国立音楽大学

音楽科教育講座

講座紹介

【スーパーティーチャーによる音楽の授業に生かせる実践研修】
本講座では、音楽教育の理論と実践の最前線で活躍する先生方による、さまざまな分野の授業づくりの考え方や具体的なアイデアを実践的に学びます。授業改善に直結する具体的な視点と方法を、実感を伴って身につけることができます。学校教師の方はもちろん、多様な音楽教育の現場で活躍されている方々のご参加も歓迎いたします。

【本講座で身につく能力】
・様々な音楽授業の実践例をもとに、よりよい授業について考える力
・現行学習指導要領の趣旨を踏まえた授業を実践する力
・多様な視点から、すべての子どもが楽しめる授業を展開する力

講師:浅田裕、臼井学、後藤朋子、瀧川淳、平石孝太、館雅之、山崎朋子

日程と会場:8月20日(木)~21日(金)  新1号館、3号館、5号館、6号館 他

受講料:21,600円(学生6,000円)

定員:80名(予定)

スケジュール

  時間 内容、持ち物、その他 会場
8/20(木) 10:00~10:10
全体講習
オリエンテーション 「音楽科教育講座」の流れと受講上の留意点などについて、本学教員がお話しします。 5号館121室
10:10~12:00
全体講習
今、求められている音楽の授業(臼井) 次期学習指導要領改訂を見据え、平成20・21年改訂と平成29・30年改訂とのつながりを振り返りながら、現行学習指導要領の趣旨を踏まえた授業を行うために必要なポイントを再確認します。♪小学校または中学校学習指導要領(平成29年告示)解説音楽編、高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説芸術編のいずれかを参照できるようにご準備ください。 5号館121室
13:00~16:00
選択講習①
A.音楽の授業や教材研究に生きるICT活用法(瀧川) ICTが全国の学校に導入されて5年が過ぎ、音楽科の授業で活用できるアプリなどもずいぶん増えました。そこで本講座では、子どもの音楽的な学びを深めることに焦点を当てて、授業で使用できる、また教材研究に活用できるアプリを試しながら、その可能性を一緒に考えてみたいと思います。♪パソコンやタブレット端末など(インターネット接続が可能なもの)、イヤホン、もしくはヘッドフォンをご持参ください。 5号館219室
B.和楽器としての日本の太鼓(浅田) 日本の太鼓は、短時間で授業に活用できる魅力的な教材です。笛や鉦などと組み合わせたり、自由にアレンジを加えたりすることも可能で、児童生徒に創意工夫の幅が広い和楽器として取り組ませることができます。♪動きやすい服装と元気な身体をご準備ください。 新1号館030室
8/21(金) 09:30~12:30
選択講習②
C.4〜6年の歌唱の音楽づくり(後藤) 題材を見通した指導プラン、1単位時間の導入、展開、振り返り、主体的に友達と関わりながら展開する楽しい歌唱の授業について、みんなで考えていきましょう。実際に児童の立場で、活動します。♪動きやすい履き物・服装でお越しください。『歌は友達 6訂版(4または5でも可)』教育芸術社をご自身で用意ください。  新1号館135室
D.豊かな心を育む歌唱授業の取組の工夫(山崎)  小・中学生は音楽に対する感受性や発想力が豊かであり、父母との関わりや生活の中で歌や音を聴き、自ら歌う経験を通して成長していきます。学校では声や音、息を合わせて演奏する楽しさを学び、優れた楽曲を聴くことで耳や心が育まれます。しかし、実際の教育現場では時間に追われたり、誤りを正すことに偏ったりしていないでしょうか。専門性を生かして音楽の力を育てる授業や歌唱指導について、共に学んでいきましょう。 ♪当日は、「大切なもの」(混声3部および同声2部)(教育芸術社 中1教科書に掲載)、「空は今」(『山崎朋子 Original Songs 混声編 Vol.2』に所収)、「変わらないもの」『山崎朋子 Original Songs 同声編 Vol.1に所収』)をご自身で用意ください。 新1号館128室
合唱スタジオ
13:30~16:30
選択講習③
E.味わって聴く鑑賞授業づくり~子どもの感じ方を深める問いと対話~(館) 鑑賞の授業は、音楽を「聴かせる」ことが目的になりがちですが、問いや対話の工夫によって、子どもが音楽と主体的に関わり、自分なりの感じ方や考えを深めていく学習へと変わります。本講座では、「味わって聴く」鑑賞指導を視点に、子どもの感じ方を引き出し、豊かな学びにつなげる授業づくりについて考えます。 3号館212室
F.生徒が夢中になる「プレイフル」と「探究」の音楽授業(平石) 「音楽って役立つの?」約90%が「必要」と答えた実践から授業活性化のヒントを探ります。
①前半:プレイフル・ミュージック・ラーニング リトミック的活動を入口に、遊びながら心と頭で音楽の本質に迫る新しいスタイルを体験しませんか。
②後半:音楽と総合をつなぐ平和学習  ウクライナ芸術家来校や歌劇場の通訳経験から生まれた探究授業。紛争下の声から芸術の役割を問う教科横断の学びを考えます。
5号館121室

お申込みは専用フォームにて、6月2日10:00より受付いたします。

講師プロフィール

浅田 裕(あさだ ゆたか)

国立音楽大学教授(教職科目)。国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科修了。横浜市立公立学校非常勤講師、東京都公立学校教員、東京都教育委員会指導主事及び統括指導主事を経て現職。教育行政では、高等学校等における特別支援教育の推進や第46回全国高等学校総合文化祭東京大会の運営等に携わる。
民族歌舞団荒馬座準座員として、各地で日本の太鼓・歌・踊りの演奏や指導に取り組む。2025年8月には、ハンガリーで開催された第27回コダーイ国際シンポジウムで富山県民謡「こきりこ」ワークショップの笛を担当した。日本民俗音楽学会会員。

臼井 学(うすい まなぶ)

長野県公立中学校教諭、信州大学教育学部附属長野中学校教諭、長野県総合教育センター教科教育部専門主事、長野県中信教育事務所学校教育課指導主事を経て、平成 26 年度より 国立教育政策研究所 教育課程調査官、(併)文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、(併)文化庁参事官(芸術文化担当)付 教科調査官(平成 30 年度より)を務める。
令和2年度より信州大学教育学部附属長野中学校副校長、3年度より長野県教育委員会事務局 学びの改革支援課 教育主幹兼義務教育指導係長、5年度より同課 参事兼課長、令和7年度より長野県安曇野市立豊科南中学校長を歴任。
『中学校音楽 指導スキル大全』(明治図書)、『中学校音楽の「常時活動」アイデア大全』(明治図書)などの編著がある。

後藤 朋子(ごとう ともこ)

国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒。富山県出身。国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。現在、東京都日野市立平山小学校指導教諭。
ダルクローズ・リトミック国際大会、ハンガリー・コダーイ国際合唱指揮者セミナー、セゲド国際合唱指揮セミナーなどに参加。平成22年度文部科学省教員表彰。平成25〜令和3年度、令和6年度、NHK全国学校音楽コンクール小学校の部金賞。
自ら考え、主体となって音楽に取り組む子、生き生きと表現する子を育てることを目標に実践と研究に取り組んでいる。

瀧川 淳(たきかわ じゅん)

国立音楽大学教授。中高をカナダで過ごし、中学よりPCに親しむ。専門は、教師教育、ICTと音楽科教育、音楽アウトリーチ。全国各地において、ICTと音楽授業に関連した研修会の講師を務める。
明治図書より『1人1台端末でつながる!音楽授業のICT活用ハンドブック』(2022年2月)、『音楽×アプリ×授業アイデア100』(2023年9月)、『小学校音楽 ICT活用で実現する個別最適な学び×協働的な学び』(2025年5月)を編著として出版。

平石 孝太(ひらいし こうた)

洗足学園音楽大学次席卒業、モスクワ音楽院修了(ホルン)。サンクト・ペテルブルク芸術大学研修後、第13回WMC世界音楽大会(オランダ)の最高位クラスで第1等特別優秀賞受賞。第8回WASBE(オーストリア)、第14回ヤマハ新人演奏会に出演。モスクワ放送響や国内オケ、オペラ・ミュージカルで演奏。中日青年交响乐团北京公演助手、(株)ヤマハ管楽器インストラクター等を歴任、玉川学園中など全国で吹奏楽指導も行う。
中学校教諭に転身。横浜国大附属横浜中を経て、現在は大和市立光丘中学校勤務。日本音楽教育学会・日本音楽表現学会会員。APSMER2025(オーストラリア)、ISME2026(カナダ)での学会発表のほか、ウクライナ国立オデーサ歌劇場来日公演の通訳、教育出版の中学校音楽教科書『音楽のおくりもの』及び指導書の編集・著者を務める。

館 雅之(やかた まさゆき)

元横浜市立太尾小学校長。横浜市立小・中学校教諭、横浜国立大学附属横浜小学校教官を経て、横浜市教育委員会事務局指導主事。市内公立小学校2校の副校長を経て、平成27年度より市内公立小学校3校の校長を11年間歴任した。
令和2・6年度検定済教科書『小学校の音楽』(教育芸術社)著者。平成20年度告示小学校学習指導要領解説(音楽編)作成協力者。文部科学大臣優秀教員表彰受彰。公益財団法人「音楽鑑賞振興財団」研究委員。「オーナーシップを子どもに」を掲げた学びの創造を提唱。
横浜少年少女合唱団常任指揮者や創立60周年記念演奏会客演指揮を務めるなど、音楽文化の振興にも尽力している。

山崎 朋子(やまざき ともこ)

国立音楽大学で作曲・指揮・ピアノ・合唱を学び、作曲を中島良史、石井歓、石井亭の各氏に師事。卒業後は町田市立鶴川第二中学校、調布市立神代中学校、同第七中学校を経て、2023年3月まで調布市立第五中学校の東京都音楽科指導教諭として勤務。10年以上にわたり東京都および全国の音楽科教諭を対象に模範授業や指導を行い、全日本音楽教育研究会全国大会では4回にわたり公開授業を担当した。
作曲家・合唱指導者としても活躍し、「大切なもの」「絆」「幸せ」など小中学生向け合唱曲を中心に多数発表、作品は教科書や歌集にも掲載され全国で歌われている。校歌・学園歌の作曲や国内外での指導・講演、指揮活動を行い、現在は作曲家、指揮者、審査員、講師として幅広く活動している。

PAGE TOP

お問い合わせ・資料請求
学校案内、入学要項などをご請求いただけます
資料請求
その他、お問い合わせはこちらから