国立音楽大学

武田 忠善 (たけだ ただよし)

武田 忠善(たけだ ただよし)

職名:学長・教授

所属:演奏・創作学科

担当:クラリネット

学位:芸術学士

プロフィール

1975年国立音楽大学卒業、その後フランス国立ルーアン音楽院に留学し巨匠ジャック・ランスロの許で研鑽を積み、同音楽院にて一等賞を得て卒業。1977年パリ・ベラン音楽コンクール第一位、78年第47回日本音楽コンクール第一位、続く第35回ジュネーブ国際音楽コンクールでは日本人初の入賞をはたし銅メダルを受賞する等、その才能を大きく開花させて楽団に躍り出た。他の追随を許さぬ自由で魅力的な独自のスタイルは、たちまち我が国最高峰のソロ・クラリネット奏者として評価され、その地位を不動のものにしている。
古典から現代音楽に至る幅広いレパートリーを持ち、楽器の可能性をも越えた甘美な音楽性とその妙技により多くの人々を魅了し続け、増々脂の乗った演奏で既に円熟の域にまで達しているとその人気も高い。
教育面においても、国立音楽大学教授、エリザベト音楽大学非常勤講師として多くの逸材を育てる他、2004年、2006年、2009年にはパリ国立高等音楽院教授ミシエル・アリニヨン氏の招きに応じて同音楽院において東洋人クラリネット奏者としてはじめて、マスタークラスを行う等、正当なフランス派を伝える事の出来うる数少ない演奏家、教育者として大いに注目されている。

授業への取り組み

1975年~77年にフランスルーアン音楽院においてジャック・ランスロ氏のもとで研鑽をみフレンチメソードをマスターした。帰国後演奏活動はもとより教育活動に力を注いだ、そのことはジャック・ランスロ氏の教えでもあった。特にフランスの作品の解釈においては海外でも評価が高く、2004年、06年、09年とパリ国立高等音楽院においてマスタークラスを行っている。
このようにいわゆるフレンチスタイルの奏法、解釈を中心に行うのが国立音楽大学クラリネット科の大きな特徴となっている。
個人レッスンに片寄り過ぎると楽器の奏法技術は上がるが、社会に出て何らかの形で(音楽界だけでなく)組織の中で活動する場合スムーズに適応できなくなる危険性がある、そこでアンサンブルの授業を重要視している、1996年より7年間北海道別海町、それ以来現在まで毎年山梨県甲府市において夏合宿を行い同オーケストラの定期演奏会にそなえている、これらの活動を通じて協調性、組織の中で個を活かすという人間教育にも力を注いでいる。

現在の研究テーマ・内容

長年ソロクラリネット奏者としての活動(2009年デビュー30周年記念リサイタルを行った)が中心であったが、近年室内楽(くにたちフイルハーモニカアンサンブル)、オーケストラ(くにたちフイルハーモニカ)活動にも力を入れ、楽器での対話はもちろんのこと人と人との交流を大切にしている。教育活動においてはフランス、シンガポール、韓国、台湾においてマスタークラス(演奏会も含む)を行う(2011年にはスペイン、アメリカでも予定されている)など海外での活動が増えている。こうして国立での研究活動を海外にも広めている。

主な研究活動

項目 著書、論文、演奏活動等の名称 単共の別 発行又は発表の年月(開催日時) 発行・発表雑誌、場所等の名称 概要
演奏 日本国立音楽大学台湾交流音楽会 2009年12月 東海大学、国立台湾師範大学 指揮:三浦徹、大澤健一。曲目/メンデルスゾーン:風の序曲、バッハ:トッカータとフーガ二短調、スミス:頂上を目指して、リード:アルメニアのダンス、ウィリアムズ:ファンファーレとアレグロ、ウェーバー:ソロクラリネットとバンドのための小協奏曲、バーンズ:幻想変奏曲、ハチャトゥリアン:ガイーヌ第一組曲、伊藤康英:台湾花束、兼田敏:日本のフォークソング組曲わらべうた、ウィリアムズ:イギリスのフォークソング組曲、リーマンス:ベルギー落下傘部隊の道のり。
演奏 武田忠善クラリネットリサイタル 2009年11月 紀尾井ホール 曲目/ラドミロー:クラリネットとピアノのためのソナタ、モンブラン:コンチェルトストゥック、ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲、メシアン:世の終わりのための四重奏曲。共演/徳永二男(ヴァイオリン)、藤森亮一(チェロ)、花岡千春(ピアノ)。
演奏 クラリネットジョイントリサイタル 2009年 9月 ソウル アートセンターリサイタルホール 曲目/ウェーバー:大協奏的二重奏曲、ミルッチオ:クラリネットのための第1狂詩曲、プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ、北爪道夫:連歌、ドビュッシー:クラリネットとピアノのためのソナタ。共演/ヨ・インホ(クラリネット)、天野佳子(ピアノ)。
演奏 クニタチフィルハーモニカーアンサンブル第7回定期演奏会 2009年 6月 東京オペラシティリサイタルホール 曲目/ジャック・イベール:3つの小品、ボフスラフ・マルティヌー:4つのマドリガル、カール・ライネッケ:三重奏曲、ヴィンチェント・ダンディ:サラバンドとメヌエット、カール・ニールセン:木管楽器のための五重奏曲。共演/立川和男(フルート)、杉浦直基(オーボエ)、霧生吉秀(ファゴット)、井出詩朗(ホルン)、小埜寺美樹(ピアノ)。
演奏 国立音楽大学ブラスオルケスター第49回定期演奏会 2008年 7月 東京芸術劇場大ホール 指揮:ドナルド・ハンスバーガー。曲目/バッハ:前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552「聖アンナのフーガ」、ウィテカー:金の光、ウィルソン:デイ・ドリームズ、ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のためのラプソディー、スーザ:スーザに敬礼!スーザのマーチ、ワルツ、ダンスによる組曲、パーシケッティ:ああ、涼しい谷間、ウィリアムズ:スター・ウォーズ。共演/国立音楽大学ブラスオルケスター。

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