【インタビュー】
おうち芸祭 第二楽章~今こそ音楽を分かち合おう~開幕!
2021年も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンライン開催となる芸術祭。いよいよ今週末、10月29日(金)、30日(日)、31日(日)に開催します。対面の芸術祭とほぼ同時期に行われる今年の「オンライン芸術祭」について、副委員長の木野内 新さん(音楽情報専修 3年生)にお話を伺いました。
「くにたちの学生として芸術祭に参加する」のは特別なこと
ー今年の芸術祭もオンラインでの開催となりました。率直なお気持ちを聞かせてください。
木野内 新さん(以下、木野内):サークル活動にも力を入れていた私にとって、対面での開催が難しい状況には、正直、もどかしい思いを持っています。
そのため、広い空間を使う演奏会だけでも対面での開催ができないか可能性を模索していましたが、ちょうど新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していた夏に開催方法を決断しなければならず、今年もオンラインでの開催となりました。
ー少しでも日常を取り戻したいというお気持ちはわかります。
芸術祭のあの雰囲気を知っている者としては、足を運んでこその芸術祭!という気持ちも強くあります。芸術祭は普段の授業を離れ、学生が主体となって少し挑戦的な試みも自由に表現できる場ですから、オンラインという手段を用いたとしても、その「自由な雰囲気」を表現したいと思って準備を進めています。
ー今年の見どころはどのようなところでしょうか。
約20団体が参加予定ですが、大学の公認団体の動画はもちろん、これまで個人のSNS等を通じて活動していた学生たちが「オンライン芸術祭」という大学の公式な場で作品を発表したり、演奏を披露したりしています。オンラインを通じて作品を発表することが一般的になってきましたが、やはり「くにたちの学生として芸術祭に参加する」ことは特別なことなのだと感じます。
その他、美術作品と音楽のコラボレーションあり、パイプオルガンの演奏あり、ジャズの演奏ありの盛りだくさんのコンテンツを用意しています!
学生たちのパワーあふれる演奏をお楽しみに
ーコロナ禍を経て、オンラインでの作品発表のハードルはずいぶん下がりました。木野内さんご自身は、芸術祭に関わるのは3年目だそうですが、何か変化はありましたか。
これまでは他の専修の学生と積極的に関わるというより、自分の興味のあることに集中して勉強したり、活動したりすることが多かったように思います。しかし、委員として多くの学生とやりとりをしていく中で、クラシックを深く学びながらも、実はポップカルチャーに造詣が深かったり、ダンスに興味を持っていたりと、さまざまな学生と知り合うことができました。おかげで、より幅広い視点で物事を考えられるようになったと思います。
ーお互いに刺激を受けながら活動できるのは、大学生ならではの経験ですね。さて、いよいよ芸術祭開幕まで残りわずかとなりました。改めて視聴方法とみなさまへのメッセージをお願いします。
木野内:10月29日(金)、30日(土)、31日(日)の3日間、毎日動画を公開し、2022年3月末まで公開する予定です。これまで芸術祭に足を運んだことのある方も、今回初めて芸術祭を知る方も、お楽しみいただけるように準備しています。
今できることを最大限、盛り込んでいます。ぜひ学生たちのパワーあふれる演奏をお楽しみください。 よろしくお願いいたします!
【オンライン芸術祭Webサイト】
国立音楽大学芸術祭2021 第二楽章~今こそ音楽を分かち合おう~