ブックタイトル国立音楽大学 大学案内 2017

ページ
7/100

このページは 国立音楽大学 大学案内 2017 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

国立音楽大学 大学案内 2017

32145FloorFloorFloorFloorFloorLibraryLibraryCollection for Organology,LoungeLibraryMusic Research Institute,Common Space広く、深く音楽を追究する機関と多目的に使えるコモンスペース5F 音楽研究所/コモンスペース4号館最上階には、音楽に関わる専門分野を研究する音楽研究所が入ります。音楽研究所は設立以来40年、さまざまな意義深い研究を積み重ね、音楽界に貢献してきました。2015年4月からスタートした「20世紀前半アメリカ音楽研究部門(通称ガーシュイン・プロジェクト)」では、文献・録音・映像などの資料や楽譜から広く20世紀前半の音楽文化を把握し、演奏実践に生かす活動を行っています。同じフロアには、多目的に使用できるコモンスペースも設置されます。中庭楽器の10分講座グループ視聴室展示室は2017年3月まで通常開館を実施しません。2017年4月リニューアルオープン予定です。 附属図書館には、音楽研究の上でたいへん貴重な、さまざまな楽譜や音楽文献が多数所蔵されています。代表的なのは、ベートーヴェン初期印刷楽譜コレクション約1,400点。ベートーヴェンの存命中、及び19世紀末までに出版されたもので、その内容は交響曲、協奏曲、室内楽曲、オペラ、ピアノ曲など多岐にわたります。このコレクションは、最も貴重とされる初版楽譜はもちろん、同じ作品の後続楽譜を多数所蔵していることが特徴です。後続の楽譜は誤植が正されていたり、タイトルや歌詞が変更されていたりするため、ベートーヴェンの楽曲を研究する上でとても重要な資料となります。また、交響曲を小編成の室内楽用に編曲した楽譜なども、非常に興味深いものでしょう。 このほか、1900年以前に刊行された楽譜のコレクション、1850年以前に刊行された音楽研究書とオペラ台本、19世紀初頭以前のイタリアオペラを中心とした筆写譜のコレクションなどを所蔵しています。日本の音楽では、江戸長唄など近世の邦楽を中心とした膨大なコレクション「竹内道敬文庫」も貴重なものです。貴重資料ベートーヴェンの初期楽譜コレクションだけでも1400点以上!くにたちの附属図書館が所蔵する貴重な楽譜・音楽資料のコレクション交響曲 第九番 ニ短調op.125L.v. ベートーヴェンMainz,Schott’s Sohnen,1826 初版5