八重田美衣:音楽療法士、臨床心理士(国立音楽大学講師 【担当】音楽療法)
国立音楽大学創立100周年おめでとうございます。
1983年3月に竣工されたばかりの講堂にて、翌月の4月に入学式が執り行われ、美しいカリヨンの響きに包まれながら私の国立音大生活が始まりました。在学中には人生を決定づけるたくさんの出会いがありました。親元を離れての生活の中、カルチャーショックで深い悲しみと葛藤に直面し、先生方や友人に支えられて乗り越えたことも今となれば宝物です。
私にとって国立音楽大学は『人間に本来備わっている創造性』を自律的に縦横無尽に探求させてくれた場で、その4年間がなかったら今の私は存在していないと言い切れます。
2000年より26年間音楽療法専修にて教鞭をとらせていただいております。
我が母校に感謝を込め、後進の育成に微力ながらも尽力し続ける所存です。
国立音楽大学の益々の御発展を心より祈念いたします。