生島繁:元国立音楽大学准教授(クラリネット)
創立100年、御目出度う御座います。母校ですが、大学2年でフランス留学したので2年間しかいませんでした。フランスの音楽院卒業後、すぐにフランスのオーケストラに入ったので、26年間フランスで音楽活動をしていました。国音から呼ばれたのをきっかけに帰国し、その後21年間を国音で教えました。
日本で生徒を教えるにつれ、西洋と東洋との音楽的なギャップを常に感じていました。国民性や言語や環境が関係しますが、若い頃からの早期ソルフェージュ教育と、音楽を自分で作る創造性を養う事が大事だと思います。真面目な部分だけでなく、遊ぶ要素、感情的な要素、即興的な要素。あと自分の意見を言う、これも表現する事ですから。以上が僕が教えていて感じた事です、さらなる発展を期待しています。