名建築と学ぶ〜前川建築とくにおん
第十七弾『くにおんの家具(附属幼稚園編)』
今回は、第十四弾でご紹介した本学の附属施設、国立音楽大学附属幼稚園の家具をご紹介します。
第十四弾では園児サイズの可愛らしい椅子とテーブルをご紹介しましたが、これ以外にも、幼稚園内で利用されている多くの家具が、前川建築設計事務所の設計によるものです。
3枚目の写真は、各保育室前に設置されている下駄箱です。
一見普通の下駄箱に見えますが、実は、学年によって仕切りに違いがあり、年少組の下駄箱は1人1足ごとに縦の仕切りがあるもの、年中組は2人2足ごとに仕切りがあるもの、そして年長組は、縦の仕切りがなく広々とした下駄箱、という違いがあります。
写真は年中組の、2足ごとに仕切りがある下駄箱です。
これは当時の幼稚園の先生方の要望を下駄箱の設計に反映したためで、年少から年長にかけて、段々と整理整頓が自分でできるようになることを考えて作られています。
木製の傘立ても、幼稚園の新築に合わせて設計したもので、園児サイズの小さな可愛らしい傘立てです。
園内にあるくず籠は、本学の他の附属施設でも見ることができますが、写真のようにくびれのあるくず籠は、他の前川建築でも見ることができる特に特徴的なものです。
こうした家具の他にも、例えば園に入ってすぐの壁に設置されているコート掛けのようなちょっとしたものまで、いずれも前川建築設計事務所の設計によるものです。
このような家具の設計図も、建物の設計図と一緒に本学で大切に保管されています。
次回の配信は5月21日(木)を予定しています。どうぞお楽しみに!