博士後期課程
設置の趣旨
国立音楽大学では「日本、アジア、世界のさまざまな音楽を知り、幅広い視野に立って日本における西洋音楽のユニークな展開を図る」という教育目標を掲げ、文化的アイデンティティを意識した研究・教育を行っています。
しかし今日、国際的観点から見ると、演奏家や作曲家には高度な演奏能力、創作能力を身につけると同時に、自己の演奏論や創作理論を構築、展開することが求められ、音楽学や音楽教育学の領域でも、国際的に有意義な問題提起のできる質の高い研究者を養成することが必要になっています。
このような状況の中で、国際的に活躍できる演奏家・作曲家や、自立して研究を展開することのできる音楽学者・音楽教育学者を養成し、我が国の音楽文化の進展に寄与するために、2007年度から本学大学院に音楽研究科博士後期課程が設置されました。
教育課程の概要
- 音楽研究専攻の中に、声楽研究領域、器楽研究領域、創作研究領域、音楽学研究領域、音楽教育学研究領域の5つの研究領域を置きます。
- 日本の近現代音楽をすべての研究領域で取り上げ、明治以降の日本人による西洋音楽様式で創作された作品の演奏論や、邦楽器を用いた創作などの研究を幅広い視点から領域横断的に行います。
- キャリア・パスとして、ティーチング・アシスタント(TA)の研鑽を積むことができるほか、1年次に「教授法」(選択科目、2単位)を開講し、高等教育の担い手をめざす手助けとします。
- 声楽研究領域、器楽研究領域、創作研究領域の研究指導については、それぞれ声楽、器楽、創作担当教員と音楽学担当教員の連携により、総合的な指導を行う体制とします。
- 修了要件については、3年以上在学し、必修科目を2単位、選択必修科目を1・2年次合計8単位、共通選択科目を2単位以上、あわせて12単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文等(研究領域により修了リサイタルまたは修了作品演奏会を加える)の審査および最終試験に合格することとします。
取得学位
- 博士 (音楽) Doctor of Musical Arts
- 博士 (音楽学) Doctor of Philosophy in Musicology
- 博士 (音楽教育学) Doctor of Philosophy in Music Education
声楽研究領域/器楽研究領域
創作研究領域
音楽学研究領域/音楽教育学研究領域