ブックタイトル国立音楽大学　大学案内　2017

概要

国立音楽大学　大学案内　2017

音楽文化教育学科　Department of Music Cultures & EducationChapterIII65幼児音楽教育専攻Graduate’s Message 卒業生メッセージ澤村真理子さんSAWAMURA Mariko音楽教育学科 幼児教育専攻［幼児音楽指導者コース、リトミック指導者コース※］2015年卒業愛知県・名古屋市立北高等学校出身子どもの感覚や気持ちが理解できる保育士にくにたちはそんな思いを強くしてくれましたくにたちへの進学は、幼児教育と音楽の両方を学べることが決め手でした。専攻にあまり関係なくコースが選べることも、進路を一つに決めかねていた私には魅力でした。入学してみると、想像以上に幅広い分野の授業があってどれも楽しく、先生方もやりたいことに対して温かくサポートしてくださいます。また授業や、大学で出会った人々を通じて、さまざまな物事の考え方を知り、子どもの気持ちをもっと理解したいという思いが強くなりました。在学中、月2回子どもたちとのリトミックの活動をしていましたが、子どもたちが学校の担任の先生に嬉しそうに話しかけるのを見て、毎日子どもたちと接して信頼関係を築けることをうらやましく思い、この仕事を志しました。子どもならではの発想や考え方をくみ取り、子どもの気持ちに共感できる保育士を目指しています。現在、北名古屋市職員（保育士）※リトミック指導者コースは、2014年度入学生よりダルクローズ・リトミック専門コースとなりました。選出された3年生の役員を中心に、1月から企画会議に入ります。本年のテーマは「五感」に決定。上級生のアドバイスも参考に、役割分担を決めて、準備や制作を進めます。近隣の幼稚園・保育園・児童館宛に、手作りの招待状を準備します。一人3～5通くらいずつ担当し、思い思いに楽しくデザイン。こんなスキルも、先生になった時役に立ちます。コンピュータ音楽専修の人たちの協力で、プロジェクションマッピングを行いました。白い椅子に映像を写し、それに合わせた音楽をつけます。初めて見る映像に子どもたちも夢中。オリジナルの「幼教音頭」の旋律に、子どもにも踊りやすい振り付けを考えて、盆踊りを楽しみました。全学年で参加し、夏祭りムードが一気に盛り上がりました。武田 彩 さんTAKEDA Aya音楽教育学科 幼児教育専攻［幼児音楽指導者コース、リトミック指導者コース※］4年新潟県・県立十日町高等学校出身2015年の七夕祭毎年、幼児教育の学生が主体となって開催する「七夕祭」。今年60回目を迎える伝統のイベントです。子どもたちとの交流を深めることが目的で、学生にとっては実践的な勉強の場でもあります。2015年度は、前年を大きく上回る600名以上の方にご来場いただきました。毎年新しく設計・製作しているダンボール遊具や、手作り楽器、絵本の読み聞かせ、紙芝居、駄菓子屋などのほか、昨年はプロジェクションマッピングなど新たな試みも。「すべて手作り」が、七夕祭のいちばんの魅力です。今の自分たちの力を集めて、助け合いながら、イベントを成功させる充実感が味わえますよ。1 2 3 4七夕祭について教えてください。QUESTION Q遊具から招待状まですべて手作り全学年が協力して取り組みますA ANSWER企画会議招待状作り映像と音楽盆踊り