国立音楽大学

作曲専修

音楽学部 演奏・創作学科 作曲専修

学びの特長

  1. 自由な発想を尊重する
  2. 実演を通した学びを重視する
  3. 作曲の基礎である様式や楽器書法などを学ぶ

自由な発想による個性豊かな作品を作る

「個人の自由な発想」を尊重し、音楽を自由に表現することを目指します。2年次までは自己表現に必要な技術や知識を身につけ、自らの発想と音楽的判断を磨きます。3年次からは、先端的な作品創作を行う「現代音楽創作コース」、多様な書法と様式をさらに深く学ぶ「作曲理論コース」、映画音楽、ゲーム音楽、ミュージカルの作編曲を実践的に学ぶ「実用音楽コース」から選択し専門性を高めることも可能です。

作曲専修カリキュラム

授業・活動紹介

現代音楽演奏実習

20世紀以降に作曲された作品に焦点を当て、さまざまな奏法や記譜法を学びます。作曲家の意図や考え方、作曲様式への理解を深め、演奏に反映させていきます。

作曲理論ゼミ

作曲理論コース必修科目。和声・対位法の技術を洗練させるとともに、バロックから近代までの時代様式に基づいた作曲技法を磨きます。

実用音楽ゼミ

実用音楽コース必修科目。デモテープの制作、映像音楽の分析、アニメへの楽曲提供(多摩美大とのコラボレーション)など実践的な内容を通じ、即戦力となる作曲家育成を目指します。

in Focus 聴き伝わるもの、聴き伝えるもの

毎回、現代音楽の名曲や作曲教員による新作などを上演する演奏会。作曲専修の授業「現代音楽演奏実習」の履修生と演奏系の本学学生が演奏します。第20回の2025年は、本学招聘教授の細川俊夫先生の日本初演2作品をはじめ、細川先生が注目している国内外の若手作曲家の作品が上演され、現代音楽の新しい潮流を感じさせました。

Student's Voice 学生の声

自分の作品を生の音で聴く機会は
より一層の成長につながります

上村 拓真 さん
KAMIMURA Takuma
演奏・創作学科 作曲専修 4年
埼玉県・西武学園文理高等学校出身

作曲をするには、まず基礎を知ることが必要です。「和声」や「対位法」の授業では、作曲理論の基礎とともに、既存のクラシック音楽を分析し、理論が実際にどのように使われているかを学びます。やはり有名曲では音楽理論が徹底されているということを改めて認識しました。また、くにおんでは現代曲や前衛的な曲に限らず多彩なジャンルの曲を作曲することができます。3年次から選択できる実用音楽コースでは、映画など劇伴系の音楽や、ゲームのBGMなども作ります。さらに、くにおんの作曲専修は自作の曲を発表する機会も多く、パソコン上ではなく生の音として聴くことができるため、より一層の成長につながっています。

教員メッセージ

たくさんの失敗をして多くのことを学ぼう

栗山 和樹
KURIYAMA Kazuki
作曲専修
専門:作曲・音楽理論

私が授業で大事にしているのは、自分で体験して、失敗から学ぶことです。最初から正解通りにやっても気づきも感動もないので、なるべく答えを言わないようにしています。社会に出たら仕事の失敗は許されませんから、学生のうちにたくさん失敗しておくのが大事です。くにおんの作曲専修は少人数でもあり、落ち着いて勉強できる環境です。実践的なことも学びつつ、アカデミックな雰囲気があるのがいいところですね。

〈Story〉
子どもの頃テレビっ子だった私が、テレビ番組の音楽を作ってみたいと思ったのは自然なことでした。劇伴は何週間もかけて何十曲も作りますが、初めて自分の曲が演奏されて音になった瞬間の喜びは忘れられません。その感動が、今も仕事を続けるモチベーションになっています。

〈Profile〉
国立音楽大学作曲学科卒業、同大学院作曲理論専攻修了。大阪大学大学院にて映画音楽研究で博士号を取得。NHK大河ドラマ、朝ドラなどテレビ、映画音楽の作曲を中心に活動。著書に『映画音楽の技法』(音楽之友社)。

専修紹介

教育目標

 本専修では、音楽作品創作に必要な技術、知識、教養、経験を体系的に身につけることにより、独創的な表現の可能性を探求し、各人の志向に応じて作曲家、編曲家等、自由な発想と審美眼を合わせ持つクリエーターとして、あるいは作曲理論やソルフェージュのエキスパートとして、社会と文化の発展に貢献できる人材を養成します。

アドミッション・ポリシー

 和声学等の作曲の基礎的な知識と、音楽を通じて表現する意欲を持った人を求めます。

カリキュラム・ポリシー

 基礎課程では、和声学、対位法、楽器法、コンピュータ活用法等の学習により、創作の基礎力を養成し、さらに専門課程では、様々なジャンル(現代音楽・作曲理論・実用音楽)、様々なカテゴリー(オーケストラ・合唱・吹奏楽等々)に亘り、各人の興味と方向性に沿った専門性の高い内容を学習します。いずれの課程においても、毎年度実施される「作品演奏審査会」をはじめ、多くの実演の機会が設けられており、「作品を音にする」ことについて実践的に学ぶことができます。また、専修が企画する演奏会や学外講師を招いた講演会なども多く、創作と表現についての広い視野を得ることができます。

ディプロマ・ポリシー

 作曲家、編曲家、あるいは作曲理論やソルフェージュの指導者として活動するための基本的な能力を身につけている
 自らの志向と適性に応じて、創造的な表現者・教育者として、社会の中で勇気と自信を持って活動できる力を身につけている

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