武藤伸二:元国立音楽大学教授(ヴァイオリン)
間もなく本学は創立百周年を迎えます。この間、私も国立で学び、時を経て指導の任に当らせて頂きました。学生時の学長は有馬大五郎先生でしたが、私が入団したN響でも牽引するのは有馬先生でした。先生は本学学生に「常識人たれ」と云われたが、N響楽員には「職人たれ」と仰有った。教育の場とプロ技能集団の違いを示されたが、本学もN響も今にそれを引き継ぎ、共に100年の歴史を刻むに至るのは大変喜ばしい限りです。
間もなく本学は創立百周年を迎えます。この間、私も国立で学び、時を経て指導の任に当らせて頂きました。学生時の学長は有馬大五郎先生でしたが、私が入団したN響でも牽引するのは有馬先生でした。先生は本学学生に「常識人たれ」と云われたが、N響楽員には「職人たれ」と仰有った。教育の場とプロ技能集団の違いを示されたが、本学もN響も今にそれを引き継ぎ、共に100年の歴史を刻むに至るのは大変喜ばしい限りです。