフォニアム・吹奏楽)
- 創立100周年のお祝いを申し上げます。良き学長・同僚に恵まれ国際交流や吹奏楽ワークショップなど本学の活性化に尽力しました。2011年ブラスオルケスターと参加したシカゴ・ミッドウェストの演奏会やイーストマン音楽学校での交流演奏は学生たちに大きな意識改革を与えました。また、2008年に始まった「吹奏楽ワークショップ」は、中高生を教員と学生が共に指導する良き“学び”を実践しました。成長した卒業生の活躍を見るのは大きな喜びです。
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- 分山貴美子
- くちぶえ奏者
- 創立100周年、おめでとうございます!私は大学3年で口笛を楽器にできないかと志し、2007年アメリカの口笛世界大会で成人女性の部で日本人初総合優勝を掴んだことを機に、口笛音楽の確立を目指して活動中。口笛ならではの遊び心は忘れずに。今では、日本で口笛世界大会が行われており、審査や育成にも力を注いでいます。これからも、くにおんのほんわかした自由な校風が、色んな人を輩出していくことを願っています。ぴゅ〜♪
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- 蔭山真美子
- 元国立音楽大学教授(音楽療法)
- 創立100 周年を迎えられますことに心よりお祝いを申し上げます。キャンパスを彩る桜の春、黄金に輝く銀杏の秋、シンボルツリーのヤマボウシ・・・四季折々の校内の美しい風景とともにたくさんの素敵な想い出がよみがえります。「くにおん」の自由であたたかな校風の中で育ち巣立っていかれた卒業生の皆さんの活躍ぶりは嬉しい限りです。音楽と共に次なるステージヘ、あらたな一歩を踏み出される国立音大の益々のご発展を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。
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- 北爪道夫
- 元国立音楽大学教授(作曲)
- 創立100年!誠におめでとうございます。私がお世話になったのは・・楽器学資料館脇に竹が生息し、その筍を慈しむうち、美しい中庭が次第に消え、東日本大震災の年に新1号館が竣工した・・そんな時期でした。6年間でしたが充実した時間と貴重な友達を多く得たことを、心から感謝しています。地球環境も社会状況も劣化の中で新世紀を迎える『くにたち』が、文化を支えその意識向上と発展にますます貢献できるようお祈りしています!
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- 中島洋一
- 元国立音楽大学助教授(音楽理論)
- 昭和35年に入学した中島 洋一という者です。1941年11月19日生まれですから、2026年11月19日に満85歳を迎えます。本学定年退職後も他大学で勤務しておりましたが、現在は日本音楽舞踏会議(CMDJ)という音楽文化団体で、コンサートの企画、機関誌の編集、そして音楽創作活動を行っております。以下のサイトを開設しており、そこで私の現在の活動をかなり詳しく紹介しておりますので、PCやスマホをお持ちの方は、気が向いた時に訪れてください。 夢音見太郎の庵:https://www.yumeoto-yn.com/なお、“夢音見太郎”のキーワードで検索すると、私が運営しているサイトのどこかに、辿り着きます。
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- 山本幸正
- 元国立音楽大学教授(音楽教育学)
- 100周年おめでとうございます。90周年を挟んだ10年間、勤務させていただきました。音楽教育専修1年の授業では、日本の逆音楽教育史年表を配布、国立音楽大学の歴史とともに音楽教育の出来事とそれが継続することの重みについて講義しました。また、武蔵村山市との連携事業や福島県への合唱行脚などにも関わらせていただきました。今も学校教員をしながら合唱活動、研究活動を続ける卒業生を大切にし、応援しています。
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- 下地啓二
- 元国立音楽大学教授(サクソフォーン)
- 60年前、中学校の音楽室の壁にバッハやベートーヴェンの肖像画と並んで、国立音楽大学ブラスオルケスターの写真が掲げられていました。 今でも演奏できているのは、それがきっかけなのです! 「くにたち」では立派な先生方に恵まれて、音楽する喜びを仲間と共に味わうことができました。 もう創立100周年になるんですね。素晴らしいです! これからも「くにたち」が美しい音楽のパラダイスであってほしいと心から願っています。
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- 森みゆき
- 歌手、タレント、NHK「おかあさんといっしょ」第15代うたのおねえさん
- 国立音楽大学、創立100周年おめでとうございます。私は1980年声楽科に入学、当時はキャンパス内に6人部屋の第一上水寮があり3ヶ月間過ごしました。大学4年在学中からNHK「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さんとして活躍できたのも、国音で学んだドイツリート等で豊かな表現力を身につけられたおかげと感謝しています。今後も優秀な音楽家が沢山巣立っていかれることで誇り高い国音が輝き続けることを祈念申し上げます。
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- 岩崎由紀子
- 元国立音楽大学教授(声楽)
- 創立100周年おめでとうございます。私は創立メンバーの一人、 武岡鶴代先生から最後の学生として薫陶を受けました。 レッスンは大変厳しいものでしたが、 音楽の基礎や技術だけでなく、 人としても成長させていただけたと感謝しています。 母校での40年余りの教員生活や演奏活動を振り返っても、 大学での様々な人との関わりは私の生涯の宝物となっています。 人生の土台となる学びの場として、 今後の更なる国立音大のご発展をお祈り申し上げます。
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- 駒沢とみ子
- 元国立音楽大学教授(ピアノ)
- 私の「音楽人生ゲーム」を広げてみる。ピアノの傍らに小学3年生の私。スタート!恩師や友と出会いながら、緑のキャンバスを通って、ピアノと私は進んでいく。18才、国音入学。思いがけぬ幸運や喜びもあった。多くの岐路で迷い、危険な崖に立ったことも。ふと気付くと、いつも顔の見えない「クニタチくん」が行く手を示し、肩を押してくれていた。ありがとう!クニタチくん。100才になっても私達を見守ってほしい。
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- ノーベルト・ゲルチュ
- G. ヘンレ出版 代表取締役
- 創立100周年を、心よりお祝い申し上げます。こうしてお祝いのご挨拶を差し上げることができるのは、とても光栄なことです。貴学は唯一無二の素晴らしい教育機関です。多くの偉大な芸術家を輩出し、彼らは最高水準の音楽作りによって世界中の人に喜びを与えています。G. ヘンレ社は数十年にわたりベートーヴェンの初版楽譜の重要なコレクションを学術的に研究し、その恩恵を受けています。現在私たちが貴学の皆さまと個人的にお付き合いさせて頂いていることや、アプリ「ヘンレライブラリ」を通してご縁があることを嬉しく思います。次の100年に向け、貴学の益々のご発展をお祈りいたします。Es ist mir eine große Ehre, dem wunderbaren, einzigartigen Kunitachi College of Music zu seinem 100jährigen Bestehen zu gratulieren! Das College hat außerordentliche Künstler hervorgebracht, die in der ganzen Welt Menschen mit ihrem Musizieren auf höchstem Niveau erfreuen.Der G. Henle Verlag profitiert seit Jahrzehnten in seiner wissenschaftlichen Arbeit von der bedeutenden Sammlung der Erstausgaben Beethovens und wir freuen uns, dass wir auch heute durch persönliche Kontakte und unsere Henle Library App eng mit dem College verbunden sind.Wir wünschen erfolgreiche weitere 100 Jahre!
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- 藤沢章彦
- 元国立音楽大学教授(音楽教育)
- 100周年おめでとうございます。私は教員を17年間していました。今より学生が多かったころで教室いっぱいの学生を相手の授業、試験の採点、成績、教育実習の学校訪問もあったり、先生になった卒業生が訪ねてきたりと、大変でしたが楽しい思い出ばかりです。その後同調会の役員になって、今も大学に関わらせていただき、大学の変化も身近に感じています。これからの「新世紀」に向けて、学生と卒業生が一体となって手を携えていきたいと思います。
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- 永井宏
- 元国立音楽大学教授(合唱、指揮、ピアノ)
- くにたちと関わりのあった全ての方々とともに、創立100周年を寿ぎ、更なる発展を祈ります。今後も、時勢流行に翻弄されずに、自由な校風が保たれますように。音楽を、一生学び続けるための素地が育つ学校でありますように。卒業生すべてが、音楽とともにある豊かな人生を歩めますように。
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- 高橋秀美
- 元国立音楽大学教授(教職科目)
- 本学創立100周年誠におめでとうございます。私は平成21年度から5年間、教職科目を担当しました。歴史と伝統ある本学に勤務できたこと、資質・能力豊かで前途有為な学生諸君と出会えたことは、今も私の誇りです。また、本学所縁の方々のご活躍の報に接することは喜びであり、闘病中の私にとっては元気の源です。本学教職員・卒業生の皆様の一層のご活躍と、本学の更なるご発展を心から祈念致します。
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- 田中延男
- 元国立音楽大学教授(教職科目)
- 創立百周年、誠におめでとうございます。 音楽と教育を愛する数多くの教職員の方々と、音楽に関わる果てしない夢を情熱的に追い求める学生の皆様に心から敬意を表します。 私は、かつて教職に関わる科目を担当させていただきお世話になりましたが、当時の皆様との温かいふれ合いは、今も私の人生を豊かに支え続けてくれております。改めて国立音大のすばらしさを感じているところです。 一層の御発展を心からお祈り申し上げます。
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- 一ノ瀬俊和
- 元国立音楽大学教授(伊語)
- 『国立音楽大学創立100周年、まことにおめでとうございます』私がイタリア語教員として働き始めたのは1996年で、ちょうど創立70周年の年でした。それから20数年間、豊かな自然環境のキャンパスで、のびのびした学生たちと過ごした思い出は忘れられません。彼らはオペラの本場イタリアの言語だけではなく、その文化や生活にも大変興味を持ち、眼を輝かせて熱心に学んでくれました。Grazie mille!100年の節目を越え、この先もクニオンがますます発展されることを心より祈っています。
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- 武藤伸二
- 元国立音楽大学教授(ヴァイオリン)
- 間もなく本学は創立百周年を迎えます。この間、私も国立で学び、時を経て指導の任に当らせて頂きました。学生時の学長は有馬大五郎先生でしたが、私が入団したN響でも牽引するのは有馬先生でした。先生は本学学生に「常識人たれ」と云われたが、N響楽員には「職人たれ」と仰有った。教育の場とプロ技能集団の違いを示されたが、本学もN響も今にそれを引き継ぎ、共に100年の歴史を刻むに至るのは大変喜ばしい限りです。
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- 柳川守
- 名誉教授(ピアノ)
- 国立音楽大学、創立百周年おめでとうございます。自然に恵まれた立地、のびやかな生長をうながす国立の校風は、音楽家にとってなにより得がたい宝です。定年まで勤めさせていただいた一教員として、開校に携わられた方々の深いご配慮を想わずにはいられません。四季折々の花咲く校庭の、心なごむ豊かさ……。ひろって持ち帰りました椿の種から育った木が、今年も庭で花をつけております。 音楽を愛する、健やかで有能な人々を育て送り出す母校として、国立音大のこれからのさらなるご発展を心からお祈り申しあげます。
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- 山田麗
- ソプラノ歌手、山田姉妹(双子ソプラノデュオ)
- 創立100周年、おめでとうございます。在学中、校庭で得意なカラスの鳴き真似をしていたら、声楽の先生に「君、それ半音あげてごらん。」とアドバイスをいただき、劇的に響きが変わったことを印象深く覚えています。個性を大切に伸ばしてくださる中で、音楽の確かな基盤を作ってくださったことは歌手活動の中で大きな支えになっています。これからの100年も、多くの方に愛され続ける大学であり続けますようお祈りしています。
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- 大原崇子
- 元国立音楽大学教授(ピアノ)
- 創立100周年おめでとうございます心よりお祝い申し上げます以前90周年の折に100周年のお話を伺いましたがそれが目の前になり時の経過に驚きます私は附属中学からでその頃は国立町で桐朋の仮校舎だった所で中学、高校まで過ごしました。大学は現音中、音高の場所でしたが専攻科が最後の年に玉川上水に移りましたので時代の変遷を見て参りましたから100周年は感無量です人生の半世紀以上を母校国立で歩み得た多くの経験や沢山の学生達との繋がりは国立あっての私の大切な財産となり幸せに思っております益々厳しい時代になると思いますが110周年を目指してのご発展をお祈り申し上げます
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- 秋川雅史
- テノール歌手
- 国立音楽大学、創立100周年。誠におめでとうございます。愛媛県西条市に生まれ育った私が初めて国立音楽大学に足を踏み入れたのは、高校3年生のときに参加した講習会でした。経由のため降り立った立川駅は私には大都会に感じましたが、上京してから多くの時間をこの立川で過ごし、私にとっては第二の故郷ともいえる場所になりました。今でも時々顔を出す校内にはたくさんの思い出と、次代を担う希望に溢れた学生たちの姿があります。国立音楽大学の益々のご発展と、クラシック音楽の永続的な繁栄を心から願っています。
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- 岡本知高
- ソプラニスタ
- 一人一人が自由に学び奏で輝くことが自然で、互いに高め合えた最高の仲間たち、私たち“うた科”が爆笑するとベルカントが響き渡りそれはそれは賑やかでした。 憧れの存在は先生方、四季の豊かさはキャンパスの大きな樹々が教えてくれました。 充実した図書館、名物おばちゃんのいる学食、思い出せば涙が溢れます。 心を育ててくださった愛する母校の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 この度は国立音楽大学創立100周年、誠におめでとうございます。
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- 菅家美保子
- 元国立音楽大学教授(声楽)
- 『国立音楽大学百周年によせて』国立音楽大学創立百周年おめでとうございます。私は昭和三十二年桜の下、入学致しました。有馬大五郎学長をはじめ多くの素晴らしい先生方又心から御尊敬申し上げる先生方に感謝にたえません。私達は国立の校舎で学び、あのまるい屋根のホールをいろいろな意味で思い出されます。内をくぐり今日も音楽を学べる喜びと先生方お友達にお逢い出来ることに心からわくわくした毎日を思い出されます。今思い出しましても本当にもったいないすばらしい学びをいただきました。今校舎が立川に移り広々としたすてきな校舎と、なによりもすばらしい音楽の流れるホールは私たちの誇りです。思いおこしても涙がながれます。これからもその思い出にささえられながら毎日を過ごしていきたいと思います。音楽をお与えくださいました諸先生方、国立音楽大学に心から感謝いたします。いつまでも輝かしい音楽を放つ大学でありますように祈っています。心からの感謝をもって学生の皆様へ一言。音楽の楽しさ幸せを多くの人々にそして自分自身のために頑張ってください。
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- ながたまや
- NHK「おかあさんといっしょ」第22代 歌のお姉さん
- 100周年おめでとうございます。国立音楽大学での4年間は本当に色々な経験ができました。コロナ禍と重なり大学に行きたくても行けない日々が続いたり、思うように歌えず落ち込むこともありましたが、叶えたい夢があったから、応援して下さった先生方や友人、家族がいたから、何より歴史ある素晴らしい環境があったから乗り越えられたと思います。 学生の皆さんの夢や目標に一歩でも近づく日々が刻まれるよう、心より応援しております。
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- 花田ゆういちろう
- NHK「おかあさんといっしょ」第12代 歌のお兄さん
- まもなく100周年おめでとうございます。おかあさんといっしょの60周年、文学座の80周年を目の当たりにしてきましたが100周年の歴史の重みにひれ伏す思いです。僕は国音のカラーが好きです。広く開かれ、多くをおおらかに受け入れているイメージです。その空気は国音で出会った人々にも流れており、今も僕の心に息づいています。これからも卒業生として恥ずかしくない、そして少しでも国立音楽大学に恩返しが出来るような生き方を心がけていきたいです。
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- 江﨑公子
- 元国立音楽大学准教授(音楽教育学)
- 『音を人の技で纏める』KUNSTのドイツ古語はkönnenである。そんな人の技と音楽の結実を2つあげる。昭和38年、日本返還前の沖縄への行脚合唱では、ピアノをリアカーで運び、世界と沖縄と日本の民謡を共に歌い涙した記憶がある。そこには生きてゆく共感があった。そして、NHK交響楽団「第九」演奏への参加である。少しの背伸びと頑張り、そして達成感が清々しかった。まさに音楽教育学科の礎・岡本敏明の「どじょっこから『第九』まで」である。
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- ハラミちゃん
- ポップスピアニスト
- 創立100周年おめでとうございます。在学中はクラシック音楽だけではなく心理学や教育、法律なども勉強させて頂きました。現在は学んだ知識を基にポップス音楽をピアノで演奏する仕事に日々精進しております。私が貴重な体験をさせて頂いたように、学生の皆様がより多くの知識や経験を得て将来へ踏み出せる、そのような大学であり続けることを願っております。国立音楽大学の発展をお祈り申し上げお祝いの言葉とさせて頂きます。
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- 草野明子
- 元国立音楽大学教授(ピアノ)
- 『国立音楽大学100周年によせて』大学よりお知らせ頂き2026年が100年という年を迎え、日本における音楽教育に多大なるご尽力を注がれた皆様に敬意を払いたいと思います。私自身国立音楽大学で教師として過ごした日々はかけがえのない時間でした。学生たちの進化を見守り、調子の良い時、うまくいかない時は話し合い卒試は皆力を出し切ってくれた事、私にとっては良い経験でした。今は卒業生がお弟子さんをつれて、地方からもきてくれます。レッスンもしっかりやっているようで、毎回楽しみにしています。私の母は国音のピアノ科を卒業しました。その友人たちが「人生で一番楽しい日々だった」といつも言っていました。国立音楽大学の繁栄をお祈り致します。
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- 拝田正機
- 元国立音楽大学准教授(ピアノ)
- わが母校が創立100周年の節目を迎えられるとの報、心よりお祝いを申し上げます。遅いスタートではありましたが、中学からピアノを始めて附属高校に入学いたしました。その後大学に奉職し、国立音楽大学との長い歴史を今日に繋いでおります。立派な先生方に多くの教えを受けたことが今でも懐かしく思い出されます。81歳の現在もピアノを弾ける日々に喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。新しく完成した校舎、多彩な学部に学ぶ学生たちの益々のご発展を陰ながら応援しております。
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- 山本英助
- 元特任教授(トランペット)
- 創立100周年おめでとうございます。くにたちで私が学んでいたのは50年ほど前のことになります。玉川上水に校舎ができたばかりのその頃、学校の周辺はほとんど草原や湿地でしたので、朝から晩まで学内の庭でカエルや虫たちと一緒に楽器の音を出していました。有馬大五郎学長が庭で練習する私達をいつも笑顔で励ましてくださったことを今でも覚えています。国立音楽大学の次の100年も、学生たちが個性と才能を伸ばすことのできる魅力ある学校になり、さらなる飛躍と発展を遂げることを心より願っています。
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- 挾間美帆
- ジャズ作曲家
- 創立100年を心よりお祝い申し上げます。中学校から大学まで通ったくにたちの、自由な校風と多くの選択肢に恵まれ贅沢すぎるほど気ままに過ごさせていただいた学生生活のおかげで、今の自分があると思っています。これからも若者たちの大きな可能性を育み見守り続ける「くにたち」でいてください。
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- 石田純雄
- 元国立音楽大学助教授(音楽理論)
- 音楽及び人間の命をあずかる医学の世界は明治以来もっぱら西欧の方に目を向けて来ました。私の育った昭和の時代に比べ現在は情報機関等の発達が著しくなっています。それにもかかわらず音楽の美及び私たちの存在の根拠はこの世界を超越した世界にあるということを意識しつつ活動を続けていくことが何よりも大切なことと思います。創立100周年を迎へる国立音楽大学のさらなる発展を祈りつつ、私のメッセージとさせていただきます。
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- 福士則夫
- 元国立音楽大学教授(作曲)
- 創立100周年を迎えられるとのこと、心からお祝い申し上げます。卒業された作曲領域の皆さんがコンサート情報のみならず、さまざまなメディアを通して活躍されているニュースを拝見することが多くなっています。2000年から10年共に過ごした時間は今となっては短く感じますが、国立音楽大学の伝統を常にステップアップしながら新しい世界を創造する熱量は今も変わることなく発揮されている結果と思います。さらなる前進を期待しています。
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- 中館栄子
- 元国立音楽大学准教授(リトミック)
- 国立音楽大学創立100周年、おめでとうございます。私は学生と教員の期間を合わせますと、50年近くこの国立でお世話になりました。教育科の1コースとして新設されたⅡ類(リトミック)に入学し、音楽愛溢れる先生方の授業に釘付けでした。その後教員として研究の機会を頂き、音楽表現の基礎となるプラスティックアニメ(身体による音楽表現)やヒストリカルダンス等で、学生達と躍動的で自由な学び合いをした日々が懐かしいです。
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- 渋谷淑子
- 元特任教授(ピアノ)
- 創立100周年、誠におめでとうございます。自由闊達な校風の中、様々な分野で活躍する人材を輩出された100年の歩みを改めて感じております。国立音楽大学附属中学から大学院まで一貫した教育を受け、大学の音楽教育に教員として携わり、母校の豊かな音楽文化のもとで半世紀に亘り多くの方と過ごせたことを感謝いたします。今後の「くにおん新世紀」に期待し、音楽文化の継承、発展に寄与していかれますことを心よりお祈り申し上げます。
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- 石田泰尚
- ヴァイオリニスト、神奈川フィルハーモニー管弦楽団 首席ソロ・コンサートマスター、京都市交響楽団 特別客演コンサートマスター
- 創立100周年おめでとうございます。今でも強く思うのは、お客様が自分の演奏を聴いて喜んでくださることがとにかく一番大事です。そのために様々な活動をしているし、一瞬たりとも気を抜くことはありません。在学中先生方が親身に、しかし厳しく接してくださったおかげで、一つ一つの音を丁寧にお客様に届ける大切さを学びました。自分の個性を伸ばすのに最適な環境だった校風をこれからも繋いでいってほしいと思います。
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- 種谷典子
- ソプラノ歌手
- 国立音楽大学創立100周年、誠におめでとうございます。私は2013年に大学院を修了し、2019年に第2回くにたち賞奨励賞を受賞いたしましたが、お世話になりました先生方、同調会の皆様をはじめ多くの方に卒業後もあたたかく応援いただき本当に嬉しく思っております。基礎を丁寧に積み重ねた国音での確かな学びの日々が、歌手として活動をする上で大きな支えとなっています。今後、益々の発展を心より御祈り申し上げます。
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- 梅津和時
- サックス、クラリネット奏者
- 国立音楽大学は、何よりも自由であることが一番の校風であったと思います。伝統はもちろん大事、でもそれを壊し新しい音楽を創ることも大事。卒業して50年が経ちますが、今でもその気持ちは忘れていません。
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- H ZETT M
- ピアニスト/エンターテイナー/音楽家
- 創立100周年おめでとうございます。落ち着いた環境の元で4年間学びの多い日々を過ごしました。その経験は今も活きています。今後ともさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。
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- 菩提行
- 劇団四季 俳優
- 国立音楽大学創立100周年、おめでとうございます。短くも濃い国立音楽大学での4年間は今でも鮮明に思い出されます。右も左もわからないまま音楽の世界に飛び込みましたが、大学で様々な音楽や言語に触れ、私の意志を何よりも尊重し導いてくださいました先生たちやたくさんの仲間に出会えたことは、私の大切な宝物です。
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- 島村幸大
- 劇団四季 俳優
- 国音での大学生活は私の土台を作る大切な4年間でした。学生と同じ目線になって話してくださった先生方。全国から集まり切磋琢磨し夢を語れる学友たち。国音ならではの時間の流れが心を落ち着かせ、自分なりの学びの場をいただきました。時代と共に変化し、学生と向き合える国音だからこそ、この大きな節目を迎えることができたと確信しております。これからもこの学舎で多くの学生を送り出していただけることを願っております。
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- 冨田実里
- 新国立劇場バレエ団指揮者
- 国立音楽大学創立100周年、おめでとうございます!「多様性を認め合う」「個性を尊重する」といったことを最近耳にすることが多くなりましたが、国音の空気の中には、それらは昔からずっと存在する、唯一無二の魅力のひとつだ思います。これからの100年は益々厳しく険しい時代になるでしょうが、こんな世の中だからこそ、国音の根っこの部分がこれからも確かに受け継がれていき、より豊かな社会づくりに繋がっていきますよう、心よりお祈り申し上げます。
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- 大津直規
- 元国立音楽大学専任教員
- 創立100周年おめでとうございます。有馬大五郎先生、中谷孝男先生、郡司すみ先生、ありがとうございます。「くにたち」だからできた先生方からの貴重な教え。「くにたち」ありがとう。世にも珍しい「別科調律専修」が「くにたち」にならあって当然と、何の疑問も無く受験を決めた、19才晩秋の私の決断。何を根拠に納得し、疑うことすらしなかったのか、それが「くにたち」なのでしょう。
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- 野中映
- パンクロッカー
- TVやSNSに「フツーの大学」では考えられないような格好の授業姿を晒しまくり、「炎上教授」とか「国音の放火魔」なんて言われたりもしましたが、そんな自分にお祝いメッセージの寄稿依頼なんかをよこす国音という大学が、私は大好きです。そうなんです。すごい学校なんです。ただ私は性格的に100周年より101周年のほうが好きなので、2027年に「おめでとう」をさしあげますね。
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- 加藤一郎
- 元国立音楽大学教授(ピアノ)
- 国立音楽大学創立100周年にあたり、心からお祝いの言葉を申し上げます。私は1996~2022年に在職し、多くの学生に恵まれ、素晴らしい先生方から幾多の事を学ばせて頂きました。卒業生は、演奏家はもとより、大学教員を含む様々な分野で活躍しています。音大としては日本一の響きのホールで、貴重な体験が出来ました。また、東洋一と言われる図書館は豊富な貴重図書もさることながら、私が取り組むショパン研究に館員の方々が誠心誠意協力して下さいました。その御恩に心中から感謝すると共に、この伝統ある国立音楽大学の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
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- 山下洋輔
- 招聘教授、ジャズピアニスト
- 国立音楽大学が創立100周年を迎えられるとのこと、おめでとうございます!「自由でゆとりある校風」という評判を聞いて、すでにジャズミュージシャンとして活動していたぼくも入学しました。1962年のことです。素晴らしい先生方と出会い、とても充実した時間を過ごしました。何十年か後に、ジャズを教える立場でまた大学に戻ってきました。今では「ジャズ専修」ができています。さらに、同調会会長まで務めさせていただきました。深い関係が長く続いており、とてもありがたく嬉しく思っています。
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- 井上廣義
- 元国立音楽大学専任講師(別科)
- 元々楽器係にして、ピアノ調律をしてきましたが、楽器学資料館発足時より、郡司先生の指導の下で多くの鍵盤楽器に向き合い、創世記のピアノに興味を持ち、修復作業をしてきました。初期ピアノの歴史がスタッフの展示、図示によって解り易く多くの見学者に喜ばれていたようです。私自身も調律科の学生に実物を見ながら授業でき、理解に役立っていたことを想いだします。
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- 小林緑
- 名誉教授(音楽学)
- 在職33年、退職後17年、合わせて半世紀間、お世話になりました。苛烈な世界情勢下での創立100周年、心より感謝し、お祝い申し上げます。一回も欠けることなく給料を、そして退職金も、規定通り頂けました。1993年ころから女性作曲家研究を天命と定めたため、圧倒的にオトコ社会である日本のクラシック音楽界ではずっと肩身の狭い想いをしました。けれど学内の小さな授業では、女性作曲家無視こそは女性差別そのもの、と熱弁した甲斐あってか、今読み返してもうれし涙がこぼれるような女子学生からの手紙は大事にとってあります。また、ポリーヌ・ヴィアルドの“星”という歌にショックを受け、サックスのアンサンブルにしたい!とアンケートに書いたのは男子学生でした。本気で興味を持ち、好きになる心持ちは男も女も同じこと。名前を知らされず聴いた音楽の作者が男か女か、なんてわかるはずもありません。オペラの大歌手であったポリーヌは、ジェンダーを超えた広い声域を駆使して、オルフェーオも、鶯の歌も、自在に歌い上げた作曲家。2023 年に公刊した唯一の単著を『ポリーヌに魅せられて』と題した所以です。“MeToo”運動に敏感に呼応した欧米クラシック業界は、21世紀が進んだ今、女性作曲家のCDやYOUTUBE情報を次々発信しています。「知られざる作品を広める会」を主宰する夫と二人掛かりでも、とても追いつけません。どうか国音もこの記念年に乗じて多様性の風をたなびかせ、安寧と平等の音楽を響かせてくださいますように。
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- 新藤久典
- 元国立音楽大学教授(教職科目)
- 本学での勤務はわずか5年でしたが、教職を目指す学生の皆さんには、いつも新鮮な刺激を受け続けていました。本学が輩出した数多の音楽教員によって、全国各地の学校には、今日も子供たちを励まし、奮い立たせる歌声が溢れています。この姿はこれからも途切れることなく続くと信じます。本学に勤め始めた時に習い始めた江戸端唄も、やっと師範教授の免状を取れました。これも、本学に学ぶ音楽の徒との出会いのお蔭と感謝しています。
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- 宮永康生
- 元国立音楽大学助教授(声楽)
- 『オール国立で創立100周年を迎えよう』私が入職した60年前、当時各音楽大学ではオペラの作品研究やオペラ歌手の養成がブームとなり、国立音楽大学オペラ研究室を設置、オペラ教育に取り組みました。スタッフの一員として採用され、オペラの企画制作に専従しました。晩年は学内における同調会の改善と近代化に専念、20年前に退職いたしました。同調会員の皆さま、2年後の創立100周年の記念行事に高い関心と協力もってオール国立で臨みましょう。
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- 小林恵子
- 名誉教授(幼児教育学)
- 創立100周年を心からお祝い申し上げます。私は教育音楽科の幼児専攻で保育の教師として1963年から勤務しました。この年、ダルクローズのリトミックを日本に初めて取り入れられた小林宗作が亡くなった事、教え子の奥寿儀と親しく話した事を思い出します。私は池の端で学生たちと七夕の笹を飾り、浴衣姿で踊ったり、太鼓をたたいたりなど、楽しかった事を93歳の今でもなつかしく思い出します。ありがとうございました。
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- 中島良史
- 作曲・編曲家、指揮者、元国立音楽大学准教授
- 国立100年に思う。中島 良史 70年前開校直後の音小5年に転校すると「窓際のトットちゃん」の小林宗作先生とトモエ学園さながらの自由で楽しい学園生活が待っていた。国立の創立者中館耕三先生と教育理念を共有されておられたからである。有馬学長のお陰でN響と児童合唱の共演などの経験は、ピアノも弾いていない私に音楽の道を決心させた。貧しさでその道を断念しかけた時、有馬学長(校長)に特待生を与えらえ作曲科へ進学。卒業後直ちに教員となり定年退職まで奉職。国立の55年は、わずか一年半の音小生活で培われた「自由な心」の人生だったと言える。
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- 富貴晴美
- 作曲家・編曲家・ピアニスト
- 創立100周年おめでとうございます!国立音楽大学で過ごした日々は宝物です。素晴らしい先生方に出会い、 それまで知らなかった現代音楽の世界を学ぶことができました。作曲家を目指す同じ仲間たちに出会い、 講義が終わると毎日夜遅くまで一緒に作曲の研究をしていました。 一生の友となりました。国音大好きです♪ 益々のご発展をお祈り申し上げます!
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- 神原雅之
- 元国立音楽大学教授(幼児音楽教育学)、元副学長
- 創立100周年、心よりお喜び申し上げます。我が歩みを振り返ってみますと、音大で過ごしたさまざまなシーンが想い出されます。学生時代には“歌う喜び”に沼りました。在職時には、新1号館建設、図書館棟改築、大学院博士課程設置その他多くの事業に携らせて頂き、素晴らしい方々とご一緒させて頂いたことは大きな喜びです。改めて、皆様から戴きましたご厚情に厚く御礼申し上げます。益々のご発展を祈念しています。
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- 宮田まゆみ
- 笙奏者
- 100周年おめでとうございます。創立の年1926年は昭和が始まった年なのですね。それから百年間、日本でも世界でも様々なことが起きました。激動の世界を生きて100周年を迎えるとはなんとと素晴らしいことでしょう。100年という時間の重みをあらためて感じます。大変な時代も明るく大らかな原動力で乗り越えてきた我が母校を誇りに思います。私事ですが、1976年、創立からちょうど50年経った年に私は国音を卒業しました。そのことも感慨深く思います。
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- 小泉友紀恵
- 名誉教授(ピアノ)
- 施設からの眺めは素晴らしく小さな森の四季は一大パノラマです。私事手の痺れが酷く字が書けませんので失礼させていただきたいと考えましたが、恥かし乍らペンを取りました。退職しましてから五十年になりますので音大も大分違いますことと思いますが、ただ今に至ります迄、私の気持ちは変わらず根ざして居りますものは、温かな校風、有馬先生、海老沢先生からの貴重な経験です。創立百年を迎えますと共に温かな校風が音楽の真髄に迫るものになって呉れたらと願って居ります。香り立ちます国立の良さを祈り続けて居ります。益々の御発展をお祈り申し上げます。
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- 西野恵未
- ミュージシャン、俳優
- 国立音楽大学100周年おめでとうございます。音小に通っていた頃、当時大学の学長先生だった海老沢敏先生が行事のたびに音大の歴史をお話してくださっていました。そのお話を胸に育ち、大学に進学したときはついに来た!と嬉しい気持ちでいっぱいだった入学式を春になるたび思い出します。これからもずっと、きっとまた200周年を迎える日も変わらず、のびのびと音楽を学べる場所でありますように。今後とも国立音楽大学の更なるご発展をお祈り申し上げます。
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- 曽我榮子
- 名誉教授(声楽)
- 国立音大のキャンパスには至る所に大きな桜の木があって、入学式、卒業式、大事な行事には格好の舞台装置の様でした。全ての音楽の原点は<息>だと言われますが、5年間ものコロナ禍で現役の方々はどんなにか苦難の日々を送られたことでしょう。お察し申し上げます。そして遂に時は巡り2026年は創立100周年だそうです。幸せにも私の人生も国立音大と共にあり、思い出は尽きません。国立音楽大学の更なる発展を心からお祈り致します。
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- 宮地忠明
- 元国立音楽大学教授(教職科目)
- 創立100年の歳月が経つ国立音楽大学を巣立った方々が、幼児・児童・生徒を慈しむ姿に接する度に心が高まります。教職科目を担って教員養成に努めていた私が理事長を抑せつかり、永らく学生たちの憩いの場であった中庭に斬新で多様な音楽活動ができる新1号館の建設に取り掛かりました。これを機に、長年の懸案であった大学施設の更新や防災対策などが進められました。創立100周年を迎え、この穏やかに整った教育環境から次代の音楽文化を担う若人が教員・事務職員に支えられて育っていくことに期待し、更なる発展を祈念いたします。
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- Duo K&R 川端慶子・柳瀬亮佑
- ピアノ・デュオ
- 創立100周年、おめでとうございます。生まれ変わっていくくにたち、でもくにたちらしさはずっとある。その”らしさ”が誇りです。くにたちに携わる全ての皆さまに敬意を表します。長く深い歴史のなかの一員になれたことに感謝しつつ、これからのますますのご発展を心からお祈り申し上げます。
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- 佐藤拓馬
- クラリネット奏者、シエナ・ウインド・オーケストラ コンサートマスター
- 創立100周年を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。国立で過ごした日々は本当に思い出深く、音楽をすること、社会で生きていくことなど、今を生きていくためにとても大事なことを教えてもらいました。また第5回くにたち賞を受賞させていただき、身に余る思いですが、これからも進化しつつ、国立の今後に少しでも尽力できたらと思っております。ますますのご発展を心よりお祈りいたします。
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- 井手茂貴
- みやざき国際ストリート音楽祭実行委員長、元宮崎県警察音楽隊楽長
- 私が「くにたち」を卒業してから50年。当時は私の住む宮崎から東京まで特急電車で18時間かかりました。住むアパートには電話やお風呂がなく、皆と銭湯に行くのが楽しみの一つでした。電話、もちろん携帯もないのにどうやって互いに連絡を取り合っていたのだろうかと今思うと不思議です。大学は都心から離れていることから、大らかに過ごすことが出来ました。学生で草野球チームを作り、大学の職員の方々と試合をしたり、飲み会をしたりするなど4年間の学生生活はあっという間でした。しかし、皆優秀な人が多く、学生でありながら既にプロのオーケストラ、またプロのジャズ楽団で活躍している同級生もいるなど刺激も受けていました。大学創立100年。その言葉を聞いて走馬灯のように50年前の当時を思い出します。我が母校に乾杯!
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- 清水チャートリー
- 作曲家
- 国立音楽大学創立100周年を迎えるにあたり、心からお祝い申し上げます。今後も、厳しくもゆとりのある国立音大で、多くの未来の音楽家たちが学び、世界へ羽ばたいていくことを、密かに応援しています。
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- 木原節
- 名誉教授(声楽)
- 二〇二六創立一〇〇年おめでとうございます。一九二五年に私は生まれ、満九十九歳になり昭和一七年国立に入学、同時に第九合唱と共に育ち、間もなく戦争が激しくなり、寮生は立川工場に夜勤徒歩勤務。戦後音大に就職、上水の緑豊かで広大なキャンパスに平和を得て、お陰様で生徒さんと共に音楽生活を送ることが出来ました。今後の大学ご発展と確立をお祈り致します。現在、私は極度の難聴と弱体で地球の片隅で静かに過ごしております。
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- 守岡輝
- 名誉教授(ヴァイオリン)
- 記念すべき創立百周年を迎え心から喜びにたえません。建学の志に燃えて国立に自由な楽園を夢見た創立者有馬大五郎学長、岡田九郎先生、野村茂先生、また末永く学長をなさった、海老沢敏先生等、不肖私も約四十年間、人生の約半分を教員としてお仕えさせていただきました。小生学生の折はヴァイオリンをモギレフスキー、中村泉、鷲見三郎、合奏を伊達良、諸先生にご指導をうけウィーンに留学をさせていただき武藤伸二君、大関博明君、三戸誠君、白井篤君等優秀な人材を世に送り出すことが出来ました。ここに百周年を迎え本学のモットーである「自由」の旗印のもと益々の充実発展を心からお祈りしております。合掌
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- 佐藤公孝
- 名誉教授(合唱)
- 創立40周年頃、創立者の先生方からお話をお伺いすることができました。在学中は、カンマーコール創立者の一人として活動、後にイリス合唱団の指導に関わり、大学教員になり合唱授業担当でした。卒業された皆さんが、音楽関連をはじめ、多方面活躍されている事を誇らしく思います。大学には、少子化などの厳しい時代ですが、困難を乗り越えてさらなる発展を期待しています。
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- 岸信介
- 合唱指揮者
- 2026年本学が100周年を迎えられますことを、卒業生の一人として心よりお祝い申し上げます。60年以上前、高校生の私は“合唱”を一生続けたい、という熱い志を胸に「声楽の国立」に入学しました。自由な校風と素晴らしい先生方に恵まれた学生時代で、仲間と夏休みに演奏旅行をした事も私の原点です。卒業後プロ合唱団を経て合唱指揮者となり現在も日々合唱団の指導に当たっております。本学OB、また一人の合唱人として今後も真摯に合唱に向き合い続けたいと思っております。
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- 白岩優拓
- 作曲家・高校教諭
- 創立100周年おめでとうございます。北海道出身の私にとって、本学で学ぶことは、夢のまた夢でした。個性を大切にする音楽創りを学べたことで、今の私の音楽があると思っております。これからも卒業生であることに誇りを持ち、音楽家としてより一層努力して参ります。長い年月を歩んできた本学を讃えるとともに、ますます素晴らしい音楽家が育っていくことを心よりお祈りいたします。
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- 小林啓倫
- バリトン歌手
- 創立100周年誠におめでとう御座います 創立以来日本を代表する数々の音楽家や教育者を輩出してこられた功績に深く敬意を表します 私自身幼少の頃より付属音楽高校で開講されるリトミックやヴァイオリンのレッスンに姉弟と共に通いました また大学と大学院を修了してからは助演として授業や大学院に携わりまさにこの大学と共に歩んできた音楽人生でした 大学の更ならる隆盛を祈念申し上げると共に私自身も一助となれるよう精進致します
-
- 今野信子
- 名誉教授(ピアノ)
- 創立100周年に際し、心よりお祝い申し上げます。 学生として、また教員として70年にわたりお世話になった国立音楽大学より、このようなお祝いの言葉を寄せる機会を頂き、光栄に感じております。 故有馬大五郎学長をはじめ、素晴らしい恩師や同僚、教え子に恵まれ、私はその出逢いの中で音楽を学びに換えて成長させて頂いたことが宝物であると思っております。 夢と希望にあふれる音の学び舎が末永く続きますよう、お祈り申し上げます。
-
- 鵜﨑庚一
- 名誉教授(作曲)
- 100年と云う躊躇することのない時の流れと速さに驚かされます。そのほぼ後半に在職した教員として、さまざまな会議でのエキサイトした様子を思い出します。当時の我々の日本の音楽教育を踏えた議論や改革が、その後の音大の“歩み”に一体何を残したか思いつつ、100年と云う区切りを越える時に当り、世に送る人材を通して音大が何を発信出来るだろうか興味深いものがあります。期待を込め心から祝意を表したいと思います。
-
- 岩渕嘉瑩
- 名誉教授(声楽)、二期会ドイツ歌曲研究会代表、TBSこども音楽コンクール審査員
- 創立100周年誠におめでとうございます。オペラ研究室公演、音楽研究所での研究に参加し、ソルフェージュ、声楽の教員として40年近く在席させて頂けた事に感謝とお礼を申し上げます。国立校舎、玉川上水校舎共に学ぶ環境に恵まれ学生たちには、目先の結果に縛られず伸び伸びと目標に向かって努力する日々に繋がっていたと感じます。コロナ禍を経て困難な課題も多い事と思われますが、自由な発想思考で国立音大が増々発展される事を心よりお祈り致します。
-
- 武田忠善
- 元学長、同調会会長、クラリネット奏者
- 国立音楽大学創立100周年、誠におめでとうございます。クラリネット奏者として舞台に立つとき、また、毎回のレッスンで生徒と向き合うとき、くにたちへの誇りは今も昔も変わりはありません。この思いは大学運営の原動力にもなっておりました。この100年の歴史はゆるぎない力となって「新世紀」を築いていくことになるでしょう。更なる進化を遂げつつ、これからも、くにたちらしい自由で温かな雰囲気と、仲間とともに切磋琢磨できる環境であり続けることを心より願っています。
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- 浅岡泰子
- 名誉教授(ドイツ語)
- 『感謝とともに』早いもので、退職後18年の月日が流れました。定年後色々なことがありましたが、今でも時々「授業中」の夢を見ることがあります。改めて「ドイツ語教師だった私の40年間」を、懐かしく思い出します。今や壮年の音楽家となった「あの頃の学生さん」が、今でも時々「音楽のテキストのドイツ文」を質問してくださり、一緒にオンラインでドイツ語を解釈するたびに、音大とのつながりに感謝しております。音大は「創立百周年」を目前にしておられるよし、本当におめでとうございます。
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- トーマス・マイヤー=フィービッヒ
- 名誉教授(作曲)
- この度は国立音楽大学創立100周年記念サイトの立ち上げ、おめでとうございます。1978年から2015年迄作曲及び理論を教えていたことは、大変光栄に思います。そして37年間の教員生活の中での数え切れない程の素晴らしい出会いと経験を、深い感謝の気持ちのうちに振り返っています。大学のおかげで、私の人生は大変豊かなものとなり、退職後の今でも名誉教授として強い絆を感じています。国立音楽大学の今後の益々のご発展と、関係者皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
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- 石渡悠史
- 名誉教授(サクソフォーン)
- 国立音楽大学創立百周年を迎えるとの事で御祝い申し上げます。私は1960年から停年迄サクソフォーンと合奏をとても熱心な学生達と共に勉強してきました。その傍ら厚生補導の委員を停年迄続けさせて頂きました。学生課の皆様の協力でとても良い仕事が出来たと感謝しております。ザルツブルグへの研修を始めたのがとても懐かしく印象に残って居ります。使用していたソ連アエロフロートの航空券が当時の革命で使えず帰りの便を当時新設されたイギリスのブリティッシュエアウェイズに変更し学生廿名と共にロンドン経由で帰国できたのがとても懐かしく想い出に残って居ります。
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- 石光佐千子
- 名誉教授(声楽)
- 創立100周年、心よりお祝い申し上げます。昨今の国立音大の卒業生の皆様のご活躍ぶりは、私たちの時代と比べて、身体的にも発声技量の上でも格段に進化していて、目を見張るばかりです。私が1958年から60年代にかけてドイツのミュンヘンに留学・デビューした頃は、海外渡航が制限されていて、1ドル360円。それも500ドルが限度という時代でした。それにひきかえ、今は、何よりも「自由」。良き学園生活をもとにした一層のご発展を楽しみにいたしております。
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- 藤澤仁奈
- マリンバ奏者
- 創立100周年おめでとうございます。国立音楽大学で過ごした時間は、私にとってかけがえのない大切な糧となりました。歴史ある素晴らしい学校の卒業生であることを誇りに、これからも音楽と共に前進してまいりたいと思います。未来に向けて、ますますのご発展をお祈り致します。
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- 阿部富美子
- 名誉教授(声楽)
- 此度は国立音樂大学創立100周年をお迎えの御事心からお祝い申し上げます。国立音樂高等学校創立一期生の私はほぼ50年間音大っ子で、有馬大五郎学長から直々にドイツ語混じりの音樂史を聴き、海老沢敏学長がウィーンからお持ち帰りの「モーツアルト種」のピンクの小薔薇をお分けいただき、今も我家の庭で咲き続けています。教子四人が現在大学声樂科後任を勤めています。益々の國音の御発展を祈るばかりです。
-
- 神津善行
- 作曲家、東京交響楽団理事、日本民謡協会理事
- 『有馬大五郎氏を好きな理由』 麻布中学二年の夏に敗戦となり 小学生時代に少年軍楽隊長をして居た小生は 信時潔氏について上野音楽学校受験の勉強をしていた。 音楽の道を選んだのは 一族の中に神津仙三郎氏が居り 信時氏に彼の後を継げと言われたからである。 その時に学校改革があり 国立音楽中・高校が出来 受験までそこで音楽の勉強を勧められ転校をした。 ある朝 国立駅で有馬大五郎校長と一緒になり歩き出した時『神津君 信時氏からの君の事を聞いたが 僕は君のように音楽を巾広く学ぶ生徒が欲しいんだ。信時氏には僕から話すがこの學校で新しい分野を育ててみないか?』この一言で私は有馬学長について行く事を決めたのである。
-
- 今井顕
- 名誉教授(ピアノ)
- 栄えある創立百周年を迎えられたとの事、喜ばしい限りです。おめでとうございます!我が国にとってかつては異文化だったクラシック音楽を受容して日本に根づかせていく過程において大きな力を果たした御学の存在と、そこに熱い情熱をもって携わってこられた諸先輩のご尽力は、日本の音楽界にとって計り知れない宝でした。微力ながら私も御学に指導者の一員としてかかわらせていただけたことは、たいへんに栄誉な事と感じております。
-
- 佐藤真一
- 名誉教授(歴史)
- 『おめでとう、くにたち!』2022年秋に出版した『ランケと近代歴史学の成立』(知泉書館)のあとがきで、次のように記しました。「音楽を愛してやまない学生たち・同僚とともに過ごした、国立音楽大学での31年間は、私にとって豊かで心弾む歳月であった。西洋音楽の背景にあるヨーロッパの歴史を講義することは喜ばしい務めであった。そして遠く近く、歌声や楽器の音色を聞きながら、研究室で論文を書いた。本書を構成する論文の多くは、音大時代に執筆したものである。」 かつて国立で学び、また今学んでいる皆さんが、これからもそれぞれの場で瑞々しい音楽を磨き上げてゆかれますように。いつも声援を送っています。
-
- 久保田 惠子
- 名誉教授(ピアノ)
- 国立音楽大学創立100周年を心よりお慶び申し上げます。私は、小学校の先生の薦めで音中に入学し、音高・大学・専攻科を経て、音楽を愛する人間としての土台を育んでいただきました。時は流れ、音楽の在り方も多様化する昨今ですが、この学び舎から多くの音楽家が巣立ち、くにたちの輪が広がることを願ってやみません。私も日々、大好きな曲を奏でながら、100歳現役を目指して頑張ります!
-
- 錦織健
- 声楽家
- 創立以来、この学舎から生まれた多くの卒業生の業績は総じてどれほどのものでしょう。ある者は世界に羽ばたき、ある者は大衆音楽に挑み、ある者は学校教育に従事し、ある者は地域の学びを担い、ある者は周囲の人々の心を癒した…その熱量たるや集計不能の膨大なものです。音楽のあらゆる面を網羅した活動は一世紀に渡り文化を支えた大仕事!国立音楽大学卒業生のひとりであることが誇りです。