大学院修了生の山邊光二さんが2023年度武満徹作曲賞第2位
2023年度武満徹作曲賞本選演奏会(主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、審査員:近藤譲)において、本学学部卒業、大学院修士課程修了の山邊光二さんが武満徹作曲賞第2位に輝きました。
応募作品数世界31カ国107作品から4作品が選出され、5月28日の本選演奏会(指揮:角田鋼亮、東京フィルハーモニー交響楽団)にて演奏されました。(公益財団法人 東京オペラシティ文化財団)
審査員の近藤譲氏は山邊さんの曲について、「ケージの音楽を下敷きにしているわけですけれども、良い意味でなんですけど、「音楽は遊びだ」っていう考え方になんかこう徹しているなというふうに感じました。ですから、出来合いの、つまり既成の曲と彼自身が楽しくゲームをしていると、聴いている人もその楽しいゲームに参加できるっていう、そういう種類の音楽じゃないかなっていうふうに感じました」と講評を述べられました。
また受賞者の山邊光二さんは、「私はどんな音楽を書きたいのか、そもそも何がしたいのか、そればかり考え抜いてきた数年を過ごしてきましたが、この先の人生においてもそれは変わらないことと思います。今日を境に、何かが一変するとは思いませんし、大きな変化も望みません。しかし、過去の多くの反省を生かした数年が報いて、少々仄暗い人生にひと筋の光が差し込んだように思います」とコメントされました。
(上記審査員講評および受賞者の言葉の全文は公益財団法人 東京オペラシティ文化財団よりご覧いただけます)
本学修了生の努力を称え、心からのお祝いを申し上げます。