中島良史:作曲・編曲家、指揮者、元国立音楽大学准教授

中島良史

国立100年に思う。中島 良史
70年前開校直後の音小5年に転校すると「窓際のトットちゃん」の小林宗作先生とトモエ学園さながらの自由で楽しい学園生活が待っていた。国立の創立者中館耕三先生と教育理念を共有されておられたからである。有馬学長のお陰でN響と児童合唱の共演などの経験は、ピアノも弾いていない私に音楽の道を決心させた。貧しさでその道を断念しかけた時、有馬学長(校長)に特待生を与えらえ作曲科へ進学。卒業後直ちに教員となり定年退職まで奉職。国立の55年は、わずか一年半の音小生活で培われた「自由な心」の人生だったと言える。

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