国立音楽大学

鍵盤楽器専修

音楽学部 演奏・創作学科 鍵盤楽器専修

学びの特長

  1. さまざまな分野で生かせる音楽性と知性を育てる
  2. 一人ひとりの個性と感性を重んじた教育
  3. 連弾、アンサンブルをはじめとしたグループレッスンの充実

鍵盤楽器の多彩な魅力を幅広く探求する

学生の感性や個性を伸ばし、演奏はもちろん、音楽と共に歩む人生の実現を目指します。1年次・2年次では基礎を、3年次・4年次では「鍵盤楽器ソリスト・コース」「アンサンブル・ピアノ・コース」「ピアノ指導コース」「即興ピアノ演奏コース」などが用意されており、学生各々の可能性を広げます。また、「ピアノコンチェルト演習」「ピアノデュオ演習」なども履修でき、鍵盤楽器の多彩な魅力を幅広く探求することができます。

鍵盤楽器専修カリキュラム

授業・活動紹介

専門実技(ピアノ)

ピアノの基本的な技術を学ぶとともに、豊かな表現力を養い、時代様式にそった演奏法を修得します。

専門実技(オルガン)

運指法やアーティキュレーション、タッチなどの技術面と表現力の修得、さらに時代と国(地域)で異なる各様式について、総合的に学びます。

専門実技(電子オルガン)

基礎の見直しから編曲・作曲の技法、ソロ作品の創作まで学び、「自分の音楽」としてアピールできる表現を修得していきます。

in Focus 鍵盤楽器基礎

「リズム」「メロディ」「ハーモニー」を一体として学び、楽譜に書かれたものを音にするだけでなく、より音楽的に演奏するための表現力・読譜力を身につけます。1年次では初見・移調奏、連弾などを通して演奏上の基本を学び、2年次ではピアノの指導法も研究。ソロだけでなくアンサンブルや伴奏など多様な対応力が身につきます。

Student's Voice 学生の声

アンサンブルの演奏においても
自分を持つことが大切だと学びました

山口 栞 さん
YAMAGUCHI Shiori
演奏・創作学科 鍵盤楽器専修(ピアノ) 4年
富山県・県立呉羽高等学校出身

鍵盤楽器専修鍵盤楽器ソリスト・コース

私が非常にためになったと感じている授業は「ピアノコンチェルト演習」と弦楽器の先生が担当する「室内楽」です。実際に演奏する形式のため、アンサンブルに必要な力やオーケストラとの共演を想定した演奏の仕方について、実践しながら学ぶことができます。アンサンブルにおいても、ときには良い意味で自分を主張しながら弾くことや、自信を持つことが大切だと学びました。楽器学資料館が所蔵しているフォルテピアノの複製を用いたレッスンも印象深いです。モダンピアノとは何もかも違うこの歴史的なピアノの演奏には、気づきがたくさんありました。これからも多くの音楽に触れ、音楽面でも人間としても成長していきたいと思っています。

教員メッセージ

作曲家が楽譜に託した「感情」を一緒に考えましょう

新納 洋介
NIINO Yosuke
鍵盤楽器専修
専門:ピアノ

ピアノという楽器をいかに歌わせるかを日々大切にしています。メロディを歌うには「感情」が伴います。湧き出る「感情」を、作曲家がどのように楽譜に託したかを、一緒に考えていきましょう。若い世代の皆さんは、新しい美的感性と枠を超えた創造力を持ち合わせています。それらは私自身の探求心も刺激し、学びの原点を思い出させてくれます。皆さんの夢に向かう力となれるよう、心を込めて指導しています。

〈Story〉
練習の時間は孤独でありながらも自分と向き合う大切な時間。それがひとたび舞台に立つと、自分の出した音が聴衆の心に響き、そこに対話が生まれます。その両面があるからこそ芸術は素晴らしいのです。学生が自分の音を見つけ、舞台で輝く!その瞬間に立ち会えることは、何にも代えがたい喜びです。

〈Profile〉
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部を卒業。パリ地方国立音楽院上級コースを審査員満場一致の一等賞で修了、同音楽院ソリストコース修了。第49回マリア・カナルス国際コンクール第2位、パリ・マドレーヌ・ドゥ・ヴァルマルトゥピアノコンクール第1位、などさまざまな国際コンクールで上位入賞。ロシア国立マリインスキー劇場沿海舞台交響楽団をはじめ内外のオーケストラと共演。国立音楽大学および大学院准教授、神奈川県立相模原弥栄高等学校音楽科非常勤講師。

レッスン動画

F. Schubert: Sonate für Klavier Nr.16 A-moll D845 op.42 より第3楽章

同第4楽章

教育目標

  本専修では幅広い音楽的知識、確かな演奏技術と表現力の修得を通して、演奏家、指導者などさまざまな音楽分野で活躍できる力を養成します。更に音楽のみならず広く社会に貢献できる見識を備えた人材を育成します。

アドミッション・ポリシー

演奏家、指導者として社会で活躍することを望み、真摯に音楽と向き合い、意欲を持って自己を高めようと努力できる人を求めます。

カリキュラム・ポリシー

  基礎課程では、音楽の三要素であるリズム、メロディー、ハーモニーを一体として学び、音楽的表現に結びつけ実際の演奏に活かすことができる技能を修得するとともに、鍵盤楽器学や楽曲の分析、演奏解釈など、演奏の基盤となる音楽的知識を身につけます。専門課程では、作品分析や教材研究を含めたより専門的で多角的な知識を深めます。個々の希望や進路に沿ってアンサンブルや指導法などを学ぶこともでき、様々な音楽分野や社会での実践力を高めます。基礎課程、専門課程を通じて学ぶ専門実技では、各時代、様式の広範なレパートリーを修得することにより、自己表現を可能とする真の演奏技術を磨きます。

ディプロマ・ポリシー

 バロックから近現代までの様々な時代の作品に取り組み、様式感を持ち創意工夫を重ねた高い演奏技術を修得し、鍵盤楽器演奏を通した自己表現を可能とする力を身につけている
 ソロだけでなくアンサンブルや伴奏など多様な演奏機会に対応できる力を身につけている

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