国立音楽大学

基礎ゼミ

基礎ゼミについて

より広く、より深く学ぶためのファーストステップ
国立音楽大学に入学した学生のキャンパスライフは、「基礎ゼミ」からスタートします。これは“大学人”国立音楽大学では新入生を対象とした「基礎ゼミ」と呼ばれる特別カリキュラムを2004年度よりスタートさせました。教授陣によるコンサートや講演をはじめ、日本を代表する音楽家を多数擁する国立音大ならではの充実した内容がビッシリと詰まっています。この基礎ゼミの趣旨は、もちろんこれらのイベントをただ単に楽しむことではありません。演奏を聴き、先生方の体験談を聞き、そして仲間との交流を深めたうえで、学生一人ひとりが何を感じるか、あるいは何に気付くかが大切になってきます。俗に言う新入生歓迎イベントのような軽いノリのものではなく、音楽を仕事とすることをめざす自分自身に対する決意表明を固める場でもあるのです。
この“ファーストステップ”を経て、通常の授業への取り組みが始まるとき、基礎ゼミ前とは違った「思い」を抱いた自分自身にきっと出会えるはずです。


 

目的

1.プロとしての自覚を持つ

基礎ゼミでは、演奏やメッセージを通じて、第一線で活躍中の“プロ”を身近に感じることができます。自分たちがめざす世界の偉大さ、すばらしさにあらためて感動したり、またあまりのレベルの高さに驚愕したりなど、受け止め方は学生それぞれでしょう。しかしどちらにせよ、プロとしての音楽人をめざす4年間が始まります。ただ聴くだけの観客の立場ではなく、表現する側の立場にいる自分をイメージすることが大切。教授陣のパフォーマンスは、表現することの楽しさや難しさなどを強く意識させてくれるはずです。

2.同じ夢を抱く仲間を意識する

国立音大には、ジャンルはそれぞれ異なっても「音楽」という一つの共通した目的を持った学生が全国から集います。2週間の基礎ゼミは、そんな仲間たちと夢を語りあう大きなチャンス。お互いに刺激しあい、仲間として、ライバルとして、ともに成長できるような友人との出会いも期待できるかもしれません。初日はどこかよそよそしかった会場の雰囲気が、終盤を迎える頃には、お互いのコミュニケーションの深まりから来るリラックスした空気に包まれることも基礎ゼミの特長のひとつです。

3.大学生として必要な技能を身につける

“音楽人”である前に、しっかりとした教養を身につけた“大学人”であることが必要です。基礎ゼミでは、大学の授業では必須となる「レポート」の作成方法や初めて出会う仲間たちとの交流など、読み書きの技術とコミュニケーション能力の養成に取り組みます。また、大学ならではの充実した施設や設備の有効な活用方法についてのレクチャーも受けます。ここで身につけた技能や知識は、これからの大学生活に欠かせない財産となります。

お話

お話

音楽に関する専門分野の実績はもちろんのこと、人生経験も豊富な先生方から、「音楽の魅力」「音楽をどう学ぶべきか」など、これから音楽と関わっていく学生たちに対してのメッセージを自身の体験談も交えながら語っていただきます。
学生は、自分が所属する学科・専修の枠を超えて幅広い分野に関する第一線の“情報”を吸収できるため、新しい発見が生まれ、今後の学びの視野が大きく広がっていくはずです。

体験

体験

図書館、メディアセンター、楽器学資料館など、キャンパス内にある主要施設・設備を直接体験し、今後必要な際に有効に活用できるよう知識として身につけることが目的です。
図書館では蔵書・資料類の検索や貸し出し方法、メディアセンターではコンピュータやIT機器の利用ノウハウ、楽器学資料館では古楽器や民族楽器などの楽器資料の閲覧・利用法を体験します。

レクチャー・コンサート

レクチャー・コンサート

本格的な演奏をダイレクトに聴いてもらうことで、純粋に“音楽”を楽しむとともに、そのなかから音楽を作り出す苦労や喜びなどを感じ取ってもらうことを目的とします。
オーケストラや声楽、ピアノなどのコンサートを実施。
コンサート後には、演奏者の意図や考え方など“生の声”を聞ける機会を設けることで、通常の「音楽鑑賞」には終わらない、贅沢かつ有意義なカリキュラム構成を実現しました。

クラス授業

クラス授業

基礎ゼミの最終日に提出する「レポート」の作成方法を中心に学びます。
同時に、はじめて出会った仲間たちと自己紹介やディスカッションを行ってコミュニケーションをとる場でもあります。
「レポート」は、基礎ゼミを通じて印象に残ったことや、今後の学習に関して感じたことなどを発表。
自分の考えをしっかりとまとめるとともに、他の人の感じたことを知ることで、あらためて音楽の深さ・面白さを認識することも可能です。

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