宮田まゆみ招聘教授が国際交流基金賞を受賞されました
本学招聘教授の宮田まゆみ先生が2021年度「国際交流基金賞」を受賞されました。
国際交流基金賞は学術、芸術その他の文化活動を通じて、国際相互理解の増進や国際友好親善の促進に特に顕著な貢献があり、引き続き活動が期待される 個人又は団体を顕彰するものです。
宮田先生は、国立音楽大学ピアノ科卒業後、雅楽を学び、1979年より国立劇場の雅楽公演に出演されました。1983年より笙のリサイタルを行って注目を集め、古典雅楽はもとより、現代作品の初演も多く、国内外のトップオーケストラとも数多く共演し幅広く活躍されています。1988年より本学でも教鞭を執られ、2002年より客員教授、2019年より招聘教授として指導、育成にもあたられています。
受賞理由として、国際交流基金は以下のように発表しています。
古典雅楽は言うまでもなく、現代音楽界の巨匠であるジョン・ケージ、武満徹、ヘルムート・ラッヘンマン、細川俊夫による新作の世界初演を次々と行う等、雅楽の伝統楽器の可能性を世界に向けて発信してきた。
(中略)
宮田まゆみ氏は基金賞受賞作曲家である武満徹 (1993 年受賞) と細川俊夫 (2018 年受賞) の多くの作品で初演・共演を世界中で重ねてきた。彼らの創作活動にも多大な影響を及ぼすと共に、長年にわたり雅楽の伝統楽器「笙」を通じた国際相互理解の促進に貢献してきており、その業績は国際交流基金賞にふさわしい。
発表の全文は国際交流基金のページをご覧ください。
宮田先生のご功績に敬意を表するとともに、益々のご活躍をお祈り申し上げます。