佐藤真一:名誉教授(歴史)
『おめでとう、くにたち!』
2022年秋に出版した『ランケと近代歴史学の成立』(知泉書館)のあとがきで、次のように記しました。「音楽を愛してやまない学生たち・同僚とともに過ごした、国立音楽大学での31年間は、私にとって豊かで心弾む歳月であった。西洋音楽の背景にあるヨーロッパの歴史を講義することは喜ばしい務めであった。そして遠く近く、歌声や楽器の音色を聞きながら、研究室で論文を書いた。本書を構成する論文の多くは、音大時代に執筆したものである。」
かつて国立で学び、また今学んでいる皆さんが、これからもそれぞれの場で瑞々しい音楽を磨き上げてゆかれますように。いつも声援を送っています。