川﨑瑞穂:民族音楽学(国立音楽大学講師 【担当】音楽学)
100周年おめでとうございます。私は国立音楽大学の附属小学校から中学校、高校、学部、修士、博士後期課程まで、人生の半分以上の時間を「くにおん」で過ごしてきました。現在は大学において「音楽文化論」を担当しています。「回顧すれば、私の生涯は極めて簡単なものであった。その前半は黒板を前にして坐した、その後半は黒板を後にして立った。黒板に向って一回転をなしたといえば、それで私の伝記は尽きるのである」という哲学者・西田幾多郎の言葉が(畏れ多くも)思い出されます。これからの「くにおん」に少しでも貢献できるよう、精一杯努めたいと思います。