名建築と学ぶ〜前川建築とくにおん
第十三弾『附属施設(小学校)』【後編】
前回に引き続き、国立音楽大学附属小学校の校舎をご紹介します。今回は校舎内の「カラフルさ」にご注目ください。
本学には2つの理科室、2つの音楽室、2つの造形室など、充実した教室が整っています。そしてそれらには設備の充実だけでなく、学校生活を楽しくするための工夫も詰まっています。
教室毎の色分け
例えば、1,2枚目の写真は第1理科室と第2理科室です。
それぞれ教室全体が青と緑で色分けされており、視覚的にも理科や実験のワクワクさを演出しています。
造形室にはカラフルな棚や設備が設置されており、思わず楽しいアイデアが浮かんできそうです。
カラフルな彩色の扉
廊下に並ぶ各教室の扉もカラフルに彩色されています。
前川建築に特徴的な色といえば、赤・青・黄色などがまず挙げられるように思いますが、この附属小学校の校舎内を歩いていると、その従来の特徴的な色だけにこだわることなく、子どもたちの学校生活を第一に考え、楽しげな配色がされていることに気づきます。
11室の個人レッスン室
音楽大学の附属小学校ならではの特徴として、音楽室とは別に、11室のレッスン室も備えられています。
全てのレッスン室に1台以上のグランドピアノが設置され、正課外での個人レッスン室として使われています。
図書館
図書館には授業内での調べ物やグループワークにも適した、六角形の大きなテーブルが用意されています。
採光の窓や吹き抜け
校舎内の随所に自然光を取り入れる採光の窓や吹き抜けが見られ、どこにいても明るく、開放感のある空間で学校生活が送れるように設計されています。
次回の配信は3月26日(木)を予定しています。どうぞお楽しみに!