宮谷 尚実(MIYATANI Naomi)
主な担当授業
- ドイツ語(必修・選択上級)
- ヨーロッパの文学
- 宗教と芸術
所属等
職名:教授
所属:外国語科目
担当:ドイツ語
学位:博士(文学)
高校生のみなさんへ
ドイツ語の美しい響きと仕組みはドイツ語圏の音楽とつながっています。教養科目でも音楽との関連を意識した講義をしています。本学での学びを通して皆さんの音楽がさらに豊かになることを願っています。
研究テーマ
ドイツ語圏における言語思想。最近の研究テーマは、句読法を中心とした音声と文字の関係。主な研究対象は18世紀のハーマンやヘルダーですが、彼らに影響を及ぼした15世紀のルターや、18世紀の同時代人である文豪ゲーテはもちろん、中世から現代まで幅広く目配りをしたうえでの研究を心がけています。
略歴
立教大学でキリスト教を学び、その後、ドイツ文学研究に取り組む。バーデン・ヴュルテンベルク州政府奨学生、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてテュービンゲン大学に留学。2016年度にはフンボルト財団フェローとしてベルリンおよびコンスタンツに研究滞在。18世紀の言語と思想に関する著書や研究論文多数、受賞歴複数。おもな訳書にカウフマン『ルター』(教文館)、ヘルダー『言語起源論』(講談社学術文庫)。ドイツ語教育に関する論文も多く、スピーチ指導やビデオレターによる日独交流プロジェクトを継続。チェンバロと、ヘルダーやゲーテも愛好家として嗜んだ鍵盤楽器クラヴィコードをこよなく愛する。現在、国立音楽大学教授。