国立音楽大学

【取材レポート】
第66回七夕祭を開催しました

6月26日(土)「とどけ、みんなのねがい〜笑顔あふれる明るい未来〜」をテーマに、第66回七夕祭を開催しました。
昨年は残念ながら開催を見送りましたが、今年は学生がロールプレイを通して、子どもの目線で「楽しむ」ことを経験する機会として実施。
七夕祭実行委員長の幼児音楽教育専攻3年の森久保里奈さん、同じく座長の齊藤千香さんに開催への思いなどをお聞きしながら、当日の様子をご紹介します。

伝統ある七夕祭の開催

「60年以上も続く伝統を絶やしたくなかったのと、七夕祭は学年毎、さらに学年を超えて協力して作っていく行事であり、後輩たちにそのような機会を経験して欲しかった」と座長の齊藤さんが語るように、七夕祭は今年で66回目を数える本学の恒例行事として、脈々と受け継がれてきました。

例年は近隣の幼稚園などからも子どもたちを招待し、学生たちが手作りした遊具で遊んだり、歌や音楽遊びを楽しんだりと、音楽を通した子どもたちとの交流を行う賑やかなイベントとして開催されています。
こうしたイベントではコロナ禍でのリスクを避けることが難しい一方、幼児音楽教育専攻で学ぶ学生たちにとって、子どもたちとのふれあいや、興味を持てる「遊び」を自ら考え、さまざまな遊具や音楽遊びを実践、運営することは子どもに対する理解を深める絶好の機会でもあります。そのため、今年は子どもたちに向けたプログラムはそのままに、学生自身が運営と子どもたち両方の役割を担うことで、七夕祭を経験することになりました。

運営の中心を担う3年生も昨年の七夕祭が実施できなかったことにより「私たち自身も1年生の時に経験したきりだったため、まずどのように動き出せばいいのか戸惑いが大きかった」と齊藤さんが話すように、例年以上に3年生全員が七夕祭開催への責任を大きく感じていたようです。

子どもたちに楽しんでもらうために

委員長の森久保さんは当日の運営について「密にならないよう、学生の人数を各学年半分に設定し、常にドアを開けて室内の換気、常時マスク着用、手指などのアルコール消毒と細心の注意を払って行いました」と話します。

実際に、使用した段ボール遊具はその度に消毒、また、手遊び・パネルシアターでは間隔を空けて着席、左右にパーテーションを立てて、手遊びや歌を歌いながら身体を動かすなど、どのような状況でも楽しめるような方法を模索しながら実施につなげていました。

また、森久保さんはイベントの運営を率いる3年生、運営に協力し来年以降の七夕祭運営を担っていく1・2年生の動きにも委員長として配慮しつつ、「造形、ダンボール遊具、手遊び、どのスタジオも賑やかで私自身も楽しめました」と話し、子どもたちと一緒に自らも「楽しむ」という七夕祭の精神をしっかりと受け継いだ様子でした。

プログラムには、学生たちが『たなばたさま』を歌いながら、七夕の伝説をテーマに作成した手作りのパネルシアターで天の川での織姫、彦星の出会いの場面を見せるものも。 来年は、みんなの願いが届き、たくさんの子どもたちと一緒に賑やかな七夕祭が開催できることを心から願っています。

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