国立音楽大学

キャンパス整備について

7号館(食堂、学生ホール等)の整備及び食堂サービスの一新

2018年12月、7号館を新設、新たな食堂、学生ホール等を整備し、2019年4月から運用を開始しました。2020年度には、音楽文化人育成にふさわしい食環境整備を目的とした「くにおんごはんステートメント」(注)を制定し、それに基づいて、10月から食堂サービスを一新しました。
学生の皆さんの健康に配慮して、栄養バランスのより良いメニューへの変更、食材品質の向上、メニュー選択の多様化など、さらに魅力あふれる食事内容に改善しました。
また、券売機のIC対応化、個人利用席へのコンセントの設置など利用しやすい環境を整備するとともに、コロナ感染防止措置を含め衛生管理についても徹底を図っています。
なお、食堂内のステージでは演奏などを行うことができ、今後、学生の皆さんにも活用していただく予定です。

(注)くにおんごはんステートメント
①国立音楽大学では、国内外の幅広い分野で活躍する音楽文化人を育成するため、心身の健康に配慮した食事を、衛生的な空間で提供します。
②栄養バランスの良い食事の選択がしやすい環境を整え、学内の食環境整備を推進します。
③本学の学生及び教職員の食生活と食文化を向上させる取り組みを教育環境整備の一環として積極的に行います。

人気メニューの定食
個人利用席にコンセントを設置
ICカード対応の券売機

ICT環境整備の推進

国立音楽大学では、大学及び附属校の各キャンパス内での学生の皆さんの学修活動をICT環境面からサポートするため、安心・安全でかつ利用しやすいICT環境の整備に努めています。

まず、基幹となるネットワークインフラですが、NTT東日本様等のご協力をいただきながら、高速ネットワークの整備、セキュリティの向上等の観点から、附属校を含めたキャンパスネットワークの最適化を推進しています。具体的には、2020年9月、既に基幹ネットワークとして活用している学術情報ネットワークSINET(注)へ接続する機器を10G対応とし、附属校を含めた法人全体をクローズドな仮想プライベートネットワークでつなぐことにより、SINETを基盤としたネットワークの統合と拠点間通信の強化、拡充を実現しました。

更に、コロナ禍により、大学、附属校ともにオンライン授業を併用するなど教育環境が一変する中、ネットワークの整備のみならず、各キャンパス内でのWi-Fi環境やICT関連設備の充実など、順次整備を図っているところです。大学、附属校ともに、今後も、ICT活用による教育の更なる充実も展望しながら、ICT環境の整備を推進してまいります。

また、事務局業務に関するICT化推進についても、財務、奨学金管理、稟議、勤怠管理等、各種業務システムの刷新、データセンターへの集約、リモートアクセス環境の整備、クラウド化、セキュリティ強化等を2020年度中に実現し、業務効率の向上、事業継続性の確保、運用コストの節減等を図ってまいります。

(注)SINET (Science Information Network)
学術情報ネットワークSINETは、日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所(NII)が構築、運用している情報通信ネットワークです。 教育・研究に携わる数多くの人々のコミュニティ形成を支援し、多岐にわたる学術情報の流通促進を図るため、全国にノード(ネットワークの接続拠点)を設置し、大学、研究機関等に対して先進的なネットワークを提供しています。 また、国際的な先端研究プロジェクトで必要とされる国際間の研究情報流通を円滑に進められるよう、米国Internet2や欧州GÉANTをはじめとする、多くの海外研究ネットワークと相互接続しています。 2016年4月からは、従来の学術情報基盤であるSINET4を発展させたSINET5の本格運用を開始しました。 クラウドやセキュリティ、学術コンテンツを全国100Gネットワークで有機的につなぎ、800以上の大学等にハイレベルな学術情報基盤を提供します。

(出典:学術情報ネットワークSINET5

演奏練習室の整備推進

弦・管楽器個人練習室

国立音楽大学では、学生の皆さんの演奏練習活動をサポートするため、自由練習室の整備充実に努めています。
従来から、主に声楽、ピアノ、電子オルガンの練習用にS.P.C.(統合練習館)において個人練習室を78室(デュオ室を含む)設けて、学生の皆さんに自由に利用いただいています。2019年度からは、無料で利用いただけるように利用制度を変更し、利便性の向上を図りました。

2020年3月には、ミュージカル・コースの施設整備として、従来管楽器自由練習室として利用いただいていた3号館B07室(旧オペラスタジオ)をミュージカル・コースの授業及び練習場として利用できるようにしました。
これに伴い、3号館B16室を金管楽器専用自由練習室として利用できるようにし、2020年3月末に、天井補修、床材新設、吸音カーテン設置、楽器棚などの整備を実施しました。また、同時期に、5号館地下(旧食堂ホール)を改装して、その一部を木管楽器専用自由練習室として整備しました。自由練習室には、新型コロナウイルス感染防止のため、飛沫防止の仕切りパネルも設置し、十分に距離を取りながら練習に励むことができるように、配慮しています。

更に、2020年9月には、同じく5号館地下の改装により、木管楽器練習室に隣接する場所に、弦・管楽器個人練習用ブースとして12室の防音練習室を設置しました。安心、安全を確保するため、各ブースにエアコン、換気空気清浄機、消防用感知器、非常放送設備を配備しています。弦管楽器の学生の皆さんには、これまで2018年に改修を行った3号館の弦管楽器練習室も使用いただいてきましたが、こちらも引き続き練習室として利用することができます。

7号館

50年間にわたり、多くの卒業生を送り出してきた1号館が2017年5月をもってその役目を終え、取り壊されました。
1号館の食堂、学生ホール、喫茶店等は新たに建築された7号館へ引き継がれました。
(7号館は2018年12月竣工)

本学の耐震補強

大学3号館外観(2012年度工事完了)
大学3号館外観(2012年度工事完了)

―先進の技術で「伝統」と「安全」を守る―

学校法人国立音楽大学では経営計画を策定し、安全で、充実した持続可能な教育環境の整備を計画的に進めています。
これまでに幼稚園及び小学校の校舎を建替えた他、法人内各施設の耐震工事を継続的に実施しています。
主な耐震補強工事は、次の通りです。

大学5号館外観(2013年度工事完了)
大学5号館外観(2013年度工事完了)

<大学>
体育館(2008年度完了)
2号館(2009年度完了)
3号館(2012年度完了)
5号館(2013年度完了)
4号館(2016年度完了)

<附属中学校・高等学校>
2号館(2011年度完了)
1号館(2012年度完了)

校舎等の耐震化率

本学の耐震化率は100%です。(2019年4月1日現在)

「私立学校校舎等実態調査」(日本私立学校振興・共済事業団)に基づき算出。


(①+②)÷③=耐震化率

①新築年月日が1981年7月1日以降の建物                                         42,136m²
②新築年月日が1981年6月30日以前で耐震性能を有している建物         24,903m²
③延床面積合計                                                                             67,039m² 

 

大学4号館外観(2016年度工事完了)
大学4号館外観(2016年度工事完了)

新1号館

―学生が自らにチャレンジするための最適な「舞台装置」を創り出します―

2010年2月より工事が始まり、2011年7月完成、9月より使用が開始された新1号館。レッスン室、アンサンブル室、演奏スタジオを備え、レッスン室は全室南側に配置されています。これらの施設は、音響の専門家とともにモデルルームを作り、実験を重ねたデータを基に、これまでにない最高の音響環境(音響空間)の完成を目指しました。

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