国立音楽大学

草野 明子 (くさの あきこ)

草野 明子(くさの あきこ)

職名:教授

所属:演奏・創作学科

担当:ピアノ

プロフィール

東京に生まれる。幼少より母親に手ほどきを受ける。林美奈子氏、深沢亮子氏に師事。東京都立芸術高校音楽科ピアノ科を経てオーストリア・ウィーン国立音楽大学に留学、故E.ムラツエック教授、A.イエンナー教授に師事。在学中より演奏活動を行いウィーンにおけるリサイタルをはじめ、ORFでの録音、ウィーン室内合奏団との共演など多岐にわたる。1980年2月同校を最優秀賞を得て卒業。4月にデビューリサイタルを東京で開催。同年イタリアに渡り、S.ペルティカローリ教授に師事。イタリア各地で演奏会・テレビ放送、またイタリア学生コンクールの審査員を務める。1981年O.サントリクィド賞、1983年アテネ国際コンクール入賞、同8月イタリア・コンチェルト・オーディションで優勝。1984年アブルッツオ州音楽フェスティバルにてリストのピアノ協奏曲第1番を協演、TV録音を行い新聞などで好評を得る。1985年帰国。これまで18回の自主リサイタルを定期的に開催。レパートリーはイタリア近・現代の作品、ウィーン古典派、ドイツロマン派、フランス印象派などを中心として、また2008年より~2010年のシューマン生誕200年に向けて~「シューマンの情景」シリーズを開始、高い評価を得ている。国内ではオーケストラとの協演や地方でのリサイタル、アンサンブル活動及びNHK‐FMへの出演、また公開講座、公開レッスンの教授活動、コンクールの審査員、執筆活動、各種公開レッスン・講座での通訳などでも活躍中。1991年より定期的にイタリアでもリサイタル、テレビ出演を行い、1993年イタリアでF.トッツイ賞を受賞。2000年、2002年CD「ドビュッシー作品集」1&2をリリースしている。

授業への取り組み

膨大なピアノレパートリーから4年間でバロックから現代に至るまでの習得を目指し、作曲家とその時代様式、背景についての理解、またその作曲家の他のジャンルの作品への知識を持たせるという事を基本にレッスンを行っている。音楽の基礎(特にリズム感)、指の強化、奏法、脱力、構成、奏法と響きの関係についてなどに重点をおき、また曲へのイメージを抱かせ自分の音を聴いて弾くという表現能力を高める注意をしている。学生各々の個性を知り、自分の主張を音楽を通して表現に生かせるべく、作品の適正についても常に考慮している。

現在の研究テーマ・内容

〈R.シューマンのピアノ曲、室内楽曲、歌曲〉
2008年より開始した「シューマンの情景」シリーズではシューマンの初期から後期までピアノ曲のみならず様々な角度から追求している。Vol.1ではピアノ作品の傑作と後期に至るまでの作品、Vol.2では後期のピアノ作品と同時期の室内楽作品、同じ編成の室内楽で現代曲との対比、Vol.3ではシューマンの転機となる「歌曲の年」に至るまでのピアノ曲、結婚に際しての歌曲〈ミルテの花〉作品25を通して詩的表現の発展を研究している。

主な研究活動

項目 著書、論文、演奏活動等の名称 単共の別 発行又は発表の年月(開催日時) 発行・発表雑誌、場所等の名称 概要
学術論文 R.シューマン≪ダヴィッド同盟舞曲集≫作品6-初版と第2版の考察- 2008年4月 国立音楽大学研究紀要第42集 1837年に成立された≪ダヴィッド同盟舞曲集≫作品6は1838年の初版、初版の修正版を経て1850年から1851年にかけて改訂が行われた。10年以上の時を経て何故この改訂を行ったか、またそれぞれの版の相違点を分析、考察することにより演奏解釈に新しい視点を加えることを試みた。
演奏 第18回 草野明子ピアノリサイタル-2010年シューマン生誕200年に向けて-「シューマンの情景 Vol.2」 2009年9月 東京文化会館ホール 曲目:R.シューマン:天使の主題による変奏曲、幻想小曲集 作品111(以上ピアノソロ)。おとぎの絵本 作品113(ヴィオラ、ピアノ)、幻想小曲集作品73(クラリネット、ピアノ)。おとぎ話 作品132 (クラリネット、ヴィオラ、ピアノ)。G.クルターク:R.シューマンへのオマージュ 作品15/d(クラリネット、ヴィオラ、ピアノ)国立音楽大学個人研究費(特別支給)共同研究として受給。(共同研究者:本学客員教授 横川晴児)共演:店村眞積(ヴィオラ)、横川晴児(クラリネット)。
演奏 ドビュッシー・ピアノ作品集1 2000年5月 マイスター・ミュージック CD。収録曲/ ドビュッシー:前奏曲集 第2巻、版画、2つのアラベスク。千葉県君津市民文化ホールにて1999年9月に録音。国立音楽大学個人研究費(特別支給)受給。
演奏 Lanciano 夏の音楽祭 1984年8月 Lanciano(Italy)
Teatro Excelsior
イタリア国営放送(R.A.I) 録音。曲目/Liszt:ピアノ協奏曲No.1。指揮/Will Humburg。8月11、12日2夜公演。
演奏 Klavier Abend Akiko Kusano 1978年4月 ウィーン芸術大学フェスト・ザール(Austria) 曲目/Bach,Beethoven,Schumann,Rachmaninoff。

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