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名建築と学ぶ〜前川建築とくにおん
第二十一弾『銀杏寮 続き』

第八弾では銀杏寮の食堂をご紹介しましたが、今回は寮をご紹介します。既に2025年3月で閉寮しているため現在は使われていませんが、完成以来40年以上にわたって多くの学生たちを育ててきた貴重な前川建築です。

竣工は1983年。当時使用されていた第2上水寮、第3上水寮を後継する女子寮として建てられました。
建物はキャンパスの敷地内、新緑(秋には紅葉)のアプローチを通り抜けた先にあり、7階建てで約120名を収容することが可能です。

1室は4名の相部屋で、1人分のスペースにはそれぞれベッド、クローゼットに棚、机と椅子が設置され、現在は取り外されていますがそれぞれのスペースはカーテンによって仕切られていました。

各階の共用スペースにはテーブルや椅子、階によってはコピー機やテレビなどが設置されており、寮生の雑談やコミュニケーションの場として利用されていました。
寮生間の連絡は、この共用スペースに設置されたホワイトボードや壁の張り紙などで共有されていました。

何気なく置いてあるこの緑色の椅子も天童木工による質の高い椅子で、布部分は張り替えられているものの、竣工以来長く使用されてきたものです。

玄関の床には、他の前川建築にも多く見られる、縦向きと横向きのタイルが交互に並ぶ「網代貼り(あじろばり)」のスタイルが採用されています。

次回の配信は6月18日(木)を予定しています。どうぞお楽しみに!

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