国立音楽大学

コロナ禍において、学長から学生のみなさんへメッセージ

学生のみなさんへ

今週で年内の授業が終了します。4月の緊急事態措置にともなう施設使用停止以来これまで、みなさんには大変なご苦労と努力をお願いしてきました。とくに地方在住の方や帰省中の方にはかなりのご心配とご無理をおかけしたことだろうと思います。これまでのご理解とご協力に心から感謝します。

大学として何よりも優先したのは、みなさんの学びの機会を止めない、ということであり、そのために5月11日からオンライン授業を開始しました。当初は戸惑いや混乱もあったことと思いますが、みなさんの協力のおかげでなんとか軌道に乗せることができました。

6月からは他大学に先駆けて対面による実技レッスンを開始し、その後アンサンブルや実習系の授業にも対面授業の枠を広げました。後期も引き続きオンラインと対面の併用でやってきました。演奏会も、学内者のみという制限付きながら、行うことができました。

こうして、年末を迎えました。術科レッスン等はまだ継続しますし、学科についても一部の試験などが残っていますが、学科通常授業は終了します。この機会に、これまでのみなさんのご理解とご協力にあらためてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

残念ながら状況はなかなか改善せず、本学学生からも先週感染者が1名出ています。一層の感染対策に配慮しながら、学修を続けていただきたいと思います。

新年度も今と同様、オンラインと対面の併用で始めざるを得ませんが、ワクチン接種の開始などで状況が変わる可能性もあります。その際は迅速に新しい体制を整えることになるでしょう。

新しい年を迎えても、さまざまな制約は残りますが、みなさんがのびのびと学修を進めることができるように、大学はみなさんを支えていきます。
これまでの1年、ありがとうございました。来年も「アンサンブルのくにたち」で音楽をしましょう。

2020年12月21日

国立音楽大学
学長 武田 忠善

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