ブックタイトル国立音楽大学　大学案内　2017

概要

国立音楽大学　大学案内　2017

演奏・創作学科　Department of Performance & CompositionChapterII弦管打楽器専修Message上を目指す努力には応えてくれる環境があります大学で学ぶことで最も成長したと思える点は、「自分はなぜこのように演奏したいのか」ということを、和声や楽典の観点からより明確に説明できるようになったことです。作品の背景についての知識も深くなり、解釈の幅も広がりました。学内は明るくのびのびした雰囲気ですが、みな音楽に対しては真剣で、ちょっと立ち話のつもりがいつのまにか2時間も音楽談義……ということも。そんな意見交換も、よい演奏につながると思っています。将来はオーケストラ団員志望ですが、あえて、実技の時間もレパートリーも増やせるソリスト・コースを選びました。くにたちは上を目指す努力にも応えてくれる、そんな環境です。学生メッセージ伊藤 太郎 さんITO Taro演奏学科弦管打楽器専修（ヴァイオリン）4年東京都・国立音楽大学附属高等学校出身岩政 志穂 さんIWAMASA Shiho演奏学科弦管打楽器専修（クラリネット）4年神奈川県・県立川和高等学校出身人と一緒に音を作るのがオーケストラの面白さです普通高校からの進学なので、附属高校などから来た人に比べて経験が浅いことに、初めは劣等感を感じていました。でもソルフェージュなどはレベルごとにクラス分けされるので、無理なくがんばることができました。弦管打楽器専修は、同じ楽器だけでなくほかの楽器の人たちとのつながりが強いのが魅力。違う楽器の人と話をする中でいろいろな発見もあります。何より、友達との日常会話で音楽の話ができるのが、くにたちに入って嬉しかったことです。ソロで演奏するのにもだいぶ慣れましたが、やはり人と一緒に音を作る楽しみを味わえるのはオーケストラならでは。将来もオーケストラで演奏したいです。＊演奏学科 弦管打楽器専修は、2014年度入学生より演奏・創作学科 弦管打楽器専修となりました。弦管打楽器専修弦管打楽器ソリスト・コースオーケストラ定期演奏会｜2015年7月、サントリーホールにて、準・メルクル招聘教授の指揮による第123回オーケストラ定期演奏会が開催されました。ピアノ：小曽根 真教授オルガン：青田 絹江講師レナーテ・グライス＝アルミン教授フルート公開レッスン｜現在ドイツ・カールスルーエ音楽大学教授で数多くの国際コンクールの審査員を務めているアルミン教授。2015年は2回行いました。スロウィンド木管五重奏団公開レッスン｜スロヴェニア・フィルハーモニー交響楽団のソリストたちによるこの楽団は、現代のさまざまな作曲家とのコラボレーションによって次々と新しい可能性を切り開いています。ソロ・室内楽定期演奏会31