宮田まゆみ客員教授が平成28年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞
宮田まゆみ客員教授が、「平成28年度(第67回)芸術選奨 音楽部門 文部科学大臣賞」を受賞しました。
同賞では演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論等、メディア芸術の11分野において、その年に優れた業績をあげ、新生面を開いた人物に、芸術選奨文部科学大臣賞または芸術選奨新人賞が贈られています。
受賞の理由として、平成28年の「笙リサイタル 甦る古譜と現代に生きる笙シリーズⅢ」における2回の公演において、笙を用いる現代音楽の代表作と新作を披露し、また、音楽学者遠藤徹氏の監修の下、研究的な視点を盛り込んで、近衛家・陽明文庫所蔵の古譜に基づく「調子」の全曲演奏を行ったことに対し、「精緻な表現力が際立ち、時代やジャンルを超えて飛翔する笙の魅力を最大限に引き出した」として高く評価されました。(文化庁Webサイトより)
本学においても、日々の精力的な教育研究活動はもちろんのこと、特に今年度まで3年にわたり展開してきた創立90周年記念事業における「笙と現代曲国際プロジェクト」ではその中心的役割を担い、日本、ドイツにおいて展開されたプロジェクトの成果は国際的にも高く評価されました。
また、「国立音楽大学創立90周年特別記念演奏会」においてもソリストを務め、準・メルクル招聘教授、学生との見事な競演も記憶に新しいところです。
今後ますますのご活躍、また、本学における充実した教育研究活動が期待されます。
受賞、おめでとうございます。