国立音楽大学

クラシックピアノ講座

講座紹介

22日(安井):演奏に関わる様々な問題について皆様とともに考え、音楽との関わり方を豊かにします。音は心を映します。技術的な問題も心の問題として美しく解決する方法を判りやすくお話しいたします。
23日(近藤):「ピアノ奏法再考~身体の使い方を中心に」身体の使い方に焦点を当て,公開レッスン方式で行います。ネイガウスや井上直幸をはじめ様々なピアノ奏法に関する文献、御木本メソッド、野口体操などを参考にしつつ、個人個人の多様な手の特質にも配慮し、豊かな表現につながる自然で柔軟な奏法を探ります。また作曲家や時代により求められる奏法も異なるため、作品のスタイルに即した、様式感のある演奏を探っていきます。

【本講座で身につく能力】
・作曲家が楽譜にこめた意図や、時代背景、様式を正しく解釈し表現する力
・演奏に関わる諸問題について考え、解決する力
・演奏において身体を自在にコントロールし、多彩な表現をするために多角的に考える力

講師:安井耕一(22日)/近藤伸子(23日)

日程と会場:8月22日(土)~23日(日)  新1号館142 オーケストラスタジオ

受講料:【レッスン受講】27,600円/【聴講】21,600円(学生6,000円)

定員:30名(聴講)/3名(23日レッスン受講)

23日の受講対象曲

【受講対象曲】10分程度の自由曲。ただし、下記から1曲選択を推奨します。
※受講の方は、暗譜で通せるよう準備してください。応募者多数の場合、曲目や時代区分を考慮して選考させていただきます。

<バロック>J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV772~801より任意の1曲,平均律クラヴィア曲集第Ⅰ巻,第Ⅱ巻BWV846~893より任意のプレリュード・フーガ
<古典派>ベートーヴェン:任意のソナタ全楽章
<ロマン派>ショパン:エチュードOp.10・Op.25より任意の1曲、バラード第1番~第4番より任意の1曲
<近現代>ラヴェル:ソナチネ全楽章、ドビュッシー: 喜びの島、アラベスク第1,2番、ベルク:ソナタOp.1、シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11

※聴講の方には、とりあげる曲目が決まり次第ご連絡いたします。

参考テキスト(現在入手困難なものも含まれます)

【書籍】
22日
トビアス(トバイアス)・マティ「ピアノ演奏の根本原理」(中央アート出版社)
エディト・ピヒト・アクセンフェルト「ピアノ演奏に寄せて、ブラームスからの提案」(全音出版社)

23日
ネイガウス「ピアノ演奏芸術」(音楽之友社)
井上直幸「ピアノ奏法」(春秋社)
御木本澄子「正しいピアノ奏法」(音楽之友社)
野口三千三「原初生命体としての人間」(岩波現代文庫) ほか

【楽譜】
23日
コルトーのピアノメトード(全音楽譜出版社)
ブラームス「51の練習曲」 ほか

スケジュール

  時間 内容
8/22(土) 10:00~11:30 西洋音楽における楽音とは 音の作り方
13:00~14:30 様々なテクニック的課題と、その音楽的解決法
演奏解釈について、知識、理解から共感へ
15:00~16:30 ピアノ教育における根本問題
8/23(日) 10:00~11:30 60分レクチャー、30分レッスン①
13:00~14:30 30分レッスン①続き、60分レッスン②
15:00~16:30 60分レッスン③、まとめ、質疑応答

お申込みは専用フォームにて、6月2日10:00より受付いたします。

講師プロフィール

安井 耕一(やすい こういち)22日

札幌に生まれる。道立札幌南高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。ピアノを横谷瑛司、水谷達夫各氏に師事。歌曲伴奏については戸田敏子氏の薫陶を受ける。1977年から85年まで西ドイツ、リューベック国立音楽大学にてコンラート・ハンゼン氏のもとで研鑽を積む。ハンブルクをはじめ各地で演奏会に出演する傍ら、同大学で伴奏講師も勤める。帰国後は札幌、東京などでリサイタルを重ね、室内楽、歌曲伴奏等活動を続けている。音楽工房“響”を主催し各地でセミナーや講座を催し若手の育成にも情熱を注ぐ。1993〜2007年まで東京藝術大学非常勤講師、2006〜2016年まで国立音楽大学・大学院教授を務める。

近藤 伸子(こんどう のぶこ)23日

東京藝術大学器楽科大学院博士課程修了。シュトックハウゼンのピアノ曲に関する論文と演奏で博士号取得。ドイツ学術交流会奨学生としてベルリン芸術大学へ留学、最優秀で卒業。A・シュナーベルコンクール最高位、ブゾーニ国際コンクール入賞、ウィリアム・カペル国際ピアノコンクール特別賞、文化放送音楽賞、文化庁芸術祭最優秀賞他、受賞多数。ベルリン交響楽団、東京交響楽団他多数のオーケストラと共演。現代曲にも意欲的に取り組み、「サントリーサマーフェスティバル」「東京の夏音楽祭」他に出演。1993年以降、20世紀のピアノ曲、J.S.バッハ作品、ベートーヴェン作品によるリサイタルシリーズを開催。これまでに「フーガの技法」(レコード芸術特選盤)「新ウィーン楽派ピアノ作品集」など4枚のCDをリリース。ピアノを君芳子、井上初子、御木本澄子、高良芳枝、安川加寿子、小林仁、クラウス・ヘルヴィッヒ、ジョルジュ・シェベック、室内楽をアンリエット・ピュイグロジェ、本庄令子の各氏に師事。現在国立音楽大学・大学院特任教授。
https://kondonobuko.net/

PAGE TOP

お問い合わせ・資料請求
学校案内、入学要項などをご請求いただけます
資料請求
その他、お問い合わせはこちらから