弦管打楽器専修
音楽学部 演奏・創作学科 弦管打楽器専修
学びの特長
- チームで音楽をつくる「アンサンブル」教育を重視
- 専修・専攻の枠を越えて一流の教員がレッスンに参加
- 楽器に対する高い知識を修得し、進路の選択肢を増やす
多様な個性と呼応しあう教育
個々の演奏技術向上を目指しつつ、基礎課程から同属楽器アンサンブルを中心に据え、混合編成へつなげ演奏の幅を広げます。多様な演奏者との協働を通じて、音楽の世界のみならず社会で求められる協調性とコミュニケーション力を養い、ソリスト、管弦楽、吹奏楽、室内楽奏者にとどまらず、音楽を必要とするあらゆる分野で活躍できる人材を育てます。
授業・活動紹介
吹奏楽
1年次・2年次では吹奏楽の基本的なレパートリーを中心に学習し、3年次・4年次では伝統あるブラスオルケスターとシンフォニック ウインド アンサンブルでさまざまなレパートリーを外部や学内での演奏会で成果を発表します。
管弦楽
1年生・2年生と3年生・4年生それぞれで編成されたオーケストラがあり、外部での定期演奏会、依頼公演に出演します。作曲専修の学生による楽曲提供の協力もあります。
基礎アンサンブル/上級アンサンブル
弦楽器・管楽器それぞれの合奏において、音色や音程の調和を学び、基本的な合奏の知識と技術を習得します。コミュニケーション能力や社会性を養い、協調性と積極性を育て、アンサンブルの重要性を理解していきます。
第57回 クラリネットオーケストラ定期演奏会
2025年11月、クラリネット専攻生による第57回クラリネットオーケストラ定期演奏会が開かれました。大和田智彦先生の指揮・指導のもと、今回はL. v. ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の全楽章に挑戦。他にもF. リストの難曲「ハンガリー狂詩曲」などを演奏し、柔らかく力強いクラリネットの音色をホールに響かせました。クラリネット専攻のみの演奏は学内外で開催しています。
Student's Voice 学生の声
本番の演奏をたくさん経験することが
いちばん成長の糧になっています
西山 京花 さん
NISHIYAMA Kyoka
演奏・創作学科 弦管打楽器専修(ヴァイオリン) 4年
鳥取県・県立鳥取西高等学校出身
弦管打楽器専修+ 弦管打楽器ソリスト・コース
オーケストラや室内楽などのアンサンブルは、自分の音以上に人の音を聴く耳の訓練が必要です。大学ではそれをたくさん勉強させてもらっています。大学院オペラでは初めてオーケストラピットで演奏しました。メインの歌をはじめ、周りの音をしっかり聴く必要があり、難しくはありましたが、真っ暗な中で譜面灯をつけて演奏するのはわくわくする経験でした。3年次になってからは声楽専修合唱演奏会、作曲作品展、定期演奏会などたくさん本番があって忙しいですが、それが自分を成長させてくれています。1年次、2年次の時にしっかり基礎を固めたからこそ、本番にも応用できていると思います。
教員メッセージ
音楽を学ぶことのすべてが人生を豊かにする
岸良 開城
KISHIRA Haruki
弦管打楽器専修
専門:トロンボーン
「音楽を学ぶ」ということは、単に技術を身につけることだけではありません。仲間と響きを合わせることで生まれる感動、曲の背後にある文化や歴史を知ること、音楽を通して人と人がつながる喜び─それらすべてが、あなたの大学生活を、そして人生を豊かにしてくれます。「共に学び、共に成長する」─国立音楽大学はそのような場です。ここで出会う経験や仲間が、きっとあなたの未来を力強く支えてくれるでしょう。
〈Story〉
9歳でトロンボーンに出会って以来、音楽は私に挑戦と喜びを与えてくれました。大学3年で入団した日本フィルハーモニー交響楽団での36年、ベルリン留学、トロンボーン・クァルテット・ジパングでの響きの探求……それらの経験から音楽が人を結びつける力を実感しました。今は教育者として、その喜びを学生たちと分かち合い、共に新しい響きを生み出すことに大きなやりがいを感じています。
〈Profile〉
国立音楽大学器楽科3年在籍時に日本フィルハーモニー交響楽団に入団。矢田部賞受賞。読売新人演奏会に出演。文化庁派遣芸術家在外研修員として、ベルリン芸術大学に留学。原尚二、佐藤菊夫、W.ハーゲンの各氏に師事。トロンボーン・クァルテット・ジパング、トウキョウ・ブラス・シンフォニーの各メンバー。
レッスン動画
ヴァイオリン
P. Tchaikovsky: Violin Concerto in D major, op. 35 より第1楽章
フルート
J.S.Bach: Sonte E-Moll, BWV1034より第1楽章
クラリネット
C. Debussy: Première Rhapsodie
サックス
W. Ferling: Quarante-Huit Ètudes pour tous les Saxophones より第1番
トランペット
V. Brandt : Concertpiece No.1 op.11
教育目標
本専修は豊かな音楽性及び幅広い音楽的知識と技術を学び、多様な価値観を持つ人々との協調性を身につけ、ソリスト、管弦楽、吹奏楽、室内楽奏者のみならず、様々な音楽を必要とされる分野で活躍できる人材を養成します。
アドミッション・ポリシー
基本的学力と音楽的知識及び演奏技術を意欲的に学び、音楽の持つ力を活かし、様々な分野において、積極的に社会貢献を希望する人を求めます。
カリキュラム・ポリシー
ソリスト、管弦楽、吹奏楽等の演奏家としてのみならず、社会人としても必要かつ極めて重要なコミュニケーション能力を身につけるために基礎課程より同族楽器によるアンサンブルをカリキュラムの根幹に採用。専攻楽器の質の高い個人レッスンと、内容の充実した「くにたち」の一般教養科目を学ぶことで、多種多様な文化、社会において柔軟に対応できる音楽社会人としての総合的な力を身につけます。専門課程には、演奏家としてより高度な演奏能力と芸術性を身につけることを目的とする「ソリストコース」の他、必修及び選択科目として、オーケストラ奏者を志す者の為に、実践的な経験を積むことのできる「オーケストラ・スタディ」があります。また、管弦楽、吹奏楽、室内楽等の科目において、学内外で開催される様々な演奏会を目標として、人との協調性を軸に、ひとつの音楽を全員で作り上げる心と技術を磨きます。
ディプロマ・ポリシー
独奏のみならず、各種アンサンブルを通して、多様な奏法や様々なレパートリーを学び、高い演奏技術と豊かな表現能力を修得するとともに、自己の創造性と存在感を発揮できる能力を身につけている
