鍵盤楽器専修
音楽学部 演奏・創作学科 鍵盤楽器専修

鍵盤楽器の多彩な魅力を幅広く探求する
学生の感性や個性を伸ばし、演奏はもちろん、それに限らず音楽とともに歩む人生の実現を目指します。個人レッスンに加え、1・2年次では必修として「鍵盤楽器基礎」があり、楽譜を立体的に読む、舞曲のステップを実際に身体で表現する、連弾・2台ピアノ演奏、指導法など鍵盤楽器専修生として必要なさまざまな基礎を学びます。さらに3・4年次では、「鍵盤楽器ソリスト・コース」「アンサンブル・ピアノ・コース」「ピアノ指導コース」等が用意されており、学生は各々の可能性を広げて夢に向かってチャレンジできます。
学びの特長
- さまざまな分野で生かせる音楽性と知性を育てる
- 一人ひとりの個性と感性を重んじた教育
- 連弾、アンサンブルをはじめとしたグループレッスンの充実

レッスン動画
F. Schubert: Sonate für Klavier Nr.16 A-moll D845 op.42 より第3楽章
同第4楽章
授業紹介
鍵盤楽器基礎

「リズム」「メロディー」「ハーモニー」を一体として学び、楽譜に書かれたものを単に音にするというだけでなく、より音楽的に演奏するための表現力・読譜力を身につけます。
専門実技(オルガン)

運指法やアーティキュレーション、タッチなどの技術面と表現力の修得、さらに時代と国(地域)で異なる各様式について、総合的に学びます。
専門実技(電子オルガン)

基礎の見直しから編曲・作曲の技法、ソロ作品の創作まで学び、「自分の音楽」としてアピールできる表現を修得していきます。
in Focus 海老彰子先生 ピアノ公開レッスン

国内外の一流の演奏家や音楽家を招いた公開レッスンは、第一線で活躍する先生方からじかに指導を受けられる貴重な機会。普段の授業とは違った視点から自分の知識や技術を見つめ直すことができ、多くの学びを得ることができます。
Student's Voice 学生の声
熱のこもった先生の指導で楽しく有意義なレッスンでした
若尾 拓哉 さん
WAKAO Takuya
演奏・創作学科 鍵盤楽器専修(ピアノ) 4年
東京都・国立音楽大学附属高等学校出身
鍵盤楽器専修+鍵盤楽器ソリスト・コース
腕の使い方やタッチの違いなど、奏法を詳しく教えていただき、先生が細部まで意識して一音一音大事に演奏されていることが伝わってきました。会場が大きくなれば普段より大きな音を出すため体全体を使う必要があるなど、今まで気付かなかった課題も発見。先生が情熱的に教えてくださるので、自分もだんだん気持ちが高ぶって楽しいレッスンとなりました。
教員メッセージ
充実した学習環境で存分に学べる喜び
久元 祐子
HISAMOTO Yuko
鍵盤楽器専修
専門:ピアノ
完璧な遮音が施された静謐なレッスン室からは、自然の移り変わりが見え、快適な空間でppを追求したり、作曲家の心情に想いを馳せたりすることができます。くにたちには、考え抜かれたカリキュラム、豊富な蔵書を誇る附属図書館、歴史的楽器を有する楽器学資料館など充実した学習環境があります。音楽を学ぶ仲間たち、みなさんを心からサポートする先生方とともに輝く未来につなげていきましょう。
教育目標
本専修では幅広い音楽的知識、確かな演奏技術と表現力の修得を通して、演奏家、指導者などさまざまな音楽分野で活躍できる力を養成します。更に音楽のみならず広く社会に貢献できる見識を備えた人材を育成します。
アドミッション・ポリシー
演奏家、指導者として社会で活躍することを望み、真摯に音楽と向き合い、意欲を持って自己を高めようと努力できる人を求めます。
カリキュラム・ポリシー
基礎課程では、音楽の三要素であるリズム、メロディー、ハーモニーを一体として学び、音楽的表現に結びつけ実際の演奏に活かすことができる技能を修得するとともに、鍵盤楽器学や楽曲の分析、演奏解釈など、演奏の基盤となる音楽的知識を身につけます。専門課程では、作品分析や教材研究を含めたより専門的で多角的な知識を深めます。個々の希望や進路に沿ってアンサンブルや指導法などを学ぶこともでき、様々な音楽分野や社会での実践力を高めます。基礎課程、専門課程を通じて学ぶ専門実技では、各時代、様式の広範なレパートリーを修得することにより、自己表現を可能とする真の演奏技術を磨きます。
ディプロマ・ポリシー
バロックから近現代までの様々な時代の作品に取り組み、様式感を持ち創意工夫を重ねた高い演奏技術を修得し、鍵盤楽器演奏を通した自己表現を可能とする力を身につけている
ソロだけでなくアンサンブルや伴奏など多様な演奏機会に対応できる力を身につけている